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オープン景気で一喜一憂は必要なし
 グランフロント大阪がオープンして3日間で100万人以上が来館したらしい。
神戸のハーバーランドにできたUMIE(ウミエ)は連日の超満員らしい。

たしか2年前の今頃もJR大阪三越伊勢丹は100万人くらい来てたよな〜、などと懐かしく思いだす今日この頃だ。
わずか半年ほどで客足が鈍ったのは記憶に新しいところだ。

そういえばハーバーランドもオープンしたころは人気スポットだった。
しかし10年前の時点ですっかり寂れており、平日昼間は神戸界隈に出かけた際の絶好の休憩スポットだった。
ガラガラで混んでいないから、カフェでもゆったり座れた。

ウミエのオープンによっての賑わいは時が遡った感じがする。

さて、このオープン景気はいつまで続くのだろうか。

オープン景気があってもダメになる施設は多いのだから、逆にオープン景気さえ無い施設はよほどダメだといえる。

ハーバーランドが寂れた理由の一つに「駅から遠い」というものがあった。
今回も駅の位置は変わっていない。さて、そのままでどれだけの期間、オープン景気が続くのだろうか。注意深くミーハーに騒ぐことなく見守りたい。

 2013/04/30 10:38  この記事のURL  /  コメント(2)  / トラックバック(0)

「初」だから報道が過熱する
 北欧の雑貨店「タイガー」をグローバルだというのはちょっと違和感がある。
内覧会にも出席したが、「タイガー」はヨーロッパ各国に出店しているがヨーロッパ圏以外には日本店しかない。
アジアにないのは仕方がないとしても北米にも出店していない。

ヨーロッパ圏はそれぞれ独自の国で各国同士が仲が良かったり悪かったりということもあるが、もともとローマ帝国をベースとしており文化的には各国共通の土台がある。もちろん習俗の違いはあるが、ずっと対応しやすい。

さて、グローバルブランドという話題だが、ユニクロは勝手にグローバルしていただくとして、他のチェーン店がグローバル化する必要があるのかというと個人的には疑問を感じる。
中国で800店近くを展開するハニーズが次の旗手というところだろう。

今日、グランフロント大阪がグランドオープンする。
ザラホームが話題だが、これは希少性という要素が7割くらいを占めるだろう。
現状、ザラホームは国内にはグランフロント大阪とららぽーと横浜にしかない。

H&Mだってフォーエバー21だって初上陸は報道が過熱した。
今月は大阪旗艦店ができたので報道が過熱したが、今後はどうだろうか?
別に彼らのスケール感云々に感動してマスコミは報道したりしない。マスコミが興味を持つのは「初」という要素が大半である。

H&Mは関西に3店舗オープンしたが、今年後半以降に4店舗目・5店舗目をオープンしたところで今年4月以上の注目は集められないだろう。
よほど大規模な旗艦店でも作るのなら話は別だが。

ゴールデンウイークにはグランフロント大阪はずいぶん混雑することが予想される。
しかし、JR大阪三越伊勢丹の例もあるようにオープン当初の混雑などは何の保証にもならない。
混雑が一段落するまで当分仕事以外では近づくことはない。
 2013/04/26 09:55  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

広告料金に頼らないメディア作りとは?
 一般紙、一般雑誌、業界紙などメディアの主な収入源は広告料金である。
これはウェブメディアも同じだろう。

広告料金をいただくがために、広告主への批判的な記事は書きづらいという弊害が発生して久しい。

業界紙はアパレルや生地メーカーへの批判記事が書きづらいが、アパレルや生地メーカーなどはどうでも良い極小広告主だと考える一般紙や経済誌は批判記事を書く。
それによっていろいろな軋轢が水面下では生まれていると推測されるのだが、傍から見ている当事者ではないアパレルや生地メーカーは、批判記事を掲載するが故に一般紙や経済誌を信用し、業界紙に対しては眉毛に唾をつけている。
何とも奇妙な逆転現象を目にすることがしばしばある。


そういうことを考えると、広告料金に頼らないメディアの仕組みというものが必要なのではないだろうか。

それが理想的ではあるが、じゃあ実際にどういうシステムにすれば良いのかということが具体的に考え付かない。
業界メディアに染まりすぎたせいかもしれない。

もし、良いシステムを考え付かれた方がいらっしゃったらぜひともお知らせいただきたい。
 2013/04/25 10:07  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

世渡りの上手い人
 仕事柄様々な経営者と会う機会に恵まれている。
これまでお会いした経営者の中には残念ながら倒産したり廃業したりした会社も多い。

ご自分のことは後回しにして、従業員の再就職に最後まで尽力なさった方もいる。
不運にしてビジネスは成功されなかったが、尊敬に値する方だと思う。

一方、ごく少数の経営陣(2,3人レベル)の一角にありながら、自社が倒産する直前にさっさと部長待遇程度で同業他社に転籍した方もいる。
世間的な世渡りは上手いとは思うし、そういう狡すっからい人の方がビジネス的に成功しやすいのだろうとは思うが、個人的には好きになれない。

筆者に好かれたところで何のメリットもないので、彼らからすればどうでも良い話である。

そんな人が転籍先でまた社長になったり経営陣に食い込んでいたりするとその会社は大丈夫かな?と思ってしまう。

そんなことをつらつらと思ってみたりした。
 2013/04/24 10:15  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

主観的すぎると伝わらない
 「数字でしか評価されないのは間違っている」

そう主張する若手がいるのだが、言いたいことはわかるが、大多数の人間が何かを判断する際には何かしらの基準が必要となる。
だから視聴率も偏差値も決算業績も必要な物差しである。

採算度外視で己の好きな物を作ると言う道は否定しない。しかし、それを理解しない社会がオカシイというのはいただけない。

とはいえ、過度に数字のみを評価されるというのもそれは違うと思うが、このあたりは評価する人のバランス感覚になるので一律に明文化するような作業は無理だろう。

長らく報道する側にいると、以前よりは「数字」で評価される部分は減っていると思う。
売上高が少ないブランドが紙面をにぎわせたりしているのはその例だろう。
ただ、そういうブランドは世間に対するアピールが上手い場合が多い。

伝え方が上手いと言えば良いのだろうか。

報道にアピールする際に「あまりにも主観的すぎる」ことはマイナスとなる。
かつて、所属した会社がポロシャツを製造した。
ポロシャツをアピールする文言を社員がいろいろと作らされたのだが、感覚派の経営者が「こんなのダメ」と言って、すべて自作してしまった。
感覚派の経営者が作った文言が「すごくすごく良いポロシャツです」というものだ。

彼の思いの丈かも知れないが、ほとんど他人には伝わらなかった。

これが「主観的すぎる」悪例とえいるだろう。

もう少し、どう良いのか、素材なのか、縫製なのか、をキチンと説明すべきだったと思う。

「ぼくらの素敵なモノ作り」をアピールすることはけっこうだが、ただそれだけでは何も伝わっていない。もう少し客観的に言わないと他人にはまったく伝わらない。
 2013/04/23 10:35  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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