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手持ち時間は残りわずか
 先日、小島健輔さんが、JR大阪三越伊勢丹の2012年5月〜12月の売上高を204億円強としておられたが、このペースだと今年4月末までの売上高は300億円に届かない可能性もでてきた。

そうかと思えば、昨日、JR大阪三越伊勢丹を運営するジェイアール西日本伊勢丹が94億円の債務超過に陥ったという記事が掲載された。
http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013013001001918.html

同じ会社が運営するJR京都伊勢丹は売上高600億円台と堅調なので、原因はJR大阪三越伊勢丹の不振であることは明らかであろう。

これではとても「自主編集売り場が定着するまで頑張る」などとは言えない状況になってきた。客層も客数もちがう新宿本店流が他の地域でそのまま通用するとはとても思えなかったのだが、早急なテコ入れが必要となっている。

これで4月にグランフロントが開業すればどうなるだろうか。

考えるだに空恐ろしい。

一般紙などではグランフロント開業でうめだ阪急に影響があるのでは?という論調を見かけるが、うめだ阪急よりもJR大阪三越伊勢丹を心配してあげるべきだろう。

JR大阪三越伊勢丹の手持ち時間は残りわずかである。
 2013/01/31 09:00  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

同じような物なら安く買おう
 展示会ベースで商品を見せていただけるのも善し悪しである。
展示会というと、自社ホールだったり貸しホールだったりするが、周囲の造作が甘いと、単に商品を陳列しているだけになってしまう。
かと言って周囲の造作に凝り過ぎてしまえば、展示会費用がハネ上がってしまう。

昨年秋から断続的に各レディースブランドの今春夏企画を拝見させていただいている。
そこそこ有名なブランドからそうではないブランドまで種々雑多である。

それを見ての感想だが、トレンドソース、マーケット情報ソースが各社同じであるため、割合に似たアイテムが展示されている。
明るい色で溢れているが、アクセントカラーまで同じである。
オレンジ、黄色、グリーン。

各社が似てしまうのは仕方がないといえるが、単に商品を並べただけの状態だと、そのブランドの持つ世界観はあまり伝わらない。
そうなると、似たようなアイテムを選ぶ側としては、値段比較だけで買いつけることになる。

多分、店頭で購入する消費者も同じだろう。
物ありきで店作りをすると、結局消費者は値段比較だけで購入することになる。

同じようなビタミンカラーのトップスなので、一番安いブランドで買いましょう。となる。
アイテムが同質化するのは仕方が無い側面があるにせよ、見せ方や店作り、ブランドとしての立ち位置などをはっきりさせないと、ますます価格競争するほかなくなる。


 2013/01/30 11:03  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

ハードの性能を上げてもソフトが・・・・
 相変わらずテレビの売れ行きが不振だと報道されている。
が、当たり前の結果なので驚くには値しない。

家電メーカーは売れ行きを回復させるために値段を安くしたり、画像の鮮明度を向上させたりすることに躍起である。挙句の果てにはナノイー機能搭載とかわけのわからない機能まで上乗せしている。
無駄な努力である。

テレビが売れないのはそれが各家庭に行き渡ったこともあるが、放送されている番組の大部分がくだらなくてつまらないからだ。
つまらない番組を鮮明な画像のテレビで見ても意味がない。
ひな壇に並んだ中途半端な芸人の顔を鮮明な画像で見る必要はまったくない。
ましてや3Dなどまったく必要ではない。

おもちゃメーカー大手にバンダイというところがある。
バンダイの事業の一つの柱にガンダム関係のグッズやプラモデルがある。
さて、ガンダムというアニメーションを製作しているのはサンライズ(旧社名:日本サンライズ)であるが、現在はバンダイの子会社となっている。

バンダイは有力コンテンツであるガンダムの番組制作会社を買収したのである。

これによって、ガンダムはバンダイの意向に沿ったプロモーションロボットアニメになってしまったのだが、バンダイのビジネスにとっては有効な手段だっただろう。

今となっては遅すぎるのだが、バンダイとサンライズの例に倣って、金が有り余っていたころに家電メーカーがテレビ局を買収してしまえば良かったのだ。
パナソニックが日本テレビ、ソニーがフジなどというように。

そうすればテレビ受像機の売り上げに直結できる番組制作が可能になったかもしれない。

いくら受像機の性能ばかり向上させたところで、そこで放映されるソフトがクソつまらないものなら意味がない。テレビ受像機を購入する人は、受像機自体が目的ではなく、そこに映る番組を見るために購入するのである。

 2013/01/29 10:00  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

厳しい寒さで本来の役割を取り戻した
 先日、スポーツウェア関係者に聞いたところによると、今冬の厳しい寒さで厚手のダウンがよく売れているという。その理由は「ウルトラライトダウンでは寒い」というものである。

街ゆく人々を見ていると、年配の男性がときどき、ウルトラライトダウンの上から厚手のブルゾンを羽織っている。
暖冬ならウルトラライトダウンでも良いが、厳しい寒さだとアウターにするのはつらいということである。
もともとウルトラライトダウンはインナーダウンとして開発された商品をユニクロが独自にブラッシュアップした物だ。
それを何故アウターとして販売したのかわからない。暖冬が続いていたからこれで良いと思ったのか、ユニクロが無知だったのか、はたまたその両方なのか。

しかし、今回の厳しい冬の寒さがウルトラライトダウンに本来の役割を取り戻させてくれたようだ。
 2013/01/28 10:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

紙に書くことにこだわる必要はない
 1月9日付の朝日新聞社・木村伊量社長の新年挨拶が話題となっている。

「若者に紙は届かない」「デジタルに対応できない記者は仕事を失う」
http://d.hatena.ne.jp/edgefirst/20130117/1358380296


思想的にまったく好きではない新聞社だが、この挨拶文には賛成したい。

多くの業界関係者もお気づきだと思うが、速報性という部分では紙媒体はネットにはかなわない。記者会見の何時間か後には、ネットに速報が上げられている。
一般記事ばかりではなく業界記事も同じだ。

ならば紙の新聞としては詳細な解説記事を後追いで掲載するしかない。
そういう使い分けを記者や新聞社ができるなら良いが、この木村社長が指摘されるように

新聞の締め切りは朝刊、夕刊の2回ではなく、24時間です。厳しい言い方になりますが、紙媒体に書くことだけこだわる記者は数年後には仕事がない、くらいに思っていただかなければなりません。

という記者は数多くいる。
とくにベテランにそういう傾向が強いのではないかと感じられる。

けっしてデジタル礼讃ではない。
しかし、「やっぱり紙やで」というこだわりはあまり意味がないとも感じる。

翻って業界紙を考えてみたい。
デジタル化が進んでいる媒体はほとんどない。
はっきり言って一般紙よりも遅れているのではないかという印象がある。
愛着のある媒体が多いだけに先行きに何とも不安を感じてしまう。


 2013/01/25 10:30  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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