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ゼビオ都心店の英断
 樋口尚平くんも先日のブログに上げているが、
ゼビオの複合店がヨドバシカメラ梅田店にオープンした。

国道沿いの郊外店が多かったゼビオとしては初の都心店である。
ここからは樋口くんの解説である。

スポーツ用品の中でも
ランニング、ゴルフ、アウトドアの3つのラインに特化しているという。
この3つは、今、もっとも一般消費者層も取り込めるスポーツのジャンルである。
山ガールとかナンチャッテランナーのようなライトユーザーが数多く見込める。

本格的な用具が必要となる野球やサッカーなどを導入しなかったのは賢明な判断だろう。

さて、以前、同じ都心商業施設である「なんばパークス」にスポーツ用品店「スポーツオーソリティ」が出店したことがある。こちらは敢え無く撤退している。

その原因として、スポーツの全ラインを置いたことが挙げられる。
買いものをするには都心店なので仕事の行き帰りに立ち寄れて便利なのだが、洋服店以上に荷物がかさばる。
かさばった荷物を両手で下げたまま、多くの人は電車で帰宅せねばならない。

郊外店なら自動車のトランクに放り込めばお終いである。

このため、オープン当初は話題となったが、客足が伸びずに撤退した。

今回、ライトユーザーの多い3つのラインに絞り込んだゼビオは英断である。
さらにあまりかさばらない中小用具だけに絞ればさらに完璧だろう。

これが上手くいけば、都心に空きスペースが増えている昨今、ゼビオの都心店がさらに増える可能性がある。
 2012/02/29 10:09  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

iphone使用1ヶ月経過
iphoneを使って、はや1ヶ月が経とうとしている。

使用した感想は一長一短あるなあ。である。
一番便利だと感じたのは徒歩での地図機能である。
徒歩のカーナビみたいなものを想像していただきたい。

筆者は筋金入りの方向音痴である。
最近は少し改善されたが、気を抜いていると必ず逆方向に歩き始めている。
そういう者にとっては、かなり便利な機能である。
ちなみに、位置情報は常にオフにしており、地図を見るときだけオンにする。
別に常に個人情報を晒す必要などまるで感じない。


あとは、うーん。
PCのサイトも見られるようになったことくらいだろうか。

メールははっきり言って打ちにくい。
慣れていないからかもしれないが、タッチパネルでメールの文章を打つのは時間がかかりイライラさせられる。フリックを覚えるのにはもう少し時間がかかりそうだ。
テンキ―の方が断然打ちやすい。

従来の携帯をガラケーと呼ぶことには抵抗感がある。
ガラケーで困ったことはほとんどない。
地図機能がないことと、PC用のサイトが見られないことくらいだろうか。


知り合いは「ガラケーとタブレットの組み合わせが最強」という。
その言葉には賛同する要素もあるが、個人的には文章を打つことが多いので、タブレットよりは軽量ノートパソコンの方が打ちやすい。

1ヶ月使用してみて、ガラケーと軽量ノートパソコンの組み合わせが最も使い勝手が良さそうだと感じている。

だいたいスマホ、スマホ言っているが、真にスマホの機能が必要な人間がどれくらい存在するのだろう?筆者を含めてほとんどいないのではないか。

ここらで一発、ものすごいハイスペックな「ガラケー」を開発してもらいたいものである。
 2012/02/28 10:02  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

3月末まで縫製工場は満杯
 現在、春先に向けて国内工場のキャパシティは満杯である。
これはボトムス、布帛トップスともにということらしい。

布帛トップス(おもにシャツ類)を手掛ける某OEM事務所の社長によると
「現在、工場のラインは詰まっており、最速でも納期は3月末以降」という。
さらにこの社長は「個人的には、今後も生産ラインがタイトな状態が続くのではないか」と見ている。

その理由として「中国の人件費が年々上がっており、中国で縫製するメリットを感じなくなっているブランドが多い。そこにきて、この10年で日本国内の縫製工場は減少している。今、こうして話ししている間にも縫製工場は減っており、受け入れ先が年々無くなっている」という。

この社長が取り組んでいる工場には、毎月ある程度コンスタントに生産を依頼していることから、この事務所の注文を優先的に受けてもらえるそうだ。
そういえば、ジーンズのOEMを手掛ける友人も毎月、一定数量の受注を国内工場に流し続けている。こうすることで、混雑したときでも優先的に注文を受けてもらえるそうだ。

スポットとして一時期だけオーダーを入れるようなブランドは、彼らの工場からはオーダーを断られている。
目先の利益に目がくらんで、毎月のお得意様よりスポットの大量生産に飛びつく工場も世の中には無きにしもあらずだが、そんな工場からは毎月のお得意様は離れていく。

苦しくとも一定数量を工場に発注し続ける彼らもエライが、彼らの義理に応える工場も評価したい。

こういう義理を欠くようになれば、単なるマネーゲームと同じである。
マネーゲームがしたいなら金融かIT業界にでも転身すれば良いのである。
 2012/02/27 10:06  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

短期間の段階的消費税引き上げは無意味
 年初の朝日新聞の一面に「民主党マニュフェスト全滅」という記事が掲載された。
まあ、朝日新聞が伝える通り、民主党が政権獲得時に掲げたマニュフェストは全滅している。「ガソリン値下げ隊」も自然消滅である。おそらく、同じメンバーが結成した「電気料金値下げ隊」もひっそりとこっそりと自然消滅するだろう。

さて、マニュフェスト全滅の一例として消費税増税が取りざたされている。

個人的には消費税増税はやむなしの部分があると思うが、その前にマニュフェスト撤回なり謝罪なりが先だろうと思う。

この消費税増税の方法だが、非常に非効率的で経済活動に悪影響を及ぼすのではないだろうか。

段階的に8%から10%へと引き上げるという。
そして、その8%から10%へ引き上げる期間はたった1年2カ月ほどしかない。

簡単に「消費税引き上げ」というが、多くの場合POSレジを使用しているため、プログラムの書き変ええが必要となる。これには膨大な人出と時間とコストがかかる。
一旦書き変ええたものをまた、1年後に書き変えなくてはならない。
これほど非効率的で非経済的な行為もない。
かつて取りざたされた「2000年問題」並みの手間とコストがかかるだろう。


またそれに伴って値札も印刷し直さねばならないし、値札の付け替えもしなくてはならない。
印刷は機械がするが、値札を付けるのは手作業である。

ピストルみたいな機械でパチンパチンと一つ一つとめていく。

それをたった1年後にまた付け替えねばならないとなると、店舗側やメーカー側の負担はどれほどのものになるのだろうか。
消費税率を上げるなら一挙に10%にした方が良い。8%にしてから1年後に10%にするというのは小手先のごまかしで、なんのメリットもない。

政府にはご実家がイオンを経営している閣僚がおられるが、ご実家の商売を考えれば、とてもじゃないが、8%に増税したわずか1年後に10%に引き上げるなどという案が出てくるはずがないと思うのだが。
 2012/02/24 09:22  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

企業の栄枯盛衰は一瞬のもの
 旧聞になるが、昨年12月にこんな記事が掲載された。

クリムゾン、3億3300万円の資金調達=債務超過回避で
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201112/2011120900785

 クリムゾンは9日、第三者割当増資などで3億3300万円の資金を調達すると発表した。同社は今期決算の第3四半期決算で債務超過に陥ったため、今期末での債務超過を回避する狙い。

とのことである。

これを読んで感じたのは、企業の栄枯盛衰は一瞬で逆転してしまうということ。

クリムゾンはPIKOやタウン&カントリーといったサーフ系のTシャツブランドを所有しており、量販店やジーンズカジュアルチェーン店に展開していた。
2005年ごろまでこの世の春を謳歌しており、テレビCMをバンバン流して、キムタクや坂口憲二さんなどの人気俳優を起用し続けていた。

それからわずか2年後に

クリムゾン、在庫評価額を過大計上(日経新聞2007/10/02)

という事件を起こす。

05年7月中間期以降の決算
 カジュアル衣料販売のクリムゾンは二日未明、過年度分の決算で不適切な会計処理があったと発表した。実際には存在しない在庫を不適切に計上したり、倉庫在庫の価格を水増しするなどして、在庫評価額を過大計上していた。監査を担当する新日本監査法人の指摘を受け、弁護士などで構成する第三者委員会が調べた。業績目標を達成するため、担当取締役の了承のもと在庫集計を操作していたという。
 不適切な会計処理は二〇〇五年七月中間期以降の決算で行われたという。取締役会で担当取締役の解任を決議した。


http://r-data.jp/archives/2007/10/20071002.html


そこからクリムゾンの売上高は転落の一途をたどり、昨年末には「債務超過」ぎりぎりにまで追い込まれてしまった。

2006年1月期には185億8900万円の売上高があったが、
2011年1月期には売上高49億1100万円にまで縮小してしまう。


わずか5年で、4分の1強にまで縮んだことになる。

今、わが世の春を謳歌しているブランドやショップもいつ何時衰退するかもわからない。
現時点での企業成績などまことに儚い。
それをカサに着てスタッフが居丈高にふるまったり、その企業に対して必要以上に媚び諂うことなど、実に虚しい。



 2012/02/23 10:15  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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