« 2009年09月 | Main | 2009年11月 »
9800円ラインの再構築
 ウィゴーに売却されたドゥニームの新体制が先日、繊研新聞に掲載された。

ドゥニームの「顔」だったデザイナー、林芳亨さんの去就が個人的には気になっていた。
つい最近、直接話すことができてお聞きしたら、退職されたとのこと。
「これからは、一人でがんばりますわ」と笑っておられた。

いろいろな話が持ち込まれているようなので、また何らかのブランドにかかわっていかれるようだ。

いろいろと林さんなりのジーンズ業界へのお考えも聴けたのだが
「大手ナショナルブランドの落ち込みが止まっていない。しかし9800円ラインを欲しいという消費者はそれなりにいる。そういう消費者を吸収できるブランドを作ればそこそこのビジネスになるのではないか。ただし売り上げ規模は10億円内外が適正規模」とおっしゃっていた。

これからのご活躍に期待したい。
 2009/10/30 08:33  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

10月も苦戦傾向
 なんとなく9月は、全般的な店頭の売れ行きはましだったと聞いているが、10月は、またかなりの苦戦状態にあるという。

10月20日締めで発表されたジーンズメイトとライトオンの月次売上は相当に厳しい。
すでに各新聞では報道されているが、
ライトオンが既存店19・8%減、
ジーンズメイトが既存店20・5%減
となっている。

ライトオンはPBのニューシャイニーデニムが8万本を売り上げているが、
そのほかのアイテムは洗えるダウン「XーWASH」を除いては苦戦したという。

両社とも既存店客数を見ると
ライトオンが7・6%減、ジーンズメイトが5・7%減と売上高ほどには減っていない。
客単価の下落が大きいということだろう。

この2社だけで業界を語るのは危険だが、
消耗戦はまだまだ続きそうだ。
 2009/10/29 10:05  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

洗い加工場の共和が事業を停止
 旧聞になるが、9月30日で、児島の洗い加工業、共和が事業を停止された。
共和の福岡社長には、繊維ニュース在籍当時に何度も取材でお世話になった。
事務所は閉鎖されているようで、電話もつながらなかった。
この場を借りて「長い間お疲れ様でした」。

10年くらい前まで洗い加工業は、リーバイスが西江デニム、エドウインが豊和、ボブソンが晃立、ビッグジョンが吉田染工、ラングラーが共和という風にブランドごとに担当する洗い加工場が明確に分かれていた。
現在はこの図式はある程度崩れているのだが。

ラングラージャパンがVFジャパンになり、そのVFジャパンも解散したことで、共和は苦しい立場に立たされた。
その後、中堅メーカーの帝人ワオと東京・関西のSPAブランドなどの洗い加工を引き受けておられたのだが、その帝人ワオも2008年末で解散してしまった。

事業を停止する経緯はさまざまにあったのだろうが、大口の取り組み先が相次いで解散したことは痛かったに違いない。
 2009/10/28 08:50  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ベストジーニスト補足
 先日、日本ジーンズ協議会の顔見知りの関係者から
ベストジーニストの選考について詳細を伺った。
「芸能雑誌や週刊誌などでヤラセ疑惑と言われているが、一切操作をしていない」とのことだった。本当に一般投票のみを集計しているそうである。

ただ、一時期に比べて投票総数は低下傾向にある。
それは個人情報保護法などを考慮して、ジーンズ専門店などが以前ほど積極的に投票用ハガキを配らなくなったためだ。
投票のメインは携帯とPCからのウエブ投票がほとんど。

個人的見解としながらも
「今回の2人に投票が集まった理由はわからない。
投票者には抽選で景品が当たるが、それは1位の人物に投票した人の中から抽選されると思われている節がある。それで自然と昨年1位に投票が集まるのかもしれない。
実際は投票者全員に抽選される権利があるのだが」と説明してくださった。
それと「一部、組織票はあるだろう(笑)」とも。

ご指導ありがとうございました。

 2009/10/27 10:11  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ユナイテッドアローズで繰り返される誤表記
 10月23日、ジーユーのジーンズが誤表記をしていた問題で、消費者庁と経済産業省は改善を指示した。との報道を毎日新聞が掲載した。
綿・レーヨン・ポリエステル混のジーンズを綿100%と表記していた。その何日か前にも子供のルームウエアセットで誤表記があった。

誤表記が良くないことは自明の理なので、この報道、行政措置も仕方がないかなあと思う。
しかし、ジーユーはこの2件で大々的に報道され、行政から指導を受けてしまったがなんだか「有名税」のような側面も感じてしまう。
毎日新聞の同日記事では、ジーユーのついでに子供服のティンカーベルも同様の改善指示を受けたことが記載されている。

ジーユーの何十倍も誤表記や製品不具合を連発しているのに
報道もされず、行政措置も行われないユナイテッドアローズには疑問を感じる。

http://www.united-arrows.co.jp/info/index.html


上のアドレスで確認いただければわかると思うが、
2009年2月から10月までで30数件の誤表記・製品不具合・原産国表示間違いが報告されている。
原因は挙げられていないが、8か月間まったく改善される気配も見えない。
ジーユーやティンカーベルの件も行政措置やむなしの側面はあるとはいえ、この2社をはるかに超える悪質さである。
これは即座に行政措置をすべきではないだろうか?
一般紙は大々的に報道すべきではないだろうか?

ジーユー、ユニクロを含むファーストリテイリンググループは業績の好調さもあって世間の注目を集めている。記事にしたい気持ちもわからないではない。
しかし、真に報道されるべきはユナイテッドアローズで繰り返される誤表記・不具合である。
経済産業省、消費者庁も改善命令を出すべきだろう。

ジーユーだけを指導するのは行政の完全な片手落ちである。
 2009/10/26 09:32  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

| 次へ
プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

リンク集
最新コメント

異常なファックス信仰 (2017年11月16日)
Pearl
いい服を作っても売れません (2017年08月12日)

その親心は間違っている (2017年08月07日)
ボーダーさん
ユニクロか百貨店か (2017年08月02日)

こんな噂が (2017年07月31日)
洋服屋
いい服を作っても売れません (2017年07月30日)
RUBY
地元のヤンキー集団か? (2017年05月26日)

丈の長さは変わっていない (2017年05月25日)
TT
閑古鳥が鳴く (2017年05月22日)
最新トラックバック
服の歴史は繰り返す (2012年11月11日)
中流の崩壊 (2010年11月17日)
カイハラ  (2010年09月29日)
おそろしいのです (2010年08月22日)
若者のジーンズ離れ (2010年06月16日)
クロックス更新 (2010年05月30日)
更新順ブログ一覧
最新記事
月別アーカイブ

http://apalog.com/minami/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパログ携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード

当ブログ内の全ての文章・画像・映像の無断転載・転用を禁止します。