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エドウイン、リーバイスが最大6割引き
 ジーンズメイトで990円に値下げした「RUSS-K」「タウン&カントリー」トップスをいつも購入している。(笑)

9月も「エドウイン」「リーバイス」のジーンズを30〜60%値引きして販売している。もちろん1990円ジーンズも継続中だ。
この姿勢は、デフレ傾向に積極的に対応した激安商品である。しかし、ユニクロをはじめとする低価格ブランドにメーカー品を仕入れて格安で販売するという手法で対抗できるのかどうか、個人的には疑問を感じる。

ジーンズメイトの売上高は177億円。小企業ではないが、決して大企業ではない。
ライトオンやポイントの6分の1くらいの売上高である。
この規模で、メーカーブランドを仕入れて値引きして販売するというビジネスモデルがどこまで続けられるのだろうか?

ご存じのとおり、低価格品で利益を得ようとすると、メーカー品を仕入れるのではなく、自社企画品でコストを削減するのが常道とされている。
自社企画品はロットが大きくなれば大きくなるほどスケールメリットがある。
現在の177億円という規模では自社企画品を生産するにしてもスケールメリットはあまりない。

メーカー品を仕入れて格安販売していることに対して、当初は「消費不振に対する打ち上げ花火だろう」と勝手に想像していた。しかし、これが積極的に継続されている。

格安販売の値引きが今期の赤字幅の拡大の原因である。値引き販売を継続するということは、これからも薄利を続けるということである。
どのように黒字転換するつもりだろうか。



 2009/09/30 08:02  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)

ライトオンの8月期決算は大幅減益
 ライトオンの2009年8月期決算が発表された。
微減収大幅減益だった。

売上高1006億600万円(前年同期比3・5%減)
営業利益27億7500万円(同50・5%減)
経常利益27億4700万円(同50・8%減)
当期利益8億4900万円(同65・7%減)

利益は半減したが、その要因として販売不振を補う値下げロスの増加だったと
同社は説明する。

今夏、990円に値下げしたTシャツやポロシャツをあれだけ大量に販売すれば
値下げロスは増大して当然といえる。
しかし、苦しみながらも売上高は微減収にとどめ、
減益といえども黒字を確保した点は不幸中の幸いだった。

売上規模は異なるが、ジーンズメイトが赤字転落であることを
重ねるとなおさらである。
 2009/09/29 09:12  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

市長交代でブランド発信事業はどうなる?
 昨日、大阪府堺市の市長選挙が行われた。
現職の木原敬介市長が落選した。
政治についてのことはアパログにはそぐわないので、選挙結果の是非を問うことはしない。

しかし、気にかかるのは、この選挙結果を受けて
5億4000万円のブランド発信事業はどうなるのかである。

5億4000万円の予算を執行中なのか、
すでに使い切ったのかが毎日放送の報道記事ではわからないが、
もし使い切っておらず、執行中ならば
市長交代によってその執行がストップする可能性がある。

これは政権が交代すれば良くある話で、
国政でも民主党に政権が移ったとたんに
ダムの建設中止や道路工事見直しが始まっている。

堺市のブランド発信事業の推移を見守りたい。
 2009/09/28 09:22  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ニューシャイニーデニム
 この秋のライトオンの一押しが「ニューシャイニーデニム」だ。
やや光沢感のあるデニム素材に対しての命名でプロモーションを展開している。

プロモーション関係のセミナーでは「名称によって売り上げが大きく変わる」と説明を受けることが多い。
その一例として挙げられるのが、小林製薬の「ナイシトール」。
内臓脂肪を抑える効果があるといわれる薬品だが、もともとは違う名称で売られていた。
その頃の売れ行きはあまり芳しくなかったので「ナイシトール」という名称に変更したところ、現在の大ヒットにつながった。

ネーミングで売れ行き好調なのが、ハウスのドリンク剤「メガシャキ」。
CMでは効能などをくどくど説明していないが、目がシャキっとしそうな名称がわかりやすくて
売れ行きが良い。

ライトオンの「ニューシャイニーデニム」という名称は個人的にはかっこよさげと感じる。

しかし、トルコのISKO社製をアピールするのは効果があるのかどうか疑問だ。
トルコのデニム製造メーカーは、品質の高い物を作っているという噂は聞く。
しかし、日本国内で「トルコ製デニム」に対して高いブランドイメージがあるかというと、ほとんど知名度がないのが実情ではないか。
たとえば、児島産や福山産、井原産ならブランドイメージが良い。またカイハラ製やクロキ製、クラボウデニムなども同様に良いイメージがある。

ライトオンが日本を飛び越え、世界を相手に販売するなら「トルコのISKO社製」というのは謳い文句になるかもしれないけれど。

 2009/09/25 09:38  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

ドゥニームの行方は?
 旧聞で申し訳ないが、9月7日付の繊研新聞に
シンズが10月1日付で、ウィゴーに売却されるという記事が掲載されていて驚いた。
シンズは本格派のジーンズブランド「ドゥニーム」を企画製造販売している。

記事によると売上高7億4500万円、営業・経常赤字で、4億2400万円の債務超過だったという。

ビンテージ感覚あふれる高額ジーンズブランドの適正規模は数億円なのだろうか?
というのも「ステュディオ・ダルチザン」も売上高はだいたい5億円内外であり、
「フルカウント」も10億円は越えない。

さらに驚くのがウィゴーの成長性である。
2007年2月期の売上高が69億円で
2009年2月期の売上高が105億円である。
古着を主体とするセレクト形態のウィゴーは、価格的にもリーズナブルで
現在のトレンドに適合しており、さらなる拡大が期待できる。

しかし、今回の新聞記事だけでは高価格帯の「ドゥニーム」との連動性があまり見えない。
今後、どのようにブランド間で連携させるのか注目したい。
 2009/09/24 09:42  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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