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繊維・アパレル業界の方々にはあまり知られていないが「月刊セレクト」というギフト業界雑誌がある。6月発行の7月号に雑誌付録の納期遅延で倒産したS社のことがカコミ記事で掲載されている。 以下にセレクト7月号の記事を要約して引用させていただく。 大手出版社Tの女性ファッション雑誌「m」4月号のオマケとして、特製ドット柄パイル地バッグが企画されていた。その生産を請け負ったのが東京台東区のS社だった。 S社は使いなれている中国工場に生産を依頼するが、2月の旧正月と重なり生産が進まなかった。完全に生産状況を読み違えた。その結果、納期遅れとなり、数億円単位の損害賠償が発生した。 4月7日にS社は自己破産を申請した。 さてここからは個人の個人による、個人のための推測である。 まず大手出版社Tとは宝島社、女性雑誌「m」は「mini」ではないだろうか。 東京台東区のS社とは雑貨卸の将伸ではないかと考えている。 宝島社の各女性ファッション誌は巧みなオマケ企画によって大きく発行部数を伸ばしている。100万部を記録している雑誌もある。ちなみに記事によるとm誌は60万部が公表部数だという。 オマケは一個あたりの単価は低いが、メーカーにとってT社くらいの受注量になるとかなり魅力的である。メーカーとしてもかなり美味しい仕事だ。 しかし、不可解なのは、記事中でも触れられているように中国生産に慣れているS社がなぜ、生産ラインの確保ができなかったのかということにある。中国という国を舐めていたのだろうか? 通常、この手の販促品を出版社と製品メーカーが直接やり取りするのは稀なケースであり、ほとんどの場合は広告代理店が仲介している。 mini誌だとすると毎月1日発行だから、4月号だと3月1日発行である。 そこから逆算すると、1月初旬にパイルバッグの企画がまとまり、1月10日過ぎに将伸が中国に生産を依頼したのではないだろうか? ただ、例年2月中ごろには旧正月を挟むので、このあたりの初動は、各社とも早めに対応している。理想は年末までに中国に生産を依頼したいところだ。 もちろん将伸の初動も遅かったのかもしれないが、T社と広告代理店で企画内容をまとめた時期が遅かったのではないだろうか。 旧正月の生産を間に合わせようとすれば、せめてあと2週間早めに動くことが望まれる。 数十万個という大ロットのオーダーはたしかに魅力的だが、安易に飛びつくことはS社の事例を見てもかなりの危険を伴う。 なぜなら発注先は、生産のことを全く知らないいわば「ド素人」だからだ。 そして出版社・広告代理店側も生産サイクルを知らずに企画し、物を発注することはその発注先をつぶしてしまうことにもなりかねないことを知るべきである。 個人的感想を述べさせていただくと、 オマケに頼り過ぎた雑誌作りもいかがな物かと思う。 雑誌が評価されているのではなく、オマケが評価されているのであり、その昔ビックリマンチョコが大いに売れたが、みんなはオマケのビックリマンシールが欲しくてチョコを買っていただけで、シールを手に入れたあとはチョコは食べずに捨てられていた。 それと同じなのではないかと思う。 |
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(´・ω・)これはほんとうにこわいのですね…
http://apalog.com/minami/archive/238
工場確保、生産手配の読み違い…
仕事で海外と関わるとその国の文化や習慣、お祭りやお休み、人間(民族気質?)の性質に大きく左右されたりしますよね。
全部が全部が... [ReadMore]