みんなタダで欲しい
 先日、ユニクロで80歳くらいだろうか、比較的おしゃれっぽいジイさんが入ってきて
「本革のコートはないか?」と尋ねていた。たまたま通りがかって耳に飛び込んできたのだが、思わず「は?ないわ」と答えてしまった。

そういうこだわりの商品をユニクロで探そうとする客にはイラっとする。

一方、バッタ屋でもこんな客がよく来る。

「黒の無地のタートルセーターのSサイズありませんか?」「白無地の丸首の半袖TシャツのMサイズが欲しい」

という客である。
バッタ屋というのは様々なブランドの売れ残り品や不良在庫を安く引き取って安く売っている店だから、デザインやサイズはバラバラである。

そういう客には丁寧にユニクロか無印良品へ行くことをお勧めしている。

ベーシックでサイズもそろっていてしかも低価格なのはユニクロか無印良品である。
なぜそこへ行かないのか疑問で仕方がない。
要するにユニクロ、無印以下の値段で探したいということだろう。

「経営者はタダで従業員を働かせたいし、消費者はタダで物が欲しい」といわれるが、この手の客を見ているとこの言葉は本質だと感じる。
 2017/11/16 10:20  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


陳腐な販促計画
 先日、量販店向け某肌着メーカーの販促会議に出席したが、唖然とした。
量販店向け肌着メーカー各社はこれまでユニクロにコテンパンにやられてきた。

ユニクロと同価格なのに高品質な商品も数多くあるのにまったく知名度や支持率では相手にならない。

販促・広報活動が足りないんじゃないかとも思うし、ポイントがズレているのではないかとも感じる。

でも各社は最低限度の販促・広報活動は行っている。
大手だともう何十年間も博報堂や電通を使って大掛かりなプロモーションを行っている。
しかし、結果は今の有様だ。

いかに大手広告代理店の販促プランがあまり意味がないかがよくわかる。

〇〇百万円で有名タレントの〇〇を使えば〇〇千人のリーチがあって、その結果、売り場の棚をあと1つ押さえられます。


なんてことを言っている。
しかし、これまで何十年間もその手法を繰り返してきたのが今の体たらくではないか。
あほか。

そういえば、ピーク時に比べると売上高が激減したままとなっているビッグジョンだがここだって昔は電通を使っていた。
使っていて今の結果である。

大手広告代理店が提案するこの手の手法が通用したのは2005年までで、それに固執しているアパレルも代理店も苦戦するのは当然といえる。

 2017/11/15 10:44  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


異常なファックス信仰
 先日、知り合いがこんな書き込みをしていた。

何かをキャンセルするメールを送ったら、そのメールをプリントアウトしたうえでファックスしてくれと言われた

と。
そう、日本のジジババはいまだにファックス信仰が根強い。
しかし、G7だかG20だかで、連絡手段のメインとしてファックスが残っている国は日本ぐらいしかないそうである。
音声通話は別としてあとはすべてメールかネットメッセンジャーかでやり取りされている。

IT化が著しく遅れている国内出版業界でも今では校正はメールで行われている。

メールアドレスを記入されていない名刺を平気で持っているのは日本くらいだろうし、その中でも繊維・アパレルは格段にそういう会社が多い。

某、5F社なんてその典型である。

そうするとまた、業界の製造系の人から意見があった。

「メール添付よりもファックスのほうが仕事がしやすいし、大手はどこもそうしている」と。

なるほど。だから大手は売れない服ばかり作っているんだと思う。

最近では、国内は売れないから「海外展開を」なんて言ってるアパレルが多いが、欧米、中国はもうファックスなんて使っていない。
ファックスをいまだに愛用している国内アパレルがそういう国とまともにビジネスでやり取りできるはずもない。

国内アパレルの海外展開失敗の原因の一つにはファックス重視があるのではないか。

 2017/11/13 10:15  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)


ちょっと高くない?
 概してメンズ服のほうがレディース服よりも高い。
それはひとえに売れる量の差だから仕方がない。

男性は女性よりも圧倒的に服を買わない。
そういえば、プレジデントで「ユニクロの売上高の4割は男性」と書いてあったが、昔に比べたらずいぶんと女性売上比率が高くなったものだ。

昔のユニクロは半分以上が男性売上高で占められていた。
ユニクロは男性売上高によって支えられてきた。

それはさておき。

ライトオンが一昨年から投入した丸八ダウンジャケットだが、今期の商品はメンズがレディースの2倍も価格が高くなっている。

ちなみに昨年のメンズの価格よりも2倍近く高くなっている。

メンズの価格のほうが高いのは当然とはいえ、いくら何でも高杉晋作。

レディースが12000円くらいで、メンズは25000円くらいで、この価格差は何とかならないものだろうか。

 2017/11/09 10:21  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


少しだけ告知を
 今日は少しだけ告知を。
これまで、ライブドアブログで書いていた「繊維産業ブログ」を9月下旬にワードプレスに変更した。

ドメインとメインのURLは同じだが、更新通知が届かないという知らせがいくつかきた。
過去のURLは変わってしまっているので、お手数ですが、再度RSS登録をお願いします。

http://minamimitsuhiro.info/



そんな感じです。



 2017/11/08 10:59  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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