らくらくスマートフォンの意味がわからない
 iphoneを使いだしてからもうすぐ4カ月になる。
地図機能以外は、相変わらずそれほど便利とは思えない。
通常の携帯でもPCメールチェックはできたし、ツイッターやフェイスブックもできた。
ただ、スマホの方がツイッターやフェイスブックはやりやすい。しかし、SNSは是が非でも業務や生活に必要というわけではないから、別に無くても困らない。
SNSをやるためにスマホにするというのもちょっと馬鹿げていると感じる。

さて、今度は高齢者向けに「らくらくスマートフォン」が発売されるという。
このコンセプトが理解できない。
そもそも「らくらくフォン」を使用するお年寄りは通話と簡単なメールくらいしか使わない。
筆者の父も「らくらくフォン」を使用しているが、彼はメールすら使用しない。

こういう人々に向けて、ネット接続が便利な「スマートフォン」が必要なのだろうか?
ニーズがあるのだろうか?
まあ、物珍しさに「触ってみたい」という人はいるだろうが、多数派とは思いにくい。
先日亡くなった母は野次馬根性旺盛な人間だったので、らくらくフォンを使っているくせに「一度スマホを触ってみたい」と言っていたが、おそらく所有する気は毛頭なかっただろう。

現在、「らくらくフォン」のユーザーは900万人いるとか。
この大きな市場を取り込みたいという動機からの開発商品だろう。
しかし、ニーズとの合致はこの上なく怪しい。
「市場を広げたい」という売り手の動機ばかりが透けて見える。
この手の商品はヒットすることはないのではないだろうか。
 2012/05/17 10:05  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


買い物はレジャーでなくなった
 百貨店はゴールデンウイークとお盆はけっこうお客が少ないそうである。

お盆は帰省などが重なりお客が減るのはわからないではない。しかしゴールデンウイークはお買いもの客が増える印象があった。
その百貨店従業員は「お買いものがレジャーでは無くなってしまったのです」と説明してくれた。

そうまでして買わなくてはならない商品など存在しないということでもあるのだろう。
とくに百貨店は「高級トレンド婦人服」に特化して久しい。ぜひとも買わなくてはならない服など存在していない。

百貨店全体の売上高は15年間連続で減少しており、今後5兆円台になると言われている。
イオン1社の売上高とほぼ同じである。
そのイオンが属する量販店とて、15年間連続して売上高が減少している。

高級ゾーンでも低価格ゾーンでも「買い物はレジャーではなくなった」ということだろう。

 2012/05/16 10:01  この記事のURL  /  コメント(1)  / トラックバック(0)


ソフトがないとハードを強化しても無駄
 「家族のうた」というドラマの低視聴率ぶりが話題だ。
日曜午後9時からというゴールデンタイムでありながら、視聴率3%台を続けている。
さすがにフジテレビも我慢しきれずに8話で打ち切りを決定した。
こんな視聴率は深夜ドラマか早朝アニメ並みである。

日曜朝に放送されている特命戦隊ゴーバスターズと仮面ライダーフォーゼの方が視聴率が高い。

フジテレビはこの低視聴率の原因を、新聞の番組欄の構成が改変されたせいでフジテレビの位置が変わったためだとか、インターネットで悪評が広まったためだとか、他者のせいにしようと躍起である。
しかし、はっきり言えば内容がつまらないから視聴率は伸びないのである。

各家電メーカーの先頃の決算で大赤字だった。
テレビの製造販売に注力した企業ほど赤字の傷が深かった印象がある。

しかし、エコポイント終了と地デジ化完了の時点でテレビの需要が頭打ちになることは素人でも分かっていた。
現在、薄型テレビの買い替えは9割が完了したという。
その9割の家庭が「安くなったしもう一台40型の液晶テレビでも買うか」と思うことはないだろう。
そんなテレビは一家に一台あれば良い。
どうしても見たい他の番組があれば録画する。もしくはパソコンで見る。
ワンセグ携帯で見る。

それにテレビの視聴者数自体が減っている。
問題は番組の中味がつまらないからだ。

番組というソフトがつまらないのに、ハードであるテレビの画質をさらに鮮明にしたり、立体化したりしても意味がない。
任天堂3DSが売れなかったのはハードの問題ではなく、ゲームソフトが少なかったからである。
プレイステーション3が伸び悩んだのは、画質が低かったからではなく、ゲームソフトが少なかったからである。

テレビ番組の内容を改善しないまま、テレビそのものをいくら改良しても無駄なのは明白なのに、それが何故修正できないのか理解に苦しむ。
 2012/05/15 09:16  この記事のURL  /  コメント(2)  / トラックバック(0)


激安プライマーク
 土曜日早朝に母が亡くなったので、土曜日に通夜・日曜日に葬儀という日程だった。
なかなかハードな日程であるため、疲労困憊である。

疲労困憊しながら、今朝ニュースを読んでいるとこんな記事を見つけた。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120510/231844/?top_updt
ザラやH&Mもまだ高い
プライマークの激安旋風

英国で激安ファッションが人気を集めている。日本に未上陸の「プライマーク」だ。ロンドンの繁華街オックスフォードストリートを歩くと、「PRIMARK」と書かれた茶色の大きな紙袋を下げた女性を数多く見かける。

中略

プライマークがオックスフォードストリートの西端に旗艦店をオープンしたのは2007年。以来、その勢いは今も衰えない。近くにある競合店が閑散としている平日朝でも活況を呈し、会社帰りの客で賑わう夜7時頃には試着室の前に50人以上の列ができる。

 プライマークはザラなどと同じSPA(製造小売業)で、流行を追うために短期間で新たな商品を投入し続ける「ファストファッション」の1つでもある。ただし、同社の成長の秘訣は他に類を見ない圧倒的な安さにある。

 プライマークの店舗に入ると、その安さに驚かされる。女性用品では、キャミソールが1.5ポンド(約195円)、Tシャツが2ポンド、ジーンズが7ポンドで売られ、一番の高級品であるドレスも15ポンド前後だ。靴売り場ではサンダルが3ポンド、パンプスが4ポンドだった。



とのことである。
イギリスも日本と同じように衣料品の値段は下がり続けているらしい。
面白いのは、プライマークが安くてゴミが増えたので、それを「プライマーク現象」と名付けたらしい。

あまりの安さゆえに、批判の矢面にも立たされることもある。2008年には英議会の特別委員会が、ある自治体でゴミに占める衣料品の割合が5年間で7%から30%に拡大したと報告し、その現象を「プライマーク効果」と名づけた。新興国の劣悪な低賃金労働に関する問題では、プライマークはその代表格の1社であるとして活動家たちの標的にもなってきた。激安衣料品の経済・社会的な影響度が高まる中で、プライマークは要注目の存在だ。

とのことである。


この記事のニュアンスではプライマークはそれほどブランドステイタスは高くなさそうだ。
かつてユニクロが「ユニバレ」として消費者が離れたことがあったが、イギリスでは「プラバレ」なんてことになるのだろうか?
 2012/05/14 10:58  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)


今秋からジーンズは上向くか?
 関西はこれまでの蒸し暑さから一転して肌寒い。
一体、気候はどうなっているのだろうか。

今秋冬物展がぱらぱらと始まっており、何ブランドか拝見させていただいた。
サンウェルのレディースブランド「ヴェロフォンナ」ではデニム素材のアイテムが何型か差し込まれていた。
このブランドは通常、ほどんどデニムを使用しないのだが、2012秋冬物では珍しく数型以上が投入されている。

企画担当者に聞くと「そろそろデニム素材がトレンドに浮上しそうなので」という説明。

ブルージーンズはダウントレンドのままだが、今春夏でもデニム系のトップスは着用者をよく見かける。とくにデニムシャツ(ダンガリー・シャンブレー含む)はなかなか好調なようだ。
ただ、ジーンズは弱い。

「ヴェロフォンナ」の分析通りに、今秋からデニムがトレンドに浮上すればジーンズの売れ行きも幾分上向くことは期待できるだろう。
しかし、デニムがトレンドに浮上して、ジーンズの売れ行きも上向いたとしても、その際に動くジーンズはかつての大手専業ブランドではないのだろう。
もちろん、大手ジーンズ専業ブランドも幾分かのおこぼれには預かれるのかもしれないが、その程度である。

メインで動くジーンズはSPAだったり、総合アパレルだったり、この「ヴェロフォンナ」のようなレディースアパレルだったりするのだろう。

そう考えると、ジーンズ専業ブランドの存在感は著しく小さくなっていると言わねばならない。

 2012/05/11 10:29  この記事のURL  /  コメント(0)  / トラックバック(0)

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プロフィール
南 充浩(みなみ みつひろ)
ファッションメディアプランナー。
「繊維ニュース」記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下までを担当。
同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。
現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

掲載実績
繊維流通研究会ウエブ記事、WWD

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