« 2017年02月 | Main | 2017年04月 »
ECの売り上げが伸びてはいるけど・・

ECの流通が急増していて、ファッションカテゴリーの中でも、オンラインに移行している率が高いのはアパレルと言われている。店舗で買い物する消費者が減少しているので、大半の企業は店舗縮小にリストラ策。新規出店するにしても長期リースは避け、短期にするか、最近はポップアップ店が非常に多い。そして目下の解決策は、デジタルコマースへの投資をして補おうという動きばかり。

確かにECの売り上げはどこも伸びているというニュースばかり聞きますが、実際の所は、どうなのでしょう? 2月に発表された、アーバンアウトフィッターズの2016年第四四半期の結果では、グループ全体の
売り上げは約10億3千万ドルで前年比2%アップと微増。既存店ベースでは横ばいとなっているところ、ECは二桁増。 力を入れている、ロケーションマーケテイングも功を成しているようです。

ちなみに、ロケーションマーケテイングは、モバイルアプリのマーケテイング会社AppboyとPlacelQをパートナーに、ユーザーのライフスタイルをベースにパーソナライズされたプッシュ通知機能。例えば、ナイトライフを楽しんでいるパーテイガールにはドレスのプロモーションを送るなど、地元の情報をベースに行われています。絵文字を利用しての通知も特徴となっていて、一般の文字での通知よりも効果大なのだそう。このキャンペーンでは75%増の効果をもたらし、売り上げは146%増になったそうです。 

こういったサービスを取り入れた販売強化が増加すると思いますが、ECの販売増に伴う、デリバリーコストのアップ、ロジステイック、返品、人件費等のコストは、実店舗での売り上げロスを補う程の売り上げには繋がっていないそうです。

一般的には、実店舗の方が経費がかかり、ECの方が少ないイメージですが、特にアパレルの場合、サイズが合わない、見た目が気に入らないなどで返品率が上がるのは必至。ネットで買い物するにしても、できる限りサービスの良さを求めますから、企業もそれに合わせ、更なるコストのかかるあの手この手のアイデイアがでてきそうです。しかし、よほど高額商品を販売しているのであれば別ですが、オンラインビジネスが増えれば増えるほど、問題は深刻化しそうです。

 2017/03/31 07:25  この記事のURL  / 

ウオルマート傘下のJETがインデイ系EC「モドクロス」を買収


アマゾンがプラスサイズのアパレルを始めるというニュースを聞けば、今度はウオルマート傘下のJETがレデイースアパレルのEC、2002年創業のModcloth(モドクロス)を買収。金額は明らかにされていませんが、モドクロスと言えば、ヴィンテージテイストで独特なファッションと雑貨に特化した、中でも、不足する、プラスサイズ市場の商品を積極的に展開で注目されたインデイ系ECだ。2013年のピーク時にはファストカンパニーが選出する、最も革新的な企業にも選出されましたが、その後の商売は低迷し、6度に渡る解雇を行っています。しかし、インスタグラムでは51万人以上のフォロワー数があり、熱心なファンやコニュニテイーが存在する為、売却により更なる成長を見込んだようです。 

SLICE INTELLIGENCE社によると、2016年の米国オンラインでのアパレルセールスではこの層がもっとも大きなグループで、モドクロスの半分以上の顧客はミレニアル層。 また、米国米国女性の60%以上がサイズ(14)で200億ドルもの市場規模がありながら、若年層向けのスタイリッシュな商品は完全に不足している。激しい拒否反応を示すファン層もいるようですが、JETがモドクロスを買収することで、ミレニアルとプラスサイズ市場の両方を取り込もうとしている事はあきらかだ。

以下のチャートはオンライン専門ストアで、ミレニアル層がどれくらい占めているかのシェア率。 モドクロスは、エーソス、レントザ・ランウエイに続き53%のシェアで3番目となっています。


Slice Intelligence社の資料より

ミレニアル向けのECとしてアマゾンが君臨する中、JETも、昨年は、ZAPPOSの競合、靴の専門EC「ShoeBuyや、アウトドアアパレルの「MOosejaw」の買収を行い、高収入の客層へのアピールとしてデジタルコマースの強化を図っていくようです。



MODCLOTH
www.modcloth.com
 2017/03/17 02:24  この記事のURL  / 

メイシーズ、靴売り場でセルフサービスを導入!?

通常、デパートの靴売り場では、サンプル商品のみがデイスプレイされており、自分のサイズを試着しようと思うと、店員さんを見つけて裏のストック場所から持ってきても貰う事になります。数あるブランド、デザインの中から同じ靴を見つけて、お客さんのサイズを探すのも、それなりに時間がかかるもので、時には、サイズ切れという事を告げられてがっかりする事もあります。 

先月、発表されたRetail Drive社の調査では、店員に聞くことができる事が実店舗で買い物する事の理由であると答えてたのは13%のみ。店員さんから、事細かな説明を聞きたいと思っている消費者は少ないようです。セフォラやアルタ方式に、近頃のビューテイセクションでは、セルルサービスが増えており、ノードストロームでも、トレンドのメイクアップ商品やトラベルサイズの商品をレイアウトした「Play Bar」を取り入れ、お客さんが自由に試せる売り場を導入しだしています。 押し付けがましい、アドバイスよりは、つまり「私の事はほっといてください」的なスタンス。

また、TJマックスや、ノードストロームのラック等の、オフプライス店では、そこにある商品が全て。靴売り場も同様に、自分のサイズのコーナーに行って、気に入った靴が見つかれば、その場で試着して、レジへ向かう完全なセルルサービスシステムだ。こういった買い物にな慣れた昨今の消費者は、とにかく待たされる事を好まない傾向らしく、メイシーズの靴売り場でも、ONEN-SELL(現物販売のセルフサービス)の導入をテストしているんだそうです。

デパートがOPEN-SELLスタイルを取るのがふさわしいとは思いませんが、店舗の閉鎖が増加しつつも、85%の消費者は店頭での買い物を好んでいるという調査もあり、消費者マインドに合わせ、心地良いと思う売り場の変革、売り方の変化というのは必要なのだと思います。
 2017/03/16 08:01  この記事のURL  / 



ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
マックスリー・コーポレーション
英文名:Maxre Corporation

マックスリー・コーポレーション ( CHIZU NISHIDA )
米国ブランドの輸出及びビジネスコーディネート、マーケット調査などを承っています。

■ビジネス関連のお問い合わせ:小林まで

■市場調査レポートのお問い合わせ:西田まで

最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
2017年03月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31