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マイケルコース大ピンチ!? 販売を停止するストアが続出。

5月中に、ノードストロームの半分の店舗で、低価格帯のマイケルコースのハンドバッグの販売を停止するというニュースがあった。

そればかりか、Market Watchによると、ファイナンシャルアナリスト&投資会社のWedbushが米国とカナダの112社のハンドバッグマネージャーに対し、調査をしたところ、60店舗(企業)が、マイケルコースのバッグを6月までに排除予定、年内にはさらにその傾向が進むという。

主な理由としては、消費者の興味が薄れて来た事。メイシーズでは、ビッグコレクションで展開していますが、TJマックスを始めとするオフプライス店でもコースの商品が販売されている為、投げ売りに近い値下げをして販売しています。 ノードストロームや他のデパートへの影響が大きく、ブランドイメージダウンにも繋がっているのだと思います。

マイケルコースは、高級デパートから低価格帯のストア、アウトレットまで、販売チャンネルを広げ、過剰な露出をした結果、誰でもが一つは持っているブランドになり、プレミア感を完全に失っていました。 更に、低価格帯の商品を提供する為、商品のクオリテイが落ちた事も大きな要因。ここ数年、高所得者層、高級店で買う客層はブランド離れが起きていた状況です。 

同様の戦略ミスでは、現在、若年層向きのデザインで立て直し中のコーチがありますが、マイケルコースも昨年、ソーホーに初めてのメンズのフロアを含む最大級の旗旗店をオープンしイメージ戦略に打って出たところ。10代には、手の届くラグジュアリーブランドとして人気を持続している様ですが、本来の客層を取り戻すには大きな痛手を伴いそうです。

 2016/05/27 01:54  この記事のURL  / 

ジョガーパンツにメンズのお団子ヘア! 米国10代のファッショントレンド2016 SPRING

Piper Jaffray社が6,500人のテイーン(平均16.5歳)を対象に行った調査で分かった、好きなブランド、好きなファッショントレンド。


レデイースは想像どうり、ルルレモンにヴィクトリアズシークレットがツートップ。ナイキやアデイダスのスポーツブランドにクロップトップも相変わらずの人気。レギンスやジョガーパンツ人気の影に潜めたと思われていたジーンズが8位に浮上しています。 マイケルコース(鞄)は、コーチと同様、ハイエンドから低価格帯のアウトレットまで、デイストリビューションチャンネルを広げ過ぎた結果、ブランド価値を下げてしまいましたが、テイーンに手の届くブランドとして人気ある様です。

メンズは、ナイキ(ジョーダン)がダントツトップ。ジョガーパンツが2位に来ていますので、ジーンズからシフトした様な印象があります。その他ランクインしているのを見ると「ラルフローレン」や「ヴァインヤード・ヴァインズ」等のプレッピーファッション派と、ジョガーパンツにナイキシューズを合わせるアスレチック派に極端に分かれています。イメージ的には、プライベートスクールとパブリックスクールキッズ!?

中でも、ユニークなのが、6位にランクインしている男子のお団子ヘア。ベッカム、デイカプリオ、ジャステイン・ビーバー等の影響でしょうか、一見、野暮ったく見えるTシャツにジョガーパンツのコーデイネートも、ヘアスタイル一つで主張を感じるスタイリッシュな雰囲気に様変わり、ちょっと上の世代のお団子ヘアに無精髭を蓄えたワイルドなイメージにも憧れがあるのでしょうね。

Source: Piper Jaffray Semiannual Taking Stock with Teens Servey







 2016/05/25 08:23  この記事のURL  / 

デジタル世代に完全フォーカス!ヴィクトリアズ・シークレット社、水着に次いで、カタログビジネスも廃止。

先月は、年内いっぱいで水着のビジネスから撤退しする事をアナウンスした、ヴィクトリアズ・シークレット(VS)が、今度は、年間に1億2,500万ドル-1億5,000万ドルの予算を投じていた、カタログを廃止する。

カタログは、ピーク時で4億冊、昨年で3億2500万冊発行していましたが、昨年第4四半期にトライアルで40%のカタログをカットしたところ、ダイレクトコンシューマーセールス(ウエブ&カタログ販売)は成長、つまり、カタログに関係なく売り上げアップ、ウエブ販売へとトランスファーし拡大している。

インテリア企業が発行しているカタログは、消費者がショールームに足を運ぶまでに、自宅で検討する為のアイデイアツールとしての役割を果たしており、アパレル企業がカタログを通して販売を促進する物とは異なる。 ウエブ販売が増加して行く中、VS社のカタログ廃止は賢明な判断と思え、その他、カタログを配信するアパレル企業にも影響を与えそう。

VS社のビジネスルーツであり、スーパーモデルを起用したブランドの象徴でもあったカタログの廃止、そして水着のビジネスを廃止する事で、本来のビジネスであるランジェリーと最大のトレンドである、アクテイブウエア(フィットネス・ヨガ等)等、好調なカテゴリーにフォーカスし、売り場をシフトして行く事になる様です。

デジタル世代に向け全身全霊を傾ける意思を感じる決断となりましたが、VS社が抱えている問題は他にもあり、今年に入ってからの競合店の状況を見ていても、米国アパレル企業のターニングポイントの時期がやって来た事を痛感します。

ヴィクトリアズシークレット北米の店舗数:
VS:      992店舗
ピンク:     128店舗
VS(カナダ)   37店舗
ピンク(カナダ) 9店舗
トータル    1,167店舗

L.BRAND年商(2015)$12.7B(127億ドル)
 2016/05/24 06:55  この記事のURL  / 

アンソロポロジーのインテリア・ファション雑貨フォーカスな大型店舗

Anthropologie: On Our Way from Anthropologie on Vimeo.


アパレルが苦戦している事から、将来的に、その割合を50%以下に抑え、ホームグッズ、ファッション雑貨、コスメ等を拡大していくという方針を打ち出していた、アンソロポロジーが、そのトランスフォーメーションとして、アップスケールな新フォーマット店舗をオープンしました。先日リリースされた上の動画では店内の様子が見れますが、通常のストア面積650平米から、一気に2倍以上の2,320平米の大型店舗! ミニサイズのデパートの様だという事ですが、カリフォルニアのニューポートビーチと、オレゴン州のポートランドに、2店舗がオープンしています。
 
新フォーマットの巨大店舗4つのハイライト:

@ホームグッズ:天井から床までアンソロ・テイストでまとめあげた12種類のフルスケール・ベッドルーム、リビング、ダイニングルーム。機能性・コンフォート・品質、デザインとアンソロポロジー拘りのニューホームコレクション

Aデザインセンター:アンソロポロジー社、ホームスタイリストによる、カスタムファニチャーのコンサルサービス。カーテン、ラグ、壁紙等、75種類以上のファブリックや100以上のシェープから、オリジナルのデザインの注文が可能。

Bビューテイ・プロダクト:バス&ボデイグッズ、フラグランス、ヘアケア・スキンケア等、90ブランド以上800種類のプロダクトの販売。他店ではあまり取り扱わない様なハイクオリテイなストア限定商品をキューレート。

Cシューズ:40社のカルトブランドから300型以上を取り揃えた、シューズコレクション。

これ以外にも、限定販売のアパレルのカプシュールコレクション、数年前から拡大している「ペテイート」小さいサイズコレクション、ハンドバッグ、ジュエリー、ギフトレジストリーのサービス等。

大型店舗で有る事から、出店場所は限られてくると思いますが、年内に、ペンシルバニアやコネチカット州等、4店舗の改装を順次行って行く様です。来年には、「アンソロポロジーカフェ」のオープンも予定しているそうで、将来的に店舗内での併設もあるかもしれませんね。シューズ、コスメ、ホームグッズの拡大は競合店が皆、トライしていますので、アンソロポロジーならではの世界観が導く体験型のイベントやサービスを伴った店作りが期待されるところ。 
 2016/05/20 03:42  この記事のURL  / 

メイシーズが古着販売サイト「ThredUP」とタイアップ

ニューヨーカーは昨年、トータルで$2M(200万ドル)分の不要な洋服を販売したそうですが、米国のオンラインでのリセール市場は、昨年で$14ビリオン(14億ドル)にも及ぶ。

そんな中、メイシーズが、古着を売買するオンラインサイトがで成功を収めたパイオニア的存在として知られる「ThredUP」とのタイアップで「クリーンアウト・ユア・クローゼット」プログラムを始めた。

クローゼットに眠っているハイクオリテイの洋服や鞄を送ると、メイシーズのギフトカードと交換できるというサービスで、応募方法は、メイシーズのHPから、「クリーンアウトキット」を注文すると、専用のシッピングキットが送られてくるので、不要な洋服や鞄を入れて、郵便若しくはフェデックスで送る。送料は無料となっている。

商品はなんでも良いという訳ではなく、販売されてから5年以内の物、著名ブランドの婦人服、キッズ、ベイビー、ハンドバック、シューズとなっており、ThredUPが検査の上、相当する金額のメイシーズのギフトカードが送られてくるというもの。

既に終了しているが、昨年「ターゲット」も同様のプログラムを行っており、ThredUP社では、ターゲットを通して380万点の商品を取り扱っている。

「Clean Out Bag」システムは、ThredUP社で元々、取入れている手法で、オンライン掲示板に載せて対応する手間や、洋服抱えて古着店に持ち込むと言った手間が無い事が、成功に導いた秘訣と言える。

メイシーズの様な大手デパートで、こういった取り組みは初めてのケースですが、新しい洋服は欲しいが、クローゼットはバンパン。コンマリさん効果もあり、断捨離次いでにインスタントキャッシュを望む消費者心理と、若年層を取り込みたい老舗デパートの新たな試みがうまくワークするのか、テストケースとしてトライしている様です。
 2016/05/06 10:17  この記事のURL  / 



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マックスリー・コーポレーション ( CHIZU NISHIDA )
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