« 2015年05月 | Main | 2015年07月 »
お手頃価格のファッション雑貨チェーン「チャーミングチャーリー」

アパレルのファストファッションがあるのなら、ファッション雑貨に特化したファストファッションがあってもいいじゃないかと言う様な発想で今月、5番街39丁目にオープンしたのが「チャーミングチャーリ」

都心への進出は初となる為、聞いた事が無い方が多いと思いますが、実は、全米に350店舗も展開する急成長中のファッション雑貨チェーン。今年で創業10年目。 2012年時点での年商は$235.9M、昨年2014年には$500M(5億ドル or 約600億円)と出店と共に確実に売り上げをのばしています。1店舗あたり、1億7,000万円くらい販売している事になるのでしょうか、アパレル店が苦戦を強いられている中、なかなかの健闘ぶりといえます。

数年前から5番街への出店の噂があり、ようやく今年オープン。トレンドを重視した、ハンドバッグ(35−49ドル)ジュエリー(8−15ドル)スカーフ(15ドル)アイフォンケース(15ドル)その他、時計、ジュエリー、帽子、ブライダル商品、洋服や靴、レザー小物、ビューテイプロダクトも扱っています。平均客単価は、30ドルという、H&Mやフォーエバー21にも匹敵する低価格帯が特徴。

商品には、カラースキームを取入れていて、赤・ブルー・ゴールド等、それぞれ色毎にMDが組まれているので、自分の洋服の色に合わせてコーデイネートしやすくなっています。ここ数年、アパレルにも力を入れています。

一つ一つの商品は小ロットで沢山作らず、新商品が常に入荷する、まさに、「ファスト・ファッション雑貨店」という感じです。なぜ、こんな事ができるのかというと。 創業者のチャーリーさん、1974年にアメリカに移民してきたタイ人のファミリーの元で育ち、コロンビア大学のMBAを取得したタイ・アメリカンの紳士なのですが、当時、そのファミリーは、タイ生産のジュエリーをJCペニーや、ターゲット、ノードストローム等にも販売していたそうで、「チャーミング・チャーリーの」ルーツとなったそうです。 タイのファッション雑貨は有名だと聞きますので、そういったバッググラウンドが生産背景にもあるのでしょうね。

数年前に、ニュージャージのモールにもオープンし、業界でも急成長のニュースが話題になっていましたので、ビジネスの様子を興味深く拝見していました。オープン当初は、カラフルなチープシック雑貨に、女性達が興奮さながら、「この店の商品全部欲しいわ!」という声を多く聞きました。数年経った今は、落ち着いた様な印象。

今回は競合店が渦巻く都心のマンハッタン5番街での出店、厳しい状況もあるかもですが、アメリカの郊外店では成長を続けている様です。

http://www.charmingcharlie.com



 2015/06/25 11:06  この記事のURL  / 

アパレルチェーンが展開するホームグッズって売れる?

アパレル以外で集客する為の商材にもなり得る、アパレルチェーンでのホームグッズの取り扱いが増えている様です。例えば、「H&M」が5番街店に、ニューヨーク初のホームグッズ商品のフロアを設置しましたが、今年5月にオープンしたばかりの34丁目店でも同様のフロアを設置。 5番街店より売り場面積も広いので、商品数も充実している様に感じます。しかし、洋服雑貨のフロアに比べ、この絶好のロケーションにして、客足はちらほら。

また、ソーホー地区では「オールドネイビー」撤退後のスペースを「ザラ」の親会社Inditixが$280Mで購入しており、新店舗のオープンが予定されています。このストリートの交通量は衰える事無く家賃は高騰する一方なので、リースでは無く購入に至ったのは納得。この店舗でも米国初となる「ザラホーム」の販売される予定。

そして、先日、5番街ロッカフェラーセンター近くの「フリーピープル」でも売り場面積の拡張と共に、ホームグッズをスタートしています。1021平米(約300坪)に増床され、 ホームグッズのセクションでは、クッション、ラグ、ソファー、カーテン、食器等で構成されており、ボヘミアンチックな、フリーピープルらしいセレクション。オンラインではまだ扱っていない様ですので、実店舗のみでしょうか。

「フリーピープル」では初めての試みですが、姉妹店、アンソロポロジーや、アーバンアウトフィッターズではデビュー当初から、ホームグッズをライフスタイルの一貫として取入れており、アパレルと渾然一体となった売り場スタイルは消費者には御なじみ、自然に目に触れる為、違和感無く雑貨を手にしているお客さんがいます。フリーピープルもそういった意味では、ブランドイメージと結びついた商品の展開が想像できます。

しかし、H&Mやザラの様なアパレルチェーンでの展開は、デパートの様にフロアを別に展開しており、ただ流してみてしまう、若干の違和感も感じます。ザラはまだ商品を見た事がないので何とも言えませんが、米国にはインテリアを専門としたチェーン店が多く存在する為、どうしても品揃えが中途半端な印象となり、ホームグッズを目的に、H&Mやザラで購入する人は少ないのかもしれません。

今の所、取り扱う店舗数が少ないのでなんとも言えませんが、生活との密着性が強い分、”ブランドらしさ”というのが商品の魅力、消費者の興味に繋がるポイント、いっその事、低価格でトレンドを取入れたホームグッズ店として、完全独立した店舗展開にした方が消費者には分かりやすいかもしれませんね。




 2015/06/18 10:54  この記事のURL  / 

銀座の寿司店「おのでら」がマンハッタン5番倍にオープン。

5番街を通りかかったら、41丁目にオープンすると言う、銀座のお寿司屋さん「おのでら」の看板がど〜ん! 関西出身の私は銀座久兵衛さんはかろうじて聞いた事がありますが、おのでらさんは聞いた事がありませんでした。調べてみると、ハワイやロンドン等、海外出店に力をいれているお寿司屋さんなんだそうで。

観光客向けに、フライデー等のファミリーレストランは、ありますが、レストランが5番街にオープンするのは、とても稀な事。

しかも、「おのでら」さんのお隣には、MUJIストアの5番街旗艦店がオープン予定。1階と地下の2フロアー15,500 sqft ( 約1,440 平米)、お家賃は1階スペースで、1sqftあたり$400だとかで、年間で$33M(3,300万ドル or 約39億6000万円)と噂されていますのでダウンタウンよりでも、かなりお高いエリアですね。 

NYのおもちゃ屋さん「FAO シュワルツ」やカナダの「ジョーフレッシュ」等、5番街の家賃高騰を期に、閉店をする店舗もあり、空きスペースがまだまだ出てきそうです。

去る物あれば来る物もあり、ブックオフグループの「俺のイタリアン〜」シリーズも5番街にオープンするとも聞いていますし、日本のストアやレストランが5番街に立ち並ぶ日が来そうですね。






 2015/06/14 13:25  この記事のURL  / 

タキシードだけじゃない。ブライドメイドもレンタルが登場。

「正当派はつまらない!新世代の最新ブライダル事情」というコラムをアップして頂いた所なので、こういった話題からも、ファッションや消費者の動向が見え隠れしますね。ブライドメイドの関連話題です。

ブライドメイドというと、花嫁さんの立会人(付添人)として、独身の姉妹、友人等で形成される女性グループ。ブライドメイド達は、大概、コンセプトに沿った華やかなドレスを着用するのが一般的。平均136ドルが使用されるそうですが、市場規模は、$1.7ビリオン(17億ドルor 2,040億円) $1=120円 

ブライダル市場に参入している小売店では、アーバンアウトフィッターズ社の「BHLDN-ビーホールデイン」や、姉妹店のフリーピープルも今年5月に「FP EVER AFTER」をスタート。その他、Jクルーアンテイラーターゲット等でも、ブライドメイド向けの商品を販売しています。

しかし、晩婚化の影響で、ブライドメイド達もばらばらのロケーションに住んでいたり多忙だったりと、こういった話し合いも、昔の様には簡単に進まない上、セレモニー向けのドレスは大概、たった一度着用するだけで後はクローゼットに眠っている事が多い。その他にも靴や鞄、ウエデイングギフト等、出費が多い時期でもあり、お洒落はしたいけれど、多くの費用はかけたくないというのが心情。

そういった昨今の事情に合わせ、オンラインでレンタル・オプションのあるサイトが登場しているようです。御なじみの「レント・ザ・ランウエイ」もその一つ、他にも「Union Station」「Vow to be chic」「Weddington Way」等が登場している。購入方法はそれぞれのサイトにより異なるが、ブライドメイド達で同じドレスの色違い等のスタイルを選んだら、それぞれのサイズインフォをベースに2種類のサイズのドレスを送付してくれ、自宅で試着。セレモニーが終わったら、プリペイドのボックスに入れてそのままシップバッグ、ドライクリーニングの必要も無く合理的。 

ブライダル市場に参入している小売店でドレスを買う場合と、オンラインサイトでレンタルした場合の価格比較は以下の通り。



レンタルが一般化しているメンズのタキシードと異なり、トレンドやフィッテイングにも拘りが必要なブライドメイド・ドレスにもこういったレンタルオプションが登場しているのも、今の時代ならではですね。
 2015/06/12 10:32  この記事のURL  / 

ファッション好きユーザーに特化したSNS「VFILES-ヴイファイルズ」

メインストリームのファッションシーンとは別に、いつの時代も最先端のファッションを好む若者層が存在しますが、そんなファッション好きの若年層に熱い支持を得ている、NY発のソーシャルネットワーク、VFILES(ヴイファイルズ)をご存知でしょうか? 

Vマガジンのエグゼクテイブエデイターを務めた、ジュリー・アン・クエイさんが、2012年に立ち上げた、ファッション好きの為のSNSで、今年2月には、ソーホのマーサストリートに、ショールームを兼ね備えた実店舗もオープンしています。オリジナル・スポーツライン「VFILES SPORT PLUS LINE」を始め、沢山の新進デザイナーを排出、NYコレクションにも参加しています。 

何がユニークかと言うと、利用している登録者のプロファイル。登録者数の8万5000人というのは、ツイッターやインスタグラムに比べると、圧倒的に少ないのですが、「ヴイファイルズ」の最大の特徴は、18歳-35歳(90%が35歳以下)話題のミレニアルズ世代に当てはまりますが、その中でも、特にファッション好きの若者達が利用しており、一月に150万回のアクセス数、1,800万ものSNSへの影響があるそう。その興味深い8万5000人のユーザの内訳けは以下の通り。

・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…

デザイナー(4,500人)・モデル(3,000人)・スタイリスト、ヘアメイク&クリエイテイブデイレクター(7,000人)・フォトグラファー(4,000人)・DJ&プロデユーサー(4,000人)・残りの62,000人は、プロフェッショナルのデザイナーやクリエータ達と繋がりたい、とにもかくにも、ファッションや音楽・アート等が大好きな熱烈な消費者層。

・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…

究極のファッション好きの為のコミュニテイといった感じで、ユーザーは、デザイナー名や、#タグ等、自由に見たいコンテンツをサーチ、フォローする事が可能。サイトのコンテンツは、MyFiles / Shop / TV/Blogとおおまかに分かれていますが、別に、デザイナーや、スタイリスト等、職業別にユーザーを検索してフォローしたりコメントをポストする事が可能、クリエーター達は自分のデザインを消費者と結びつける事ができるし、自分好みのデザイナーの情報がいち早く得る事ができるんですね。デジタル世代らしく、動画ファイルが多いのも特徴と言えます。SHOP欄では、有名ブランドから新進のデザイナー等、個性的な品揃え。平均購入額は$175-200ドルだそう。

新進のミュージシャンのインキュベーター的な役割のVFILES LOUDや、DJチャンピオンシップ等、若者のライフスタイル・カルチャーを取り巻く様々な活動も行っています。

マス市場では、H&Mやフォーエバー21等のファストファッションチェーンにシェアが奪われている一方で、独自性を求める若年層のファッションコミュミテイが熱く存在している様です。

https://www.vfiles.com
 2015/06/09 10:19  この記事のURL  / 

| 次へ


ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
マックスリー・コーポレーション
英文名:Maxre Corporation

マックスリー・コーポレーション ( CHIZU NISHIDA )
米国ブランドの輸出及びビジネスコーディネート、マーケット調査などを承っています。

■ビジネス関連のお問い合わせ:小林まで

■市場調査レポートのお問い合わせ:西田まで

最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
2015年06月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30