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NYベースのスリフトショップ「ハウジングワークス」

先週の話しで恐縮ですが、西海岸に引っ越しをした友人が、メモリアルデイの3連休にNYに遊びに来ていまして、友人達が住んでいたチェルシー地区が懐かしいと、良く通っていたベルギーレストランに行ったり、インテリアショップ等をぷらぷらと一緒にまわったのですが、なじみの店舗の一つに HOUSING WORKS(ハウジング・ワークス)というスリフトショップがあり、ちょっとのぞいてみた所、なかなかの集客ぶり。 一般から寄付される洋服を販売する古着屋さんで、家具や、食器等も販売されています。  

ソーホーや34丁目周辺に比べると、普段からゆったりしたエリアなのですが、ロングウイークエンドだった為、周辺の店は更にゆったりとした客足。 そんな中「ハウジング・ワークス」では、レジにも列ができており、老若男女、熱心に商品を見る人たちで溢れていました。店内はとても明るい雰囲気で、#KONMARIさん効果か商品は充実していて、洋服は特に回転が速い様です。

洋服の値段で、5-15ドルといった所でしょうか。全く袖を通していないアイテムも見られ、今年、全店舗の閉鎖をした、「Cワンダー」のレオパード柄のタンクトップは、128ドルの値札がついたまま、5ドルで販売されていました! 大量にあったので、在庫が流れて来たんでしょうね。

「ハウジングワークス」は、NYベースで、ホームレスやエイズの人々の援助等、様々な活動をしている非営利団体で、スリフトショップも運営しています。古着等の収益金も、チャリテイとして使われる為、販売価格が安いのです。

HPで、ショップインフォを見てみると、マンハッタンとブルックリンに13店舗あり、オークションのオンラインショップもあるようです。ソーホーの「クロスビーストリート店」は、古本とカフェがある店舗で若い人達の憩いの場にもなっていますし、ブルックリンの28丁目店は、「BUY THE BAG SHOP」というバッグ専門店の様です。 

若年層をターゲットに、シックなイメージに一新した先駆者的スリフトストアとして知られていますが、”バッグ”等、アイテムを特化したり、地域住民に合わせたコンセプト商品にしているのもユニーク。

スリフトショップはよれよれの物まで販売している、ローエンドな低所得者層の為のストアという印象がありましたが、ライフスタイルの変化により、新しいショッピング体験の場となり、米国小売店の競合として根付きつつあるのかもしれませんね。







Housingworks:
http://shop.housingworks.org



 2015/05/31 02:03  この記事のURL  / 

A&F:ライフラインは卸売りとアウトレット

昨日のアメリカン・イーグルアウトフィッターズに続き、苦戦中のアバクロンビ–社では、ロゴを無くす、レデイースはトレンドにフォーカス、テイーンの好きな他社ブランドを販売、香水は少なめで、照明を明るくする等、様々な立ち直し戦略をトライしているアバクロンビー&フィッチ社、未だ客層の取り戻しには変化が見られず、5月2日付けのQ1では、既存店の売り上げが、ホリスターは6%減、アバクロが8%減。純売上は14%減の$709.4M (約850億円) 純損失は$63.2M(約75億8000万円)にまで拡大。アバクロンビ社の売り上げの37%が海外売り上げとなっている。1ドル=120円

そんな中、生命線を繋いでいると言われているのが卸売りの商売。現在、ASOSでの販売が好調で、この秋から、ホリスターも同様に販売をスタートするそう。ふりまき過ぎで議論を巻き起こしたパフュームは、フランスの「INTER PARFUMS」との契約を通し、セフォラや、その他の店舗でも販売を始め、新製品の開発も進めるそう。幸いブランドネームだけは知れ渡っているので、販売チャンネルを増やす事で売り上げを延ばそうということでしょうが、卸売りする分利幅は狭くなります。

また、もう一つの生命線が、昨年から試運転しているアウトレット。最近は3店舗出店しており、来年は更に9店舗オープンと出店を加速する。 売れ残った在庫商品の他、アウトレットの用の商品が投入されますので、最初から値段もクオリテイも低い製品が販売されることになります。 知人のお嬢さんはA&Fを着用していますが以前に比べると洗濯に耐えなくなったと嘆いています。 レギュラー店は、リース切れを期に更に60店舗の閉鎖が予定、米国のデパート勢同様、アウトレットの方が店舗数上回る日が来るかも? 

アウトレットも卸売りも戦略の一つとして良いですが、A&FもAEも、トレンドを取入れる事=女性客を取り戻す為の唯一の苦肉の策として、ファストファッションや人気ブランドのコピーが今の所精一杯。本来のターゲット、消費者が何を求めているのか根本的な問題をそれぞれの企業のアイデイアとして取入れない限り、本来の意味の立ち直しは難しい様な気がしますが、どう思われますか?





 2015/05/30 06:08  この記事のURL  / 

DON'T ASK WHY :アメリカンイーグルの夏限定ポップアップ店とは

アメリカン・イーグルが、ソーホー地区のブロードウエイに「DON'T ASK WHY」という8月15日までの夏限定ポップアップストアをオープン。どんな店かというと、ワンサイズ・フィッツ・オールのラウンジウエアライン。コンセプトは、フェステイバル・インスパイアーのエフォートレス・ストリートウエアだそうで、重ね着がコーデのポイント。 

それにしてもワンサイズのみのリラックスウエア・・・以前、コラムの方でご紹介したブランデイ・メルヴィル」とさも似たり。しかも、僅か18店舗で突如、テイーンの人気ブランドとして君臨したこの人気店は、僅か2ブロック先にあります。なるほど「DON'T ASK WHY」の店名には、アメリカンイーグルの背に腹は代えられない心情のジョークが効いていますが、クロップトップや、ゆったりとしたセーターやスインギードレス等、全くのコピー商品がある事も話題になっているほど。

「ブランデイ・メルヴィル」が短期間で人気を得るきっかけとなった、インスタグラムでの販促の戦略も行っており、AEとは別に「DON'T ASK WHY」のアカウントを創設していて、5月21日のスタート以来、フォロワー数は1233人。かたや「ブランデイ・メルヴィル」は250万人と圧倒的。 

テイーンの好きなブランドとして君臨している「ブランデイ・メルヴィル」の商品は、同じワンサイズといっても、イタリア製で低価格というプレミア付き。いつも若い女性達でいっぱいのブランドですが、これにあやかり、10代の客層を取り戻そうと、同様の商品を展開しているのは、AEだけではありませんが、こんな方法しかないのでしょうか、そして、客層奪却できるのでしょうか?

「DON'T ASK WHY」は、夏限定ののポップアップ店の他、米国50店舗のAEのストアと、オンラインにて販売。

Don't Ask Whyのインスタグラムより
https://instagram.com/dontaskwhyny/

アメリカンイーグルのHPより
http://www.ae.com/women-don-t-ask-why/web/s-cat/6570005
 2015/05/29 06:12  この記事のURL  / 

オールドネイビーもファストファッション路線に!?

NYタイムスの記事に、ギャップ社の姉妹店「オールドネイビー」が、トレンドを取入れた,ファストファッションの手法を取入れる事が取り挙げられていました。オールドネイビー昨年の北米売り上げは、姉妹店2ブランドをあわせたとほぼ同じ、$6B(約7200億円 1ドル=120円)の売り上げ。しかし、競合、H&Mのゲリラ的に出店、ユニクロもあっという間に、41店舗と勢いを増しています。 今までの、ファミリー層向けの低価格帯のベーシック商品ではいずれ、シェアを奪われて行く事が予想できます。

実際、マンハッタン、ソーホー地区のブロードウエイ、一等地にあった「オールドネイビー」は昨年、閉鎖しており、郊外のモールも高級化傾向で、グッチやルイビトン等のブランドが出店している事から客層のずれが生じ、オールドネイビーが撤退しているロケーションも多く見受けます。(上の写真は昨年閉鎖したソーホー店)

将来に向け、今変わらなければという事だと思いますが、スポーツラインの拡大に続き、アパレルラインも、ファッションコンシャスな、客層を取り込むべく、短サイクルでトレンドを取入れたアプローチを行う様です。

かつては、チープなベーシック商品でも、ロゴ商品が強く、エンターテイメント性のある店内デイスプレイで客を魅了し、大変な集客があったブランドですが、今は、どの店舗を見ても、照明も暗く、だだ広い店内は今ひとつぱっとせず。かろうじて、H&M等がまだ進出していない、田舎のB級モールでの出店で売り上げを保っている状況ですが、商品開発と共に、インテリアの方にも力を入れないと厳しいそうです。

また、本日のニュースでは、ギャップ社でも、同様のトレンドアプローチを行う様です。今年のホリデイ商戦の商品から、短サイクルでトレンド商品を展開する、ファストファッション路線をスタート、本格的には、2016年の春のコレクションで、主に、カットソーやデニム商品が展開されるそうです。

客層が異なるとは言え、どのように、住み分けるのでしょうか?

 2015/05/28 09:41  この記事のURL  / 

米ベビーブーマ VS.ミレニアルズ消費行動

良く比較対象される、米国の消費を支えて来たベビーブーマーと、8000万人存在すると言われる、1976年〜1994年に生まれたミレニアルズ世代ですが、その消費行動の違いと類似性を分析した記事がありましたので、ざっとご紹介。

ベビーブーマーとミレニアルズ世代が似ている所:
- クーポンや、セール、バーゲン商品を好む。
- ウエブサーフでリサーチの上、オンラインショッピングが好き。
- 両世代の女性消費者は男性に比べ、SNSを使った、購入した商品に関するトークを好む。
- 82%のベビーブーマ、83%のミレニアルズの女性は、ツイッター、フェースブック、
インスタグラム等のSNSでショッピング体験をシェアしている。

ベビーブーマーとミレニアルズ世代が異なる所:
- ミレニアルズはスマホやタブレットで情報を得、それらのデイバイスを使って買い物。
- ブーマーもデイバイスに精通しているが、デイバイスを使っての購入はあまり好まない。
- 82%のミレニアルズは、購入の決断をする時、友人や家族、SNS等を利用し意見をシェアする。
ブーマの52%は、小売店のウエブサイトの宣伝やショップ店員の影響を受ける。
- 実店舗で購入する際、ブーマーはカスタマーサービスやショップ店員のサービスを重要視。
  ミレニアルズもカスタマーサービスを利用するが、更に店内にてデイバイスからインフォを得る。
- ブーマーはミレニアルズに比べ、スタイルや好みのブランドを重要視。ミレニアルズは価格帯に拘る。

ミレニアルズは、オンライン消費のキージェネレーションと言われており、上の世代に比べて収入が低いにも関わらず、年間に2000ドルをインターネットで消費しているそうです。 ブーマ–世代のクーポンの代わりに、ブランドのオンラインクーポン、ポイントゲット等のREWARDサービスを利用している様です。

こういった消費行動を見ていると、プロパー価格での販売は益々難しくなっていきそうです。

 2015/05/23 10:14  この記事のURL  / 



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