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アバクロ:春休みセールで混雑でも対策は見えてこず。

ついこの間まで雪が降っていたので、春物が、ようやく動き出した印象なのですが、春休みという事もあり、30-50%の割引セールが目立ち、マンハッタンやショッピングモールでは賑わいを見せています。 

テイーンアパレルの中でも、価格帯の高いアバクロンビー&フィッチでは、50%オフの商品や、今、ちょうど着用できる商品がクリアランスセールで70%オフ、ジーンズ1本買うと2本目が無料等のセールを行っていて、店頭ではかなりの賑わい。

それに加え、Tシャツやタンクトップで、10-12ドルの低価格ラインをスタートしました。ロゴ無しで、ゆったりした、オフショルダーやクロップトップが中心で、いわゆるブランデイメルヴィルのリラックスベーシックラインと類似。ホリスターでは同様のコレクションが、9.95-12.95ドル、セールで半額の6ドルと激安セールがたくさん出ています。

レデイースの商品は、ファストファッションに奪われた客足を戻そうと、トレンド商品が増えています。スプリングガイド(上の写真参照)を見ていると、トレンドを取入れた結果、どこのブランドかと見間違う程、アバクロのアイデインテイテイはどこへやら。ロゴも無いし、消費者としては、アバクロだから買うのとは違うのでしょうね。

E-コマースでは、以前から戦略として上がっていた動きもでていて、例えば『OUR FAVORITE BRAND』では、ミネトンカ、バグウ等、他社ブランドをセレクトして、雑貨やアパレルを販売(レデイースで17社、メンズでは5社)メンズのグラフィックTではスーパーマンやコカコーラ等とのライセンス商品が加わており、UT改め『アバクロ・AT』コレクションといったところ。

10ドルのTシャツを売ってみたかと思えば、ウールリッチとアバクロのコラボジャケットは400ドルと、通常ラインの倍以上。セレクトされている他社ブランドは、年齢層の引き上げにチャンレジしている、アーバンアウトフィッターズあたりの客層を意識? メンズの『A&F Logo Shop』コレクションでは、オンラインエクスクルーシブのロゴ入りパーカーが90ドルと高額。半額セールにしても利益の残る価格設定でしょうか。

トレンド商品が増えている分、値下げをすれば、ファストファッションよりは品質も良いので一時的には売れているかもしれないですが、抜本的な対策は見えてこず。それでも、値下げ時期を早めて回転率を上げ、新商品の投入回数を増せば、今の消費者はセール目当てに戻ってくるのかもしれません。 結局の所、アイデンテイテイを犠牲に、苦肉の策で、どれが塩梅よいのか模索している様にも思える。


レデイース商品


A&F、ホリスター共に、店頭でオーダーし、自宅には無料で配送してくれるサービスも。


ウールリッチとのコラボジャケット350-400ドル


『A&F ロゴショップ』メンズのスエットパーカー90ドル






















 2015/04/09 11:27  この記事のURL  / 

こんまりさんの片付け術本のヒットで起きている現象とは!?

本日、アパログさんのコラムで『米国最大のスリフトショップ、グッドウイル』をあげさせて頂いた所なのですが、ファショニスタコムに、興味深い関連ニュースがありましたので追記致します。

日本でミリオンセラーになった、近藤麻理恵さん(通称こんまりさん)の著書『人生がときめく片付けの魔法』の英語版『The Life Changing Magic of Tidying Up』が昨年10月に米国で発売されたのですが、アマゾンコムニューヨークタイムスでも『HOW-TO』セクションでナンバー1にランクインされています。インスタグラムでも、#KONMARIのハッシュタグで検索すると、なんと3,000以上のポスト。

そんな、こんまりさんの片付けテクニックは、その物にときめきを覚えるかをベースに、キープするか処分するかを選択すると言うシンプルなメソッド。物を処分するというのは、なかなか勇気のいる事ですが、一つ一つ、感謝しながら行う事で、罪悪感を持たずに処分でき、紹介されている収納法も合わせ、人生が変わる程、すっきりと片付けられると言うもの。

このメソッド人気で、ちまたで、何が起こっているかと言うと、大量の洋服やファッション雑貨、家庭用品等、今までクローゼットでずっと眠っていた洋服が一気に放出されているのです。最近はリセールサイトも人気ですが、不要品を手っ取り早く処分するには、古着屋さんに買い取ってもらったり、スリフトショップに寄付するのが一般的、レシートを貰えば税金対策にもなります。

こんまりさんの本が米国で発売された昨年10月以降、オンライン専門のユーズドショップ、POSHMARK(ポッシュマーク)では、2015年の第一四半期に、5億ドル(約600億円)の新商品が入荷し、前年度に比べ、売り上げは、60%増。また、ニューヨークとニュージャージ州エリアのスリフトショップGOODWILL(グッドウイル)では、昨年11月から今年の2月にかけて、1万5,330トンもの寄付があったとの事
 
こんまりさんの影響もあり、米国の中古衣料品店では、商材が急増している訳ですが、若い人達のショッピング事情、こういったユーズドストアの利用が今後、増えるのではないでしょうか。 コラムの方でも紹介していますので、ぜひご覧下さい。

以下の動画は、人気コメデイBROAD CITY(ブロードシテイ)で話題になった最近のエピソード。ブルックリンベースの古着屋さんチェーンビーコンズ・クローゼットを舞台にした映画『プリテイウーマン』のパロデイ、古着屋さんバージョン。この店でも持ち込み数が増え、お客さんの間で、こんまりメソッドがホットトピックになっているそうです。
 2015/04/08 11:02  この記事のURL  / 

50人のファッショニスタが同じドレスでインスタグラム!?

先週末、インスタグラムで話題になったのが、上の写真のドレス。皆、ペイズリー柄でアシンメトリーのドレスを着ています。影響力のある、インスタグラマー50人が全く同じドレスを着用して、先週の土曜日にアップしたと言うもの。

デジャブではなく、米国の老舗デパート『ロード&テイラー』がマーケテイングとして仕掛けたもの。88ドルのこのドレスは、週末のうちにソールドアウト。

この商品は、3月26日にスタートしたばかりの、若年層をターゲットにした新プロジェクト『デザイン・ラボ・コレクション』の商品の一つ。

戦略が見事ワークした形となりましたが、様々なメデイアにも取り挙げられ、タイアップしたインスタグラマーは平均1000以上、多い人で5000以上、最も多かった人で1万3000の『LIKES』を得たという事なので、かなりの宣伝効果。売り切れたという実績だけでなく、『デザイン・ラボ・コレクション』の存在を紹介し、宣伝効果をあげた結果に導いたんですね。

その『デザイン・ラボ・コレクション』がどういうものかというと、トレンドにフォーカスした、ランウエイのファッションスタイルをバジェットフレンドリーな価格帯で展開したコレクション。 

70年代イメージのフリンジ付きスエードジャケットや、ヴィジュー付きのアスレチックサンダル等、トレンドの新スタイルが、毎月、130型以上が展開されるという、ファストファッションの手法を意識したコンセプト。

価格帯は、ザラに近い感じでしょうか。 毎月、新型を投入しなければならないので、早い段階での値下げを行い、回転率をあげている様です。 大人向けの地味な印象のロード&テイラーですが、ミレニアルズを中心に若年層の消費者を獲得する為、シューズフロアを拡張したり、その他にも様々なプロジェクトを行っています。

 2015/04/02 05:25  この記事のURL  / 



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