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アメリカ・ハロウイン事情

今週はいよいよ子供達が楽しみにしているハロウイン。International Shopping Centerによると、米国の4分の3の世帯がハロウインでの買い物を予定、平均100ドルの出費、トータルで、$11.3ビリオン(約1兆2千400億円)の見込みである事が伝えられています。コスチュームの他、お菓子類、家のデコレーション等、これらのアイテムの34%がデイスカウント店やスーパーマーケットで使われているそう。コスチュームでは今年はデイズニー映画『FROZEN-アナと雪の女王』が一番人気。

上の写真は、インテリアショップチェーンの【ポッタリーバーン・キッズ】。ちょっとリッチな消費者向けのストアですが、店内の半分がハロウイングッズ。しかも驚いたのは、インテリア店には珍しく、コスチュームの割合が多く本気モード、フロント左右の壁面が全て衣装!カタログではハロウイン衣装のみの別冊まで発行しています。↓



また、地域に寄っては、ハロウインのハウス・デコレーションのコンテストがあり、出費を助長している動きもあります。  



子供達が商店や知り合いの家を周り、キャンデイを貰っている様子は風物詩でもあり微笑ましい物ですが、このイベント、誰もが大歓迎している訳ではありません。一人暮らしの人々等、家に来て欲しく無い人もたくさんいるのです。実際、マスクやメイクをしているので誰だか分からず、知らない人物が家を訪ねてくるのは気持ちのよい物ではありません。

それだけでなく、菓子業界やパーテイグッズ業界の陰謀だと感じている人も多くいます。また、この一日で米国の子供は、平均7000カロリー以上のお菓子を貰うそうで、肥満に繋がる事も指摘されています。

そして、今年もニューヨーク日本国総領事館からの『ハロウイーンにおける安全アドバイス』が転送されてきました。 子供達も、受け側も、いはやや、皆さん大変な心構えが必要です! 長いですが添付しておきます。


 <<在ニューヨーク総領事館からのお知らせ>>

2014年10月28日  在留邦人及び旅行中の皆さま  在ニューヨーク日本国総領事館

ハロウィーンにおける安全アドバイス

※ 本お知らせは,お勤め先やご家族,知人等の方とも共有していただきますようご協力願います。

本年もハロウィーンが近づき,特にお子様たちは楽しみにしておられることと思いますが,例年,各地方自治体や関係機関は,ハロウィーンが近づくと安全に関する注意喚起を発出し,衣装については,事故を防止するためにも暗がりでも目立つような明るい色のものを着用するよう注意しています。一例として,ニューヨーク市は,以下のような,ハロウィーンにおける安全アドバイス(Halloween Safety Tips)を発出しておりますのでご参照ください。

【ニューヨーク市 ハロウィーンにおける安全アドバイス(Halloween Safety Tips)】
1 衣装
○ 運転者が暗がりでも子供たちを判別できるよう,(1)明るい色の衣装を着て,(2)明るい色のお菓子袋を持って,(3)衣装に反射帯を付けて,目立つようにする。○ 衣装や仮面は,視界を遮ったり,つまずいたりすることを防ぐため,体にぴったりと合うようにする。また,刀剣,杖や宝石などのアクセサリーは長すぎず,尖っていない物にする。○ 装飾用コンタクトレンズは眼球に重大な障害を及ぼすことがあるので,装着に当たっては医師に相談する。

2 「トリック・オア・トリート(Trick-or-Treat:お菓子ちょうだい,くれないといたずらするよ)」○ 「トリック・オア・トリート」の際は,決して子供ひとりで他人宅に入らせず,親が監督するか,信頼できる大人が同行する。○ 子供が道路を横断する際は左右を確認し,道路の角(交差点等)で渡るように指導する。○ お菓子など(トリート)は食べる前に変造されていないか,のどに詰まらせる危険性やアレルギーの可能性がないかを十分に確認し,また,子供が食べる量を制限する。

3 「トリック・オア・トリート」の受け側 ○ 小分けにしたドライフルーツや個々に包装されたスティングチーズのような健康的なお菓子など(トリート)を配る。○ 子供が滑ったり,落ちたりすることを避けるため,側道や階段から散らかった物や濡れた葉っぱを除去する。

4 パンプキン・カービング  ○ パンプキン・カービングは大人が行う。カービング道具の周りの子供を監督する。○ カボチャ提灯(The Jack O’lantern)には,ロウソクの代わりにティーライト(小型キャンドル)やケミカルライト(グロースティック)を使用する。

この他,皆さまの居住地や滞在先の自治体によって,「トリック・オア・トリート(Trick-or-Treat)」の時間を指定している場合もあるようですので,各自治体ホームページ,お子様の同級生の保護者やご近所などからの情報収集に努め,お子様たちが事故に巻き込まれることがないよう十分ご注意の上,楽しいハロウィーンをお過ごしください。

【参考】
ニューヨーク市ウェブサイト
www.nyc.gov/html/doh/html/living/halloween-safety-tips.shtml
ニューヨーク市警ウェブサイト 
www.nyc.gov/html/nypd/downloads/pdf/crime_prevention/HalloweenSafetyTips.pdf




 2014/10/30 11:22  この記事のURL  / 

英国の『プライマーク』が来年、米国に進出

イギリスを中心にヨーロッパで278店舗、総売上8000億円を展開する、ファストファッション『プライマーク』が来年、アメリカに進出との事。 米国初の店舗は、ボストンの倒産した百貨店『Filene's Department』の元店舗にオープン。そして先日、経営不振の『シアーズとKマート』を運営する『シアーズ・ホールデイング』社の東海岸地区の7店舗で、オープンする契約を締結。2015年の後半にボストン店をオープン、18ケ月以内には全8店をオープンする計画だという。

米国に新たなファストファッションが参戦する事になりますが、競合店と何が異なるか? 価格帯では、競合他社の小売価格の比較表を見てみると、プライマークの安さが際立っています。Bernstein社の調査によると今年8月の英国のアパレル商品の平均小売価格から48%も低価格だったそう。


なぜ、そんなに安く仕入れができるのか?『プライマーク』では、昨年1100人が死亡し、フェアトレーデイングでのやり玉にあがったバングラデイッシュの工場を含む仕入れソースを使った様に、徹底した低価格政策を維持。また、商品の値段が安い為、オンライン販売すると返品率が高くなりコスト高になるという理由で、オンライン販売を行っていない事や、親会社がABFという世界的大手食料会社であることも信用力を増している要因と言えます。

『プライマーク』が他社と大きく異なるもう一つの点は、平均売り場面積。 中にはカフェを併設している店もある様ですが、市内の一等地に店を構え内装も豪華。ヨーロッパの平均的売り場面積は約10万sqft(9,300平米 or 約2,800坪)とかなりの大型店ですが、リース契約をするシアーズの7店舗分の総売り場面積も52万sqft(約48,000平米 or約15,000坪)ですので1店舗あたり2,000坪強と大型店舗になる予定。

米国若者層の間では、ファッションだけでは無く、品質を求める動きもでており、”ファストファッション”自体のスローダウンも噂される中、H&Mでは先日、価格帯をあげた姉妹店『&Other Stories』をソーホー地区にオープン。低価格でトレンデイという切り口とは異なる、新たなステージの小売店をスタートしています。

そんな中、米国では無名のプライマークが、マンハッタンの一等地からでは無く、ボストンや、シアーズ跡地でしかもかなりの大型店からのスタート。 手強い競合アパレルの米国参戦、非常に興味深い。
 2014/10/27 02:11  この記事のURL  / 

アマゾンの実店舗はどんな店になるのか?

2013年の売上が$74.5B(7兆5千億円)。取り扱い品目数は検討もつきません。北アメリカに39のフルフィルメントセンター(平均9万3千平米、一辺が300Mの建物)を保有する世界最大のEコマースが遂に実店舗をオープン。クリスマス商戦前に出店するというニュースを、ウオールストリートジャーナル紙が伝えてから、各メデイアで話題になっていますが、肝心の店舗の概要が、明らかにされていません。マンハッタン34丁目のエンパイアステートビルの近くで、述べ売り場面積4万平米。一部、テナントがまだ残っている様です。 

どの様な店なのか? メデイアでは、注文商品の受け渡しや返品商品の受付がメインになり、自社のKindleや携帯電話を販売する程度。更には、同日配達を可能にするための倉庫としても活用するのではと伝えられています。

ニューヨーク店が成功したら、倒産が噂される家電販売店の『ラジオシャック』や、『ベストバイ』に押され売り上げを落としている『H.Hグレッグ』を買収し、消費者との取り次ぎ店を一気に全米に設置するのではという憶測もでています。(ちなみに、ラジオッシャックは平均、225uで3000店舗、HHグレッグは2500uで229店舗のチェーン店)

こんな事も考えられます。店には商品は置かず、カウンターのみがずらっと並び、店員はモニターを見ながら接客。注文した商品の受け渡しや返品の処理をする。 入口に設置された番号札の順番に窓口に行き、発注済み商品の受け渡しするとか?

イーベイやアマゾンの他、ありとあらゆる商品がネットで購入でき、サイズや在庫が無いと言う心配もありません。ポイントはいかに早く、安く商品を入手できるかと言う事。ウオルマート、メイシーズ、ベストバイ、ホームデポ等の競合店は皆、実店舗を利用してネット注文の商品を無料且つ迅速に供給する事で対応。

一方、アマゾンでは『アマゾン・プライム』『アマゾンロッカー』『アマゾンフレッシュ』等の導入。更には、小型無人ヘリ・ドローンの使用による配達の迅速・コストダウンを計るべく試運転を行っています。

デリバリーを仕事の関係で自宅への配達を望まない人も多く、迅速で安く、安全に購入者に商品を渡すシステムを模索しているのでしょうね。 その為の重要な手段の一つが店舗なのではないでしょうか。そう考えると、クリスマス前の34丁目というロケーションも理解できるものです。


とにかく、アマゾン店舗がオープンしたら見に行きたいと思います。日本の楽天も参考になるのではないでしょうか。
 2014/10/25 11:34  この記事のURL  / 

米国ギャル向けチェーンdELIA'Sの身売り先探しに思う

アメリカの女子中高生を対象にした、アパレル雑貨小売りチェーンに dELIA'S(デリアス)という会社があります。1993年創業、カタログ販売で人気を博し、ショッピングモール内に出店、ニッチな市場狙ったキュートなファッションでテイーンに大人気のブランドだったのですが、出店の加速をしだした頃から、アバクロやホリスター等のブランド力重視のテイーンアパレルや、フォーエバー21、H&M等のファストファッションの登場で、客足を取られ大苦戦。 一時は年間300億円以上あった売り上げも半分以下に減少。キュートなファッションというだけでは、アピールせず、毎年赤字を垂れ流して身売り話が絶えません。

元々の創業者は、エール大学を卒業したばかりの若者二人、現在のオーナーもベンチャーキャピタルですが、何とかしなければならないのは承知しているが、どうしたら良いか分からず、結局、身売り先を探すという状況に留まっています。

現在、113店舗を抱え、140億円の売り上げがあります。 多額の負債を抱えていますので相殺すると資産価値はありませんがターゲットとしている市場は、日本が得意とする”KAWAII”ファッションの分野がぴったりだと思えます。買収して日本で展開というのは、なんの旨味もありませんが、現在の資産価値、20億円程の投資で、日本のファッションをアメリカ市場で販売するというのは面白いかもしれません。

アメリカのセレブ達も東京に行くと、KAWAIIお土産を買って帰りますし、先日開催されたNYコミコンでは、日本のポップカルチャーブースが大盛況だったと聞きます。日本の中高生向けのファッション、小物雑貨は、アメリカの学生達に取っても何かキラキラした感性が魅力的な市場なのでしょうね。フォーエバー21やH&Mとは異なった、日本企業による感性をプラスした、新生”デリアス”として、アメリカのギャル市場で販売してみては如何でしょうか? 

http://store.delias.com
 2014/10/17 11:25  この記事のURL  / 

リトル東京にダイソーの大型店オープン
Via DTLA Rising

DTLA RISINGというサイトに、ダイソージャパンがロスのリトル東京に大型店のソフトオープニングした様子がでていました。グランドオープニングは10/4だそうです。輸送コストなどの関係でアメリカではさすがに、1ドル50セント均一。ロスのガーデナにある、ダイソーショップに何度か行った事がありますが、HPを見てみると、米国には36店舗もあるようです。 リトル東京では、3rd/Alamedaモール内で、8300sqft(約770平米)、他の店舗は大きくても167平米くらいのですので、米国では最大級です。 商品パッケージには、英語での商品名も記入されているので何に使う物か理解する事ができます。
 
アメリカの1ドルショップは、売り上げは好調ですが、相変わらず、食料品や洗剤等の”生活必需品”が中心。子供向けのおもちゃや文具、キッチン雑貨、クリスマスやハロウイン等のホリデイ商品もありますが、デザインは大雑把で素材も安っぽい物が多いのです。 ダイソーの商品は彩りも楽しく、つけまつげ等のビューテイプロダクトも充実、生活雑貨やパーテイグッズもカラフルでアイデイア商品が多いので、アメリカの10〜20代が利用していると聞きます。見た目のファンシーさ、圧倒的な品数の多さが、買い物の楽しさをもたらしているようで、ユーチューブのHAUL ビデオでもかなり見かけるようになりました。
 
ニューヨークには随分前に、中国系の企業がマンハッタンにオープンしましたが、家賃が高すぎて残念ながら撤退。クイーンズの方に同じく中国系の100均が残っている様です。ダイソーさんは今の所、ロスとサンフランシスコ中心に展開されています。都心は難しいかもしれませんが、他州にも新しい息吹、活性化を求めるモールがたくさんあるでしょうから出店チャンスは多いにありそうです。
 
ダイソーのホールビデオを検索してみたら、ハロウイングッズや文房具を買っている様子がありました。日本のダイソーと商品は同じでしょうか?
 

他にアメリカに進出している企業の中では、ブックオフさんがありますが、全米でまだ9店舗。マンハッタンには1店舗あり、英語の本、CD、DVD等の買い取りをしているのでストリートに面する1階がアメリカ人向けのフロアで現地化?されています。
 
 2014/10/03 10:58  この記事のURL  / 

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