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アンソロポロジー:5年以内に大型店を50店舗オープン

ブルームバーグ誌によると、アーバンアウトフィッターズ社の姉妹店、アンソロポロジーが、現在の売り場面積よりも3倍の大型店を5年以内に25−50店舗オープンするのだそう。

元々、ベッドや家具等も商品兼、什器として使用するライフスタイル店なので、平均売り場面積も7100sqft(約660平米)と決して小さくは無いのですが、3倍というと2万sqft(約1,860平米)。売り場としてはかなりの巨大スペース。 

アーバンアウトフィッターズのライフスタイルセンター同様、レストラン、ヘアサロン、ビューテイプロダクト、ランジェリーの他、ウエデイングコンセプトの姉妹店【BHLDN-ビーホルデン】や、ガーデニングコンセプトの【TERRAIN-テレイン】等も併設した複合店となるようです。

大型店にチャレンジする理由は、通常サイズのストアでの平均滞在時間が1時間なのに対し、大型店では、2〜3時間と長く、消費者が洋服のショッピング以外の異なる目的で集まれる、デイステイネーションショップとなる事を目指すのだそう。アパレル商品の動きが鈍い時期に、他の目的での収益をあげると言う事もあるのでしょうね。

マンハッタンやモール、郊外の路面店のアンソロポロジー等を見てきて、売り上げは、そこそこ保っていますが、以前に比べると、SKUを減らしデイスプレイもすっきりと構成されている事もあり、以前の様に長時間滞在する事は少なくなったと感じます。何度も足を運んでいると、ライフスタイル店とて飽きがきます。変化が必要なのでしょうね。

確かに大型化し、見るものや目的が増えると滞在時間は長くなるので郊外店、路面店等ではワークする可能性を感じますが、競合店の多い都心やモールではどうでしょうか。オープン当初はどこでも物珍しさで繁盛するものなので、問題は3ヶ月、半年、一年後がどうか、今後も注目したいと思います。

ちなみに、もう一つの姉妹店、絶好調の【フリーピープル】も大型店が予定されている様です。
 2014/09/30 02:00  この記事のURL  / 

スモールポーションがビッグトレンド!

アパレルとは関係ないのですが、かなり気になっていた米国の若い世代の食生活の変化について。

アメリカの食生活というと、映画館ではビッグサイズのドリンクに巨大ポップコーン、レストランではボリュームのあるビッグポーションが食べきれず、お持ち帰りすることもしばしば。揚げ物や、炭水化物の過剰摂取もありますが、外食でサーブされる一人前の量が多い事は、この国を肥満大国に導いた大きな要因でもあります。

そんな中、ナショナルレストラン・アソシエーションが1300人のシェフを対象に、レストランのメニューに関する調査を行った所、従来よりも少なめのポーションでサーブする事が、今年のビッグトレンドだという記事を読みました。スターバックスでも、顧客からの要望により、デンバーとヒューストン地区で、一番小さい【トール】12オンス(340g)よりも更に小さい、10オンス(283g)のフラペチーノをテスト販売しているそう。昨今の健康志向やフィットネスブームも相重なり、消費者からは、カロリーとコストダウンの両方を求める声が急増しているんですね。

NYには随分昔からありますが、若い人達の間で【タパス】が流行っているのも、食の変化の一つとして興味深い現象です。 【タパス】というのは、スペイン系の小皿料理を出すお店で、通常、大・中・小のサイズ(価格帯)に分かれていて、人数やお腹の具合によって、食事をシェアして食べるシステム。日本の居酒屋さんや、最近流行のバルが近いでしょうか。

このトレンドで、『TGIフライデー』では、“テイスト&シェア”という皆でシェアできるメニューを打ち出したり『オリーブガーデン』でも、“テイスト・オブ・イタリー”と称した、小皿料理メニューをスタートしています。欧米のちゃんとしたレストランでは、一人に一皿オーダーするというのがマナーなので、一つの皿をシェアしたり、少量の料理を何種類も食べるのは、若い人達にとってカジュアルで気取りが無いのが新鮮。食べる量や栄養のバランスも取れ、お財布にも優しいメニューなのが良いのでしょうね。

親世代よりも健康志向で倹約家なミレニアルズ世代が中心となり、食生活にも変化が現れている様です。 安くてボリュームのある料理が好まれる時代は終わり、『正しい量に、正しい価格』、そして質を求められる時代になりつつあるのでしょうか。

食への拘り、お金の使い方は、アパレル業界ともまんざら関係ないとも言えず、とても興味深い変化だと思います。




 2014/09/28 00:42  この記事のURL  / 

アメリカの展示会で見かける日本のブランド

最近、アメリカで開催されているアパレル展示会に行くと、必ず何社か日本からの出展者をみかける様になりました。先月のラスベガスでの展示会やNYのコーテリーでは、マウジーさんがブースを構えて頑張っていました。

その他にも、日本のブランドのジーンズ、バッグ、シューズ、小物等、皆さんこだわりの商品を持ち込んでおられるのですが、どうも今ひとつピンとこず、、というよりも、アメリカのどの規模の市場(ストア)に販売しようとされているのか、こだわりを持った商品を販売されるのは良いのですが、目標とするアメリカの市場がどこにあり、どの位の規模であるかを良く判っていないのではと感じるのです。

今、アメリカのアパレル小売店の経営者の多くはファッションの知識よりも市場の変化を先読みするビジネスマンという人たちが多いし、又、求められています。

ユニクロさんも2005年にニュージャージー州のローカルモールに3店舗を地味に出店後、数年で閉店。即座に方向転換してマンハッタンに旗艦店を出店してから10年。試行錯誤の連続でアメリカのオペレーションが黒字になるにはあと数年かかる様です。

マウジーさんの卸売り作戦はうまくいくでしょうか、ユニクロに続く日本代表ブランドとして陰ながら応援しておりますが、他の出展者の皆さんや、若いクリエーター達もファッションが好きというだけでなく、しっかりとビジネスとして捉えた市場調査をして世界にチャレンジして欲しいなと思います。アメリカのバイヤーは、常に新鮮な商品を求めていますが、デザインや価格帯も含め自分達の市場に合った商品であるかが一番の要だと思います。

 2014/09/26 10:02  この記事のURL  / 

米国アパレル店員、ストアへの評価は?
アメリカの就職情報サイト(www.glassdoor.com )から、米国の代表的アパレル小売店で働く販売員達のストア評価を拾ってみました。添付リストがそのまとめたものです。 

アメリカの小売業の販売員の平均時給は$9.14 (ちょっと円安なので約987円)年収で$24,000 との事なので、他の小売り企業に比べると、アパレルの販売員の給料は平均を少し下回る様です。郊外の800ドルのアパートに住んだとしても、交通費諸々、あいません。ファッション好きな若い人が従業員割引で服を買える、働く時間が比較的自由になるということで腰掛け的に働くケースが多いのかもしれません。

自分が働いているストアを友達に薦めるかという質問では、ギャップとH&Mがそれぞれ、70%以上の好評価に対して、フォーエバー21は、22%と最低レベル。 

世界的企業を目指すユニクロも友達に薦める比率は、43%とあまり良い数字ではありません。服装検査、朝礼、笑顔等、日本的経営方針もアメリカ人には、まだ馴染めないのでしょうね。

アバクロもクールなお店の雰囲気の割には時給が一番安く使い捨て? そこにいくとギャップは教育プログラムが充実しているそうで、社内で人を育てようとする姿勢がみられる様です。H&Mも ヨーロッパ(スエーデン)の文化が影響しているのか評判はまずまず。

総合的に、最も評判が悪いのはフォーエバー21。 ”客層が良くない”というコメントは、安い商品を求めている客層のマナー的な意味と思われます。安い商品を売る為に、どこかにしわ寄せ、従業員が犠牲になっているのでしょうか。 


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 2014/09/25 06:59  この記事のURL  / 



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