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H&M姉妹店『& Other Stories』いよいよ米国進出

米国に初進出してから14年目を迎えるH&M。姉妹店『COS-Collection Of Style』の本格進出も準備されていますが、2013年の春にローンチしたもう一つの姉妹店『&Other Stories-アンド・アザーストーリーズ』も年末にかけて、ソーホー地区でのオープンが決まった様です。

ユニクロ、ザラ、マンゴー、ヴィクトリアズシークレット、フォーエバー21やブルーミングデールズ等が並ぶブロードウエイ沿いで、丁度、プラダの隣のビルに決定している様です。ソーホー地区でも家賃が高い場所ですが、最も人通りが多いのがこのストリート、立地条件としては申し分ありません。

『&Other Stories』については以前、こちらのブログで取り上げた事がありますが、『COS』よりもグレードをあげながらも、トレンド商品を短サイクルで提供したアフォーダブル価格の商品というコンセプト。ホームページ上で比べてみると、価格帯はあまり変わらない様な印象ですが、H&Mよりは高く、COSよりは若干、安い感じでしょうか。

『COS』が、ミニマルなデザインのメンズ、レデイース、キッズとアパレル中心に展開しているのに対し、『&Other Stories』は、レデイースのみに絞り込んだ、よりヒップで幅広いデザイン。ハンドバッグや靴、ジュエリー、サングラス、ビューテイアイテム等のファッション雑貨がかなりのボリュームで充実しています。

ZARAやマンゴー、トップショップもファッション雑貨を扱っていますが、店頭での割合としては20〜25%といったところでしょうか。殆どのケース、雑貨は何カ所かにまとめて販売される事が多く、アパレルとの関連性に欠け、見せ方としては魅力にかけるのが残念。『Other Stories』では ファッション雑貨の比重が多くなる分、VMDによっては、他店に無い、新しいアプローチの店になるかもしれませんね。

HPの写真と動画を見ると、商品をフィーチャーしながらも、おおらかに自分らしさを表現する生き生きとした人物像が伺えます。現在、バルセロナ、ベルリン、コペンハーゲン、ロンドン、ミラノ、パリ、ストックホルムに店舗があり、eコマースは12カ国。米国のサイトは、年末の店舗オープンと同時期にスタート予定。 

それにしても二つの姉妹店が一気に今年オープン、米国14年の経験を元にギアアップですね。

http://www.stories.com
 2014/03/28 05:02  この記事のURL  / 

URBAN: 進化系ストア『SPACE NINETY8』間もなくオープン!

Image via Space Ninety8 instagram

続々と店舗がオープンしている、ブルックリン、ウイリアムバーグ地区に、アーバンアウトフィッターズの新コンセプトストア『Space Ninety8』が、4月3日にオープンが決定したようです。

先行してオープンしたロスの『Space 15Twenty』では、アーバンのPBや、フリーピープル、先日スタートしたばかりのアスレチックウエアコンセプトの『Without Walls』の他、ギャラリーやイベントスペース、ヴィンテージ商品等多目的スペースを併設した新感覚のストア。

ブルックリンの店舗では、地下を含む、5階構成のビルデイングですが、一度却下されたリカーライセンスの許可がおり、バーの併設が実現する様です。 リカーをサーブする事で、近隣周辺のバーやレストランが客足を取られると賛否両論あるようですが、若者の文化には欠かせないもの。なんといっても小売店の中でお酒や食事するスペースがある事で、ショッピング目的以外に、ここへ足を運ぶ目的を創出するのは非常に大きい。

その他、UOのPBや、独自に選んだヴィンテージ商品ショップ等、フラワーショップ等が併設、新しいショッピング体験を提供するスペースが生まれます。ロサンジェルスとは少し感じが異なる様ですが、ブルックリンの土地柄や人々のライフスタイルを研究したデザインになっているようです。

ホームページでは、フェースブック、ピンタレスト等のSNSも既に準備中で、インスタグラムでは店舗の写真も一部公開されています。 カラフルなタイルばりのEATスペースにフロアリングがキュートです。


Image via New York Magazine

地下:ポップアップショップ
1階:ローカルデザイナー&アーチスト
2階:レデイースアパレル
3階:メンズアパレル、食事&バー
4階:アウトドア・ダイニングスペース&フラワーショップ

アーバンアウトフィッターズでは、他にも、通常のストアサイズの2倍スペースを確保した、『ライフスタイルセンター』を、マンハッタン34丁目に準備中と、オンラインでは体験する事のできない新感覚のショッピングスペースに挑戦、本来あるべき小売店の姿勢だなあと思います。


http://www.spaceninety8.com

http://www.space15twenty.com





 2014/03/25 03:31  この記事のURL  / 

ZARA:姉妹店『LEFTIES』で低価格戦争に参戦

Image via lefties.com

トレンド商品を短サイクルで販売する、ファストファッションブランドの代表とされる『ザラ』ですが、価格帯は、H&Mやフォーエバー21に比べるとかなり高く、安価な商品を求める客層はおおむね逃しているという状況があります。

ロイターによると、低価格品を求める客層の増加に伴い、対抗策が進めれているというのです。

1993年にスタートした、姉妹店『LEFTIES-レフテイーズ』は、ザラで売れ残った商品を販売するアウトレット的な機能を担っており、それ以来、在庫だけではなく、新たに生産した商品も投入している。 昨年から、このブランドをファストファッションブランドとして再構築すべく急ピッチでワークしている。

『LEFTIES』は、食べ残しや残り物を意味する『LEFT OVER』から。

在庫品を販売するデイスカウント店としてのスタイルから、店舗のインテリアやロゴ等を一新し、低価格帯のファッションブランドに対抗できるブランドにしようというもの。 

現在、店舗はスペインに86店舗と、ポルトガルに16店舗のみだそうですが、過去5年の間に、スペインの店舗数をゆっくりとしたペースで縮小(514から469店舗)しており、新生『レフテイーズ』がその場所にオープンする事になるそう。

本来の店舗は如何にも安売りの店というルックスですが、ウエブサイトを見ると、スタイリッシュなイメージで、レデイース、メンズ、キッズの商品を展開しています。花柄のブラウスで18ドル程なので、H&MやF21と競合する価格帯。

アメリカにやってくるのはまだ先になりそうですが、ホリスターも、ファストファッションの販売法を取り入れようと、西海岸のベンダーとワークしているそうですし、大型店舗が増えれば、ファストファッションの飽和状態になる日がくるかも!?

http://www.lefties.com
 2014/03/20 07:15  この記事のURL  / 

マンハッタン59丁目の地下ショッピングモール開発

日本ではデパ地下や駅ナカショップが充実していて、羨ましいですが、マンハッタンでは、駅直結型のショッピングモールは非常に少ない。地上に上がればなんでもあるのですが、待ち時間を利用して買い物ができるのはやはり便利。

NY駅ナカショップでは、20年前に再開発された、グランドセントラル駅が有名で、アパレル、ワインショップ、オリーブオイル専門店、書店、ギフトショップやアップルストア。レキシントン街からの入り口には、チーズ、パン、シーフード、スイーツ、スパイスショップ等のマーケットプレースがあり、地下のダイニングでは、オイスターバーを始めとするグルメショップが並んでいます。

その同じデベロッパーが、2015年の完成をめざし、マンハッタン西59丁目駅(コロンバスサークル駅)に、3万SQFT(約843坪)の地下ショッピングモールがオープンする。 2015年完成予定。

59丁目の西サイドは、セントラルパークからも近く、住民を含む通勤、通学、旅行者等、一日平均9万人、年間にして2000万人の通行量、しかも年収1000万以上という人々が多く含まれているのでビジネスとしての期待が大きい。現在、これらターゲットの需要を満たすテナント候補、約500の中から絞り込みが行われている様です。

『小売り店』『マーケットプレース』『Grab’n go-テイクアウト』の3つのカタゴリーで構成され、シーズン毎に、新プロダクトや、オンラインショップの商品で変化する従来のキオスク型の店舗も加わる。グランドセントラル駅に似た雰囲気で、活気があり、クリエイテイブな印象のブルーバードスタイル。

時間待ちを利用して、友達へのギフトを買ったり、待ち合わせて食事をしたり、帰宅途中に食べ物やワインをテイクアウトしたりという事が実現します。 

デベロッパーのスーザンさんは、東京やソウルの駅ナカショップも参考にしているそうで、ハート・オブ・ニューヨークとなる新しい感覚のマーケットプレースを目指しているそうです。

↓グランドセントラル駅のマーケットプレース


 2014/03/20 03:20  この記事のURL  / 

NO MORE FAT TALK


先日、アパレルウエブさんのコラムで米国のプラスサイズ市場に関して書かせて頂きましたが関連話題です。

女性が持つコンプレックスを題材にした企業CMが女性の共感を得て話題になっています。

きっかけとなったのは、スキンプロダクトで有名な『Dove』が、制作した『リアル・ビューテイ・スケッチ』というキャンペーンCM。見た目、特に顔のパーツに、コンプレクスを持つ女性達を主人公にした話しで、2種類の似顔絵を見せられるシーンがあります。自分が思い描く顔の特徴をベースにした似顔絵と、他の人達が感じる特徴をベースにした似顔絵では、遥かに印象が異なり、本当のあなたは素敵な所がいっぱいありますよとうい事を気づかせてくれるストーリー。ドラマチックな仕上がりに、1億回を超える再生回数、各国のキャプション付きで紹介され、370万回ものシェア、最も視聴されたユーチューブCMとして話題になりました。一番下にCMあります

そして、上の動画は、ケロッグのコーンフレークでおなじみ『スペシャル K』が作った『ファット・トーク』というタイトルのCM。女性達がブテイックの中で洋服を見ていますが、商品タグには値段ではなく、ボデイコンプレックスを綴ったフレーズがプリントされています。それは、自分達がいつも日常的に語っている言葉である事にハッとした女性達は、ネガテイブな言葉で溢れたタグを見ている内に、気持ちまで暗く醜くなってしまう事に気づき、これ以上、自分を卑下する、『ファットトーク』はもう辞めましょうという強いメッセージがこめられています。
 
Special Kによると、93%の女性が、自身の体系についてネガテイブなイメージを持っており、ウエストに肉が付いている、腕が太い、痩せすぎているなど、SNSや日常会話の中で、常にそういった話題が飛び交っているそう。モデルのタイラ・バンクスとタイアップしキャンペーンを行っていて、彼女自身が模範となり、卑下しながら生活するよりもポジテイブに健康を考える為のアプローチを薦めています。

ケロッグとしては、もちろん、共感した女性達が、次回コーンフレークを買う時にCMを思い出し『Special K』を選んでもらう事が目的。

米国女性は多少太っていても、あまり気にせずミニスカートやノースリーブを着用しますし、ポジテイブに生活しているイメージがあったのですが、実は、大半の女性が常にこういったコンプレックスを抱え悩んでいる事に改めて気づきます。最近のファッション雑誌にも体系別の着こなし方法やアイテムを紹介するコーナーがあります。

このキャンペーンで、それが払拭されるのかは疑問ですが、サプリメントや健康食品、コスメテイック、フィットネスやファッションに至るまで女性の悩みを解消し、カバーするための商売が大きなビジネスチャンスと支持を得ているのも納得です。

こちらは、DOVEの『リアル・ビューテイスケッチ』
)
 2014/03/14 11:52  この記事のURL  / 



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マックスリー・コーポレーション
英文名:Maxre Corporation

マックスリー・コーポレーション ( CHIZU NISHIDA )
米国ブランドの輸出及びビジネスコーディネート、マーケット調査などを承っています。

■ビジネス関連のお問い合わせ:小林まで

■市場調査レポートのお問い合わせ:西田まで

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