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アバクロ:アウトレットをビジネスに

昨年7月あたりから始まり、ホリデイシーズンにまで続いて急激に客足を失ったたアバクロンビ -社、姉妹店ギリーヒッックスの閉鎖費用や悪天候も重なり、Q4の純利益は58%減というシビアな状況。 (ギリーヒックスは数店舗を残してほぼ閉鎖、現在、インターネットとホリスター店内で在庫販売を行っています)

先日行われた、ウオールストリートのアナリスト向けの会議の中で、アメリカ国内、海外ともに成長下のアウトレットをビジネスとして運営する事が挙げられていました。 アウトレットでの販売は、自社在庫のクリアランスが目的でしたが、“アウトレットの為の商品”を特別に生産しビジネスとして運営する。既に、シアトルと、イギリスのケント州のアウトレットにて試験的に販売しており、3ヶ月以内には、更にテスト店を増やすそう。

また、昨年のB-T-C商戦で販売したKEDSのスニーカーが好調だった経緯から、アバクロ及びホリスターの店頭&オンラインで、他社ブランドの販売を増やす事が挙げられている。現在も、ホリスターのオンラインでKEDSの商品を限定販売している。元々、競合店に比べると不足している、ファッション雑貨などで、他社ブランドを取り入れ、集客の為のツールとして使う。

ライフスタイルブランドとして、ブランドの再構築とストアの充実にフォーカスすべき所ですが、投資家達の圧力もあり、失った女性客の奪却と企業としての安定した収入を得る為の苦渋の決断と思えます。

そして、もう一つ気になるのが、販売のステージを広げる為の”WHOLE SALE OPTION"が検討されている。卸売りというのは考えにくいですが、外部の特定のウエブサイトやストアでの販売が検討されている。

アマゾンコムで販売される可能性:
数日前のWSJによると、アマゾンコムが、特定のファッションブランドを今夏から販売する事が伝えられており、Jクルーのカーキ、ラルフローレンのポロシャツ、ロード&テイラーのスーツ等、消費者に取って馴染みの深いアイテムがピックアップされています。ニーマンマーカスや、アバクロンビー&フィッチ等、10社以上の企業と話しをしているそうなので、アバクロの外部での販売というのはアマゾンかもしれません。 

ちなみに、アマゾンが直接販売する訳ではなく、サイトでリストされた商品はそれぞれのブランドHPへリンクされます。リテイラー達はFEEを支払う事になりますが、アマゾンの2億4000万人と言われる巨大な顧客数を利用し、自社サイトへ誘導しお互いのトラフィックを増大させる事ができるので理にかなっているのでしょうね。

アマゾンは、eBay に対抗すべく、ファッションの販売に力を入れており、昨年は、ブルックリンに4SQFT(約3716平米)のフォトスタジオをオープン。Amazon Fashion, Shopbop,My Habitの向けの商品撮影がここで行われている様です。
 2014/02/28 11:45  この記事のURL  / 

サラジェシカパーカーXマノロブラニクのシューズ販売スタート
ノードストロームの話題をもう一つ。

上の動画は、ニューヨークのスタジオでのフォトシューテイングの様子ですが、今週28日から、ノードストロームにて限定販売する、サラジェシカとマノロブラニクのシューズの販売がスタート。ニューヨークでは、2月28ー3月2日まで、372 West Broadwayのポップアップショップで販売され、ご本人も登場される様です。

ノードストロームサイト:
http://shop.nordstrom.com/c/sjp-sarah-jessica-parker

インスタグラムでは商品の一部とメイキングの様子が伺えます。
http://instagram.com/nordstrom#
 2014/02/27 07:56  この記事のURL  / 

米国デパート:オフプライス店の出店を加速

2014年、ノードストロームは、フルサイズのストアを3店舗オープン予定に対し、オフプライス部門の『Rack』を27店舗オープンとアナウンス。現在の140店舗から2016年までに230店舗へ拡大予定とデイスカウント店にフォーカスするようです。ニューヨークでは、郊外に住む客層もターゲットに、この春にブルックリンの『フルトンモール』、秋にはクイーンズ地区の『フラッシング』に出店。数年前に買収した、フラッシュセールスの『HOUTELOOK』のサイト内でも『Nordstrom Rack for HauteLook』を作り販売強化しています。

好調だったノードストロームは企業全体では増収増益ですが、フルラインストア既存店の売り上げは2.1%ダウンと売り上げが鈍化。『RACK』とオンライン部門の業績が好調な為、出店加速に至った様です。この傾向は競合のデパートにも現れており、ニーマンマーカスの『LAST CALL-ラストコール』もダウンタウンブルックリンに進出。サックスの『OFF5TH』は、NY地区への出店は不明ですが、現在の71店舗から倍の出店を予定と積極的。

オフプライス店では、拡大中の『センチュリー21』や、『TJマックス』『ホームグッズ』を運営するMARSHALLグループのバイイングパワーに押され、『ファイリーンズ・ベースメント』や『ダフィーズ』『シムズ』最近では『ローマンズ』等のオフプライス専門店が次々と倒産の事態に強いられました。 需要がありながらも、放出されるブランド在庫商品には限りがあり、結果、購買力のある企業が生き残っているという状況。

オフプライス部門を運営する米国のデパートでは、自社在庫の他、アウトレット向けのPB商品を投入して運営、ライバル店が減った今、出店を加速し、そのシェアを奪おうという事だと思われます。 各社、昨年はオンラインショップを立ち上げていますが、店頭で見るよりは商品数少なく、在庫にむらがある為、難しさがある様に思えます。 リアル店舗での買い物のしやすさ、いかに商品を充実させるかがポイントになりそうです。

参考に、今現在のフルライン店とオフプライスの店舗数です。

 2014/02/27 07:25  この記事のURL  / 

偽物商品とオンライン詐欺の増加

全米が熱狂するスーパーボールを明日に控え、偽造チケットやNFL関連の偽物グッズに関するニュースが話題になっています。ユニフォームジャージ、キャップ、Tシャツ、その他のお土産アイテム等、20万アイテム以上、2160万j分が既に押収、オンライン詐欺も多く、163のウエブサイトで偽物を販売しているとして法的処置されるそう。

下の写真は、メイシーズで販売している本物のNFLSHOP



NFLグッズのケースは、氷山の一角、ハンドバックや時計等の高級ファッションアイテムの偽物商品が年々増加傾向で、BASCAP(Business Action to stop Counterfeit and Privacy)では、海外からの偽物輸入品、国内で作られた偽物商品、インターネットによる詐欺販売品等を含め、2015年までには、2008年の2.4倍にあたる、$1.22〜1.75 Trillion( 122〜175兆円)に達するだろうとしており、国際商業会議所が概算している金額とほぼ同じ。 ちなみに、2012年、偽物商品として没収された商品額は$1.26b(1260億円) 減少するのではなく、将来的に、恐ろしい数の偽物が販売されると予測されている事に驚きます。 

偽物問題に加え、クレジットカードの情報漏れやハッキングも深刻化しています。昨年10月に、ノードストロームの店舗のキャッシュレジスターにクレジットカードの情報を読み取る機会が取り付けられたのが発見されましたが、それ以降、11月には『ターゲット』の顧客9400万人のクレジットカード情報の漏洩。その後、『ニーマンマーカス』が,110万人、最近では1050店舗以上を運営する、クラフトショップ『マイケルズ』でも発覚し調査中。 

先日、米国の日本領事館からの連絡では、南米旅行を計画していた女性が、インターネットで予約した現地日系旅行会社に代金を支払った後、連絡が取れなくなったという被害があり、他にも同じ被害が多数でているのだとか。

クレジットカードで何でも便利に買い物ができる時代になり、オンラインショッピングも急増している状況ですが、これを逆手に取った犯罪も増加、深刻化しそうです。 
 2014/02/02 07:44  この記事のURL  / 



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