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アバクロ、結局、現CEOとの契約更新

来年2月1日の、契約満期を迎えるにあたり、40万株を所有する積極的な投資家、Engaged Capital LLCから新CEOを探す事を要求されていたのですが、取締役会の広範囲に渡る検討の結果、現ポジションに留まるに至った様です。

新しい契約では、年間の給料は現状と変わらず150万j、ボーナスに関しては業績ベースで、450万jから、最高600万jまでがターゲット金額。年間に20万jのプライベートジェットの使用も契約に含まれているそうです。リミテッド社から独立以来のアバクロを支えて来た貢献者として、現状況においても適任者であると判断した様です。

業績不振にも関わらず、高い給料を取っているCEOの契約に関して、Engaged Capitalは、全く納得しておらず、後任を引き続き探してノミネートする方向でアクトする意向だそう。 

サンクスギビングデイの週に、テイーンやヤングアダルト層に影響力のある、ブロガーとワークし、フェースブックやツイッターを通して販促を行った結果、1100万のコメントや、1700万ツイートの反応があったそうで、このキャンペーンを通して、4万人の新しいファンを創出。時代の流れにあったマーケテイング方法を用い、新しい客層にフォーカスして行くというのが、これからのスタンスの様です。


 2013/12/11 05:23  この記事のURL  / 

米シアーズが『ランズエンド』切り離し

今年10月から検討されていた、米国シアーズ・ホールデイングスが、傘下の『ランズエンド』をスピンオフする事を正式アナウンスしたようです。昨年までは、このデイヴィジョンを20億jでの売却オファーをしていた様ですが希望の買い手がつかず、今回の決断に至ったようです。

バックトウスクール商戦まで、メンズ、レデイース、ジュニア、キッズとアパレル衣料品の大半を『ランズエンド』のコレクションで展開しいましたが、これがごっそり抜けてしまうとなると、ヴォリューム的にも新たなブランドの投入が必要になります。(上写真は、今年の10月初旬に撮影したもの)

ライバル、JCペニーの前CEO、ロン・ジョンソン氏の急激な改革案により、既存の、主に年配の客層を見失う結果を招き、若々しいデザインに変貌を遂げたPB『IZOD』のコレクションの前で、何を買っていいか戸惑う年配の消費者を何度も目にしました。クーポン廃止だけでなく、年配の客層が購入できる商品が激減した結果、シアーズに流れている様な印象を受けていましたが、ランズエンドを切り離した後、どのような商品構成をするのか、非常に興味のある所です。

JCペニーに関して基本的には、ロン・ジョンソン氏の改革は、間違いでは無かったと思うのです。将来的に新世代の客層を取り込むプランは企業が成長する為に必要であり、以前のままが良かったとはとても思えず。何よりも以前のストアはあまりにも酷すぎたのです。 都心部のペニーは、まだ良いとしても、郊外店は未だにぱっとしません。。。 現在、再建中ですが、逆手に考えれば、全米に1000店舗もある大企業ですので変革によってビジネスチャンスが期待できるストアなのです。。

11月の売り上げが改善したと発表がありましたが、ジョーフレッシュ(NYではあまりぱっとしませんが)との契約では、Eコマースの売り上げに大きく貢献していますし、その他のPB商品の投入に加え、内装の改善等で新しい客層が序所に増えた事が大きく影響していると思います。

話がそれましたが、シアーズは『ランズエンド』切り離しにより、何か新しいプランがでてくるのでしょうが、米国のベビーブーマーを始めとする年配層が買い物できるストアって、ほんとに少なくなって来たなあと思います。シアーズがいっその事、ここに焦点を置いて品揃えすれば、競合店と差別化した、デイステイネーションストアとなるかもしれませんね。





 2013/12/07 06:11  この記事のURL  / 

アバクロンビー&フィッチの投資家、現CEOを解雇し新たな人材サーチ。

本日のWWD誌によると、米国アバクロンビー&フィッチ社の長引く売り上げ低迷に、投資家達がしびれを切らし、CEOマイケル・ジェフリー氏の解雇を要求、また、売却の可能性も挙げています。 先日の緊急戦略では改善は無理だと感じたのでしょうね。。

労働局のデータによると、2009年以降、16−19歳の失業率は20%を超え、今年10月には22.2%という高い数値。親達も余裕がありませんので、アバクロやアメリカンイーグル等の洋服は高すぎて買うことができません。価格の問題の他にも、ブランド力に頼りすぎた結果、ロゴの安売り、肝心の商品力、市場にあった適正価格帯を見失い客離れ。消費者のライフスタイルを理解した真のマーケテイング力が必要だと思えます。

今や死語となってしまいましたが、かつて、ショッピングモールで多くの時間を過ごすキッズ達を“モールラット”と呼んだ事ががありましたが、お金の無い現在のテイーンは、買い物も人とのコミュニケーションもデジタル。アバクロンビー全盛期の頃の様にモールで一日過ごす事はなくなりました。 

価格帯や、単にロゴ離れだけが原因ではなく、こういった、ライフスタイルの変化が大きく影響しているのではないでしょうか。特に女性客のシェアを失っている事が問題視されていましたが、通信機器の普及で、どんなに田舎の州に住んでいても、世界中の商品情報を得、SNSでも何がトレンドなのか情報を共有する事ができます。全盛期のモールラット達の様に、アバクロを着ていればクールキッズという様な感覚はなくなり、変化を遂げない企業に固執する必要がなくなったのです。

ヴィクトリアズ・シークレットの『ピンク』の支持率低下や、競合するテイーン向け小売店の売り上げ不振が伝えられていますが、米国のテイーンは、皆、ファストファッションにシェアを奪われたのでしょうか。

日本同様、同じ年齢層でも異なったテイストを好み、いくつかに分類されると思いますが、それぞれのマーケットの消費者と繋がり、時代にあったマーケテイングで成長している企業も登場しています。 

アパレルウエブさんの特集記事で、そんな企業の1社を取り上げて記事を書かせて頂きましたので、参考にこちらのほうもご覧頂ければと思います。


 2013/12/05 10:44  この記事のURL  / 

感謝祭後のグーグル検索アイテムトップ10


1. ヴィデオゲーム機(ソニープレイステーション4/ XBOX One
2. タブレットコンピューター
3. 『マインクラフト』のレゴ
4. UGGブーツ
5. ビーツ・バイ・ドレのヘッドフォン
6. Fitbit(活動を記録するデバイス)
7. ノースフェース
8. レインボウ・ルーム(ゴムバンドのブレスレット)
9. バービーのドリームハウス
10. ナイキ・エアジョーダン・レトロスニーカー

インターネット新聞のHUFFINGTON POSTに、先週のブラックフライデーの時点での、『グーグルショッピングでサーチされたアイテムトップ10』が出ていましたのでご紹介します。 ファッションアイテムでは、UGGのブーツが4位でトップ。今年の春、BESO.COMが行った調査では、米国女性の4分の一がUGGを所有しているそうですが今年もひき続き根強い人気の様です。シープスキンのブーツ人気は、UGGだけにとどまらず、デパートではマイケルコース等人気ブランドで、ボックス入りのブーツやスリッパのギフトアイテムが登場しています。

キッズ向けの商品では、今年発売したレゴの新シリーズ『マインクラフト』や、『バービーのドリームハウス』は女の子の背丈程もある立体的なドールハウスで平均120jくらい、もちろんウオルマートでも扱っています。マイアミのリゾートマンション等、種類があるようです。

米国キッズの間で流行している『RainBow Loom-レインボールーム』も8位にランクイン。カラフルなゴムを編み込んで作るブレスレットなのですが、プラステイック製の編み機で簡単に作れてしまいます。何種類も重ねて着用するのが流行っていて、近所の子供達も腕にはめています。

そして、身につけるだけで、歩数や距離、食事、消費カロリー等を記録し、情報はアイフォンに送られ、友人達とゲーム感覚でシェアできるというガジェット『FITBIT』が6位。気軽に健康管理ができ、ギフトアイテムとしても人気の様です。




 2013/12/03 08:00  この記事のURL  / 

ブラックフライデー&サイバーマンデー

ShopperTrak社の調査によると、今年のサンクスギビングデイ(感謝祭)とブラックフライデーを合わせた買い物客数は2.8%増、売り上げは2.3%アップの123億j。(オンライン売り上げは含まず) その一方で、感謝祭の木曜日に買い物をした人が多かった為、翌日のブラックフライデーの店頭の客数は11.4%減、売り上げも13.2%減という結果。 

また、IBMによると、感謝祭のオンラインの売り上げは前年比19.7%、ブラックフライデーは18.9%の増加。トラフィックの39.7%はモバイルによるもの。 最もチェックされたオンラインショップは、アマゾンコム、イーベイ、ウオルマート、ベストバイ、ターゲットの順。シテイ別には、ニューヨークがトップで、アトランタ、ロス、ワシントンDC、シカゴの順。

ブラックフライデーにかけて、各小売店から、例年に無いくらい、多数のプロモメールが届きましたが、アパレルブランドでは感謝祭&ブラックフライデーで平均、30-40%オフ、本日サイバーマンデーで40-50%の値引きというのが多く、苦戦中のテイーンアパレルチェーンは50-75%オフ、更に値下げ率により、送料無料のオプションの有無が分かれているようです。

競合店が大幅な値下げによる販促をする中、アーバンアウトフィッターズ・グループでは、ブラックフライデーは強気の20%オフ。本日サイバーマンデーでは、『フリーピープル』が25%オフ+送料無料、『アンソロポロジー』は全品送料無料のみ。最もターゲット層の若い『アーバンアウトフィッターズ』では上図のごとく、それぞれの価格以上の購入で50〜150jの値引き+送料無料の販促をしていますが、最終的な純利益確保の為、グループ全体の値下げ率はかなり低いようです。 

オンラインでの買い物が浸透した事で、消費者は、各社の販促を十分にチェックした上で購入しており、それに伴い、各社の販促もヘビーになる一方ですが、これに慣れてしまうと、そのブランドでは最安値になるまで買わない消費者の増加や、ホリデイシーズン後の販売の停滞も心配な所です。
 2013/12/03 07:58  この記事のURL  / 



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