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効率的なGAPのクレジットカードポイントシステム


先週末から8月の5日にかけて、バック・トウースクール商戦のピークを迎えています。米国のB−T–S商戦に関して、アパレルウエブさんの水曜コラムのコーナーで記事を書かせて頂きましたので、もし、興味があれば、こちらもご覧ください。

クリスマス商戦に次ぐ、大きなセールにさしあたり、各小売店からの宣伝メールやクーポンが毎日の様に届いていますが、DMで良くあるのが、プロパー商品に限り30〜40%オフで使用期限は1週間程度といった、デイスカウントの%を記したクーポン。期限が短い為、よほど計画的に使わないとうまく利用する事ができず、忘れ去られてしまいます。

そんな中、効率的にクーポンの発行をし集客しているGAP社のクレジットカードをご紹介します。

日本でもクレジットカードのポイントを集めて、いろいろな物と交換するサービスがありますが、ギャップ社で発行しているクレジットカードでは、使用した金額により毎月、『REWARD』が与えられます。 1ドルで5ポイント、200ドル使うと1000ポイントで金額にして10ドルの金券となります。この金券はクレジットカードのネット上の自分のアカウントで確認する事ができ、クーポンとして印刷する事ができます。 

金券は、ギャップ、バナナリパブリック、オールドネイビー、アスリータ、パイパーライムの、店頭、インターネット、アウトレット、デイスカウント商品に限らず使用する事ができます。また、最高、3枚までの金額をあわせて使用する事ができる事と、使用期限は、大体、半年以内の長期になっているのが特徴で、慌てて、利用する必要も無く、金額を貯めて、計画的に使うことができます。 その他の特典としては、SPプロモマンスにカードを利用すると、ポイントが倍になったり、毎週火曜日は10%オフ、バナナリパブリックの商品に限りますが、サイズ直しが無料等。この手法では、消費者は必ず、ギャップグループの商品を購入することになり、多くの人は店頭に足を運ぶ事になります。

GAPの様に、クレジットカードを発行しなくても、オフプライスのデザイナーシューズを扱う『DSW』でも、メンバーズカードを作る事で同様のサービスをしており、同店で靴を買う度にポイントが付きクーポンと引き換え、使用期間は、それぞれE-MAILで知らされるようですが通常より長い期間が設定されているようです。また、最高、3つのクーポン券を合わせて使えるという点も類似しています。その他の特典では、バースデイ商品券や、メンバーのみの無料シッピング等。

割引%のクーポンよりも、10ドル単位の金権は、現実味があり、3枚まとめて使える事で、プロパーの商品でも相当数のデイスカウントを得る事も可能、利用しなければもったいないという意識が働きます。企業に取っては確実に客を店頭に導き、消費者にとっては、使用期限が長い事で無理のないショッピングで満足を得る。 最終的に、長期に渡り、消費者をその小売店に導く事が実現しているのではないでしょうか。


GAP CREDIT CARD:

DSW
 2013/07/29 03:55  この記事のURL  / 

ルルレモン:ウオールストリートのビジネスマンの競技イベントでプロモーション

photo via wall street decathlon

ルルレモンが、2016年に、メンズオンリーのストアをスタートする事を以前にお伝えしましたが、本拠地のカナダ市場では先行して地位を確立しているそうで、カナダのホッケーチームの75%の選手がルルレモンのボクサーショーツを着用しているそう。トロントのある男性は、競技用のパンツから下着までルルレモンを愛用しているとか。女性に圧倒的な支持を得ているルルレモンが米国男性には、フェミニンに感じるという感覚は、カナダ男性の間では超越した国民的ブランドとして成長しているようです。

米国では、メンズ市場拡大の為のプロモーションの一貫として、今月28日に、コロンビア大学で開催される『Wall Street Decathlon』とタイアップ。 ウオールストリートで働く、トレーダーやアナリスト達が参加するスポーツイベントで、400メートルランニング、ベンチプレス、フットボールスロー等、10種目競技となっていて、参加者の86%が男性。ルルレモンでは、このイベントの参加者のユニフォーム(Tシャツとショーツ)を提供。 その他、米国オリンピックのメンズビーチボールチームとのパートナーシップでユニフォームを提供等、地道に米国メンズ市場に浸透させる為のワークをしているようです。 しかし、メンズ市場では、圧倒的な人気のアンダーアーマー、ナイキ、アデイダスのTシャツが28ドル〜38ドルの所、ルルレモンでは58ドルと高額、女性市場で絶大なる支持を得るカリスマイメージ戦略をメンズ市場でも築きあげなければなりません。

今年3月に、透けるヨガパンツの回収や社長の退任以来、株価が暴落していますが、ヨガ(スポーツウエア)ビジネスの成功者としては羨望の的。 多くの企業がフォローしていますが。その中でもGAP社の『ATHLETA-アスリータ』、2012年の売り上げは、オンラインストアのPiperlime部門とあわせて、31%増の$395M、Jefferies 社の調査によると、198Mがアスレタの売り上げに相当すると推測。店舗数は、7月現在、46店舗。ルルレモンの2012年の売り上げ$1.37ビリオン、直営186店舗に比べると、まだまだ追いつきませんが、年内には60店舗に、2015年までには100店舗までに拡大と非常に積極的。 

その他にも、『LUCY』『ZELLA』『PRANA』『ZOBHA』『LILY LOTUS』や『SOYBU』等、エコを意識したブランドから、ヴィクトリアシークレットの『VSX and Pink Line』『Old Navy』アメリカンイーグルの『エアリー』もスポーツラインを展開。A&Fでは、かつて『GYM ISSUE』を展開していましたが、タイミングを逸した感あり、姉妹店のギリーヒックスでは『GH SPORT』で展開しています。 健康意識の高まりから、ヨガ&スポーツエウアトレンドがヒートアップ。次のルルレモンを狙うブランドが続々と登場しています。


 2013/07/26 07:30  この記事のURL  / 

米国:ワイシャツの胸ポケットが消えた!?

週刊NY生活さんの7月13日の記事より

ニューヨークの様々な出来事や情報を提供している【週刊NY生活】という日本人向けのフリーペーパー紙に、興味深い記事がでていました。 マジソン街を歩くビジネスマンを見ていると、胸ポケットのの付いていないワイシャツを来ている人が増えているというのです。この件に関して、昨年10月に、マジソン街に店をオープンした、鎌倉シャツさんへのインタビュー記事も掲載されており、胸ポケットがある事を理由にシャツを買わないで出られる人が3ー4割近くおられる事から、NY特別バージョンとして思い切ってポケットを外したシリーズを作られたそう。

鎌倉シャツ米国版のホームページ、オンラインショップを見てみると、確かに、ポケットのあるデザインと、無いデザインがあり、ついている商品には、分かりやすく【POCKET】と表示されています。


米国の他のブランドもそうだろうかと、ホームページを見てみると、バナナリパブリックのドレスシャツ(ワイシャツ)の場合、【クラシックフィット】【スリムフィット】【テイラードスリムフィット】の3種類に分かれており、クラシックフィットのみにポケットがついているようです。

正当派のブルックスブラザーズは、4種類のフィットに限らず、デザインにより、ポケット無しの商品があるものの、全体的には、ポケットありが多いようです。 【グレートギャッツビー】シリーズは5型ともにポケット無し。

シャツの胸ポケットの活用法と言えば、ペンをさす、眼鏡を入れる、日本では携帯を入れる方もいらっしゃるでしょうか。年配の消費者には、ポケットがあった方が便利なのかもしれませんが、ルックスを重視する今時のビジネスマンの間ではスリムフィットのワイシャツにポケットがあるのは、やぼったいという事なのかもしれません。 メンズファッションの中での、こういった変化はとても繊細ですが大きなヒットに繋がる可能性もあり、興味深いトレンドです。

SOURCE:
【ニューヨーク週刊生活】を発行されているお二人は実は知人でもありますが、独自の視点で、ニューヨーク地区の情報を発信されていますので、機会があればご覧ください。(インターネットでも紙面ごと見れます)

ニューヨーク週刊生活
http://www.nyseikatsu.com

鎌倉シャツ:
http://kamakurashirts.com















 2013/07/14 05:57  この記事のURL  / 



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