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オフプライスストアも進化する

バックトウースクール商戦が終わると、米国の小売業は、ホリデイ商戦に向けての準備で、デイスプレイを大幅に変えたり、駐車場の改装を行ったりと、新体制で臨む事がが多くあります。 オフプライス店の中ではデパートメントストアに分類される『センチュリー21』もその一つ。米国ブランドや、ヨーロッパブランドのアパレル商品に加え、ファッション雑貨や家庭用品等のデイスカウント商品を販売、ニューヨークに来られた方は、一度は足を運ばれた事があるのではないでしょうか?そのセンチュリー21が、生き残りをかけ、VMDを大幅に変えました。

というのも、昨年は、オフプライス店の、SYM'S-シムズが閉店、そして今年7月に全19店鋪をクローズする事を発表した『DAFFY'S-ダッフィーズ』は現在、閉店セール終盤戦と、いずれも、ファミリービジネスのオフプライス店2社が閉店。以前、お伝えしたとおり、サックスフィフス、ニーマンマーカス、ノードストローム、ブルーミングデールズ等、米国のデパート勢も、自社アウトレット店の運営を強化しており、同じ様な仕入れルートでの在庫販売+アウトレット向けの商品を作り込んでの体制。ファストファッションへの対抗策で、短サイクルでの在庫のコントロールをするアパレル企業も多く、以前ほどの大量の在庫放出が少なくなっている中、オフプライス&アウトレット業界の競合店が増えれば増える程、仕入れ枠は狭く。。というか、この分野で最大手のTJマックス社の仕入れパワーは増すばかり、1社寡占状態が現状です。

とういう事で、センチュリー21も例外に漏れず、変化しなければ生き残っていけない、過酷な時代を迎えています。今までの売り場というと、ワンフロアに、おおまかに、メンズ、レデイース、雑貨などに分け、漠然とハンガーラックに商品がかけられ、せいぜい、各ブランドのネームのサインをつけるのみ。 新構成では、写真の如く、『ワークウエア』『ロッカー』『アメリカーナ』『プレッピー』『デニム』『デザイナー』等のコンセプト別にコーデイネートされたマネキンを設置。

若い客層をターゲットに、ライフスタイルが感じられる什器やデイスプレイ器具を駆使しています。ちょっと前の、ブルーミングデールズのヤングメンズのフロアにも近い印象、ちょっと見た目には、オフプライス店には見えないかもしれません。消費者としては格段に買い物しやすい環境に変ったのではないでしょうか。但し、実際には、商品補充を行いながら、このヴィジュアルを保っていくには、安定した仕入れルートと、在庫の確保が必須。メンズのファションは、おおまかなコンセプト分けがしやすい為と思われますが、現在の所、この構成は、メンズフロアにのみ適用されています。 ホリデイ商戦に向け、婦人フロアも注目したいと思います。


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http://www.c21stores.com
 2012/09/13 07:12  この記事のURL  / 



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