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アウトレットビジネス

ブルーミングデールズは昨年、初めてのアウトレットをニュージャージ州のパラマス、フロリダのマイアミとサンライズにオープンしましたが、出店を加速する。この秋には、フロリダ、マサチューセッツ州、イリノイ州にもオープンし、2012年には更に追加。

アウトレットでは、メンズ、レデイース、キッズのアパレルやファッション雑貨を扱っていますが、全体の20%がブルーミングデールズ店舗からの在庫商品、残りの大半は、アウトレット用に生産された商品だそう

ブルーミングデールズの競合店、ニーマンマーカスでもデパートの在庫商品を販売する『LAST CALL』とは別に、ベンダーから直接買い付けた商品を販売する『LAST CALL STUDIO』をスタートさせた事は記憶に新しい。お客さん達は、店内にある商品全てがニーマンマーカスと関係があると思っているでしょうが、そうではないと言う事です。

オフプライス市場の最前線にのり、米国のデパートが、続々とアウトレットをオープンしている事は、以前にもお伝えしましたが、予測のつかない、エコノミーの状況下、消費者にとって、VALUEは最大のキーワード。売り手側も、この需要を無視する事はできません。 しかし、どの企業も在庫をコントロールしている為、ブランド物の在庫商品など都合良く放出されるわけがなく、需要と供給が伴わないのが現状。 

アウトレット用の商品を新たに生産、若しくはベンダーから購入するという方法で、単なる自社在庫を売る為のストアではなく、本業のビジネスとは異なるフォーマットとして拡大しようとしているのです。TJマックスが高級ブランドの在庫を仕入れて売れているなら、デパートにできない事はないという事でしょうね。 

ウッドベリーコモンズの様なアウトレットに行くと、以前から、アウトレット用に作られたFACTORYラベルが存在していますが、ラグジュアリーな商品を扱うデパートも、ポストリセッション対策として、新フォーマットのアウトレットをビジネスプランとして促進しています。自社製品の在庫をデイスカウント価格で売るのがアウトレットという概念は無くなり、アウトレットというカタゴリーのストアを運営しているのです、

ちなみに、サックスは、1995年からアウトレットの『Off 5th』をスタートし55店舗、更に5店舗をオープン予定、ノードストロームは、1975年にアウトレットの『RACK』をスタートし現在86店舗(昨年17店舗オープンし、今年、更に17店舗のRACKをオープン予定。)昨年、マンハッタン14丁目にもオープン。
 2011/04/27 03:32  この記事のURL  / 

メイシーズのGO GREEN!

アメリカの企業では、環境に考慮した運営をすすめていますが、全米に850店舗を運営するメイシーズのプランをご紹介します。

●この秋から、リサイクルプラステイックを使用したマットなブラックハンガーの投入をスタート、来春には全ハンガーの入れ替えが終了予定。

●この秋から、サンデイエゴの6つの店舗にて、電気自動車用の充電スタンド(セルフサービス)を設置。 

●エコに貢献するとポイントが貰える、リサイクルバンク(recyclebank.com)とパートナーシップを組み、消費者がプログラムに申し込み、家庭で使用されるエネルギーをセーブしたり、リサイクル活動をするとポイントが増え、メイシーズのデイスカウントクーポンを支給する。

●ストアで使用するライトを昨年は95店舗にて、13万個のLEDが取付けられ、更に第2弾として、約200店舗にて、28万個のLEDを取付ける。

●店内のレストランで使用される、使い捨てのカップ、皿、テイクアウト用のコンテナーを継続して使用可能、若しくはリサイクル可能なプラステイックか紙製の物に変える。また、紙ナプキンは40%リサイクル紙使用で、漂白をしていない物を使う予定。ちなみに、メイシーズでは、年間に400万枚のナプキンが消費される。

●ストアとその他の機関において、太陽光エネルギーの使用を増加させる。

●メイシーズの顧客に、紙の請求書での支払いに代わるオンラインペイメントを促進する。

メイシーズが取り組んでいるRecycleBankでは、パートナー企業として以下の様な企業がタイアップしています。消費者の意識が高まらないと、こういうシステムも成り立ちませんが、大企業が率先して取り組む事が一つのきっかけとなり、節電やリサイクルが、ごく普通に行動出来る様になるのが一番の理想ですね。

Bed Bath & Beyond
Coca-Cola Company
CVS Caremark Corporation
Home Depot
Kraft Foods
MillerCoors
Ruby Tuesday's
Target.com
Kashi Company
Ziploc
 2011/04/26 09:56  この記事のURL  / 

オールドネイビ-2012年に初の海外出店

今日はギャップ社の海外デイヴィジョンの再編成のニュースがありましたが、現在の海外のビジネスを促進させる為、4つのオペレーションを統合し、ロンドンのEurope Gap,Incの傘下に置く様です。現在、ロンドンの社長を務めるStephen Sunnucks氏の元で、ヨーロッパ、中国、日本、そして海外のフランチャイズの4つのデイヴィジョンに分け、それぞれのデイレクターを指名。また、現アジア地区の社長John Ermatinger氏がオールドネイビーの海外デイビジョンを担当、2012年の末までに、オールドネイビーを日本を含む海外店の進出がアナウンスされています。目標として、海外店舗とオンラインでの売り上げを2013年までに昨年の22%増から30%増に、フランチャイズ店は2015年までに、現在の2倍の400店舗へと拡大する事等が挙げられています。

今回の海外再編への背景には、米国での商売が苦戦している中、海外需要はオンラインビジネス共に拡大している事があったようです。先月は、海外も含め、2013年までに、ギャッブ部門トータルで900店の内、200店舗を閉店、バナナリパブリックは456店舗から425店舗に、オールドネイビーは1027店舗から950店舗に縮小すると発表がありました。

ギャップは、これに伴い、マーケテイングとデザインの見直しの徹底を戦略プランに挙げています。Seven-day-a-week brandというコンセプトで、この秋からのラインナップが紹介されましたが、ヒスパニック、アフリカ系、アジア系等の若い消費者を獲得すべく、トレンドを取り入れたモダンなアプローチ。レザーがキーアイテムに取り上げられていますが、離れて行く既存の客層も多くいるのではないでしょうか、、、ロゴを変えようとしただけでも、フェースブックを通じて大反発を得た米国のカジュアルブランド、方向性を変えるのは大きなリスクが伴いますが、新ライン、バナリパとの棲み分けがつきにくく、何かつまらない気がします、、、

そしてもう一つのニュースは、ギャップ社が2008年に$150Mで買収した、アスレチックブランド、ATHLETAがマンハッタンのコロンバス街、70丁目にリース契約。NY初の店舗は、3,500sqft(約97坪)、1sqftあたり$250-300だというエリアなので、年間に87万ドル〜105万ドルの家賃というところです。カリフォルニア店のオープンで、以前にもお伝えしましたが米国ではアスレチックウエアの大半はマス市場で販売されており、専門店は少なく市場としてはねらい目。ATHLETAは、Lulu Lemon等の人気専門店よりも値ごろ感のある商品で、ヨガ、ハイキング、ジム、トレーニングウエア等、アスレチック全般を取り扱います。 (参考:ヨガパンツ:Lulu Lemonが$98、Athletaが$79)

www.athleta.com
 2011/04/21 08:32  この記事のURL  / 

ケートスペードの“Green”バイク

4月22日のEarth Dayは、1970年から始まったそうですが、年々、環境に関する感心が高まっており、ファッション企業もそのアプローチの仕方は様々。ニューヨークのハンドバッグデザイナー、ケートスペードは、トライベッカのバイクショップADELINE ADELINEとのタイアップで、自転車とハンドバッグのコラボを実現。プロモーションに使用されている写真や、ビデオは、現在も販売されている雑誌『WOMAN'S DAY』の1960年代頃の広告からのイメージ。ケートスペードのシグネチャーカラーでもある、グリーンのクラシックなカゴ付き自転車に、イエローのカーデイガンにサマードレスという当時を彷彿させるスタイルは、ケートスペードにピッタリ。鞄は、サシェットタイプと、前のハンドルの所に取付けられる物があります。

ここ数年の間に、ニューヨークの街では、バイク専用レーンが整備され、バイク・ラックの数も急激に増え利用者の数は高まっています。アイフォンに対応したPRIMO SPOTではどこに、ラックがあるか簡単に検索する事ができます。マンハッタンには、動物や人体の形をしたデザイナーのアート・ラックもあります。しかし、実際のバイクの利用者は、メッセンジャーやデリバリー、通勤に使う人等もスポーテイなスタイルが中心で、女性向けのファッション性の高いものは非常に少数派というか皆無。デイスプレイや広告の中で見るくらいでしょうか。

ケートスペードがタイアップした、ADELINE ADELINEでは、アメリカで取り扱いをスタートしたばかりの、デンマークYAKKAY社のの自転車用ヘルメットを販売しており、ヘルメットの外側のアウターが取り替える事ができファッションに寄って取り替え可能。普通のファッションとのコーデイネートできるのが嬉しいデザイン。こういうアイテムが登場すると、マーケットの幅が広がります。

地下鉄やバスはとても便利ですが、なにより環境に優しい移動手段、若い人達に便利にスタイリッシュ利用される様になるには、盗難防止対策、更なるバイクレーンの確保、まだまだ少ないバイクファッションの開発等、たくさんの課題はありますが、新マーケットとして興味深いところです。

↓初夏のニューヨークの街をケートスペードの自転車でいくプロモビデオです。
A BIKE ABOUT TOWN
 2011/04/19 08:52  この記事のURL  / 

ヴィクトリアズシークレットのセクシーブライダル


祈る思いの毎日ですが、前に一歩でも進むために米国のビジネスをお伝えして行こうと思います。

60年代にヒットした、ザ・デイキシーカップスの『チャペル・オブ・ラブ』の音楽をバッグに、セクシーなランジェリー姿を披露しているのは、ヴクトリアシークレットのスーパーモデル、リリーオルドリッジ。

ライバルチェーン店が前年比を下回ったと報告される3月期、リミテッドブランド社では、ヴィクトリアズシークレット部門の売り上げが貢献し、3月の既存店ベースの売り上げは14%増。そのヴィクトリアズ・シークレットのブライダルコレクションが登場。といっても、ドレスやガウンではなく、もちろんランジェリ- この週末から店頭とウエブで販売されるのは、♥バチェロレッテ♥ウエデイングデイ♥ハネムーンの3つのコレクション別に、ウエデイングに特化した、ランジェリー、レースのローブ、ガータベルト、パフューム等が登場する。

フランス等のヨーロッパ諸国では、敢えて結婚という形を取らないライフスタイルでも出生率が増加しているという傾向もありますが、米国では、リセッション時にも、あまり影響なく、高い結婚率を保持、さらに増加傾向だといいます。

6兆円ビジネスと言われる、ブライダル産業を見逃す手はないと、『Jクルー』や、アンソロポロジーの『BHLDN』等、アパレル企業も参入、最近では、会員制ホールセール倶楽部のコストコがブライダルデザイナーのKirstie Kellyとの契約でウエデイングドレスの販売をスタート。イベント形式で各店を回って行くらしいですが、ゆったりとした試着サロンや、シャンパンもなく、食料品と隣り合わせの特設会場でドレスを買うんだろうかと話題になっています。 また、風物詩とも言える、オフプライスストアのベースメントのイベント、“ランニング・ブライド”では、女性達がデイスカウントドレスを買う為に全力で奪い合う様子が、毎年放送されます。確かにビジネスの需要と女性のウエデイングドレスに対する夢の大きさが伺えます。

 2011/04/16 03:30  この記事のURL  / 

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マックスリー・コーポレーション ( CHIZU NISHIDA )
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