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拡大するヒスパニック市場


多くの米国アパレル企業が、海外進出による売り上げ拡大を狙う中、アパレル企業が最も注目しているビッグ市場がヒスパニック市場

3月に発表された、GAP社の新戦略の中にも、今までカバーしきれていなかった消費者層を獲得する事とあり、アフリカ人、アジア人、そしてヒスパニックが挙げられています。

ジョージア州のTERRY COLLEGE OF BUSINESによると、ヒスパニック&ラテンアメリカ系人種は米国ではマイノリテイでありながら急成長のマーケットで、現在の、$1trillion(約80兆円)から、2015年には、1.5trillion(約120兆円)市場にまで成長すると予測されています。 

”ヒスパニック系”というのはスペイン語を母国語とした、メキシコ人を筆頭にした、アメリカに住む中南米の人々を総称した言葉。米国には、スパニッシュ専用のTVチャンネルが沢山あり、銀行、郵便局、政府関連のホームページ等もスペイン語によるサービスは欠かせません。

アメリカ合衆国国勢調査局によると現在、米国には4,550万人のヒスパニックがおり、米国全体の15%をしめる。2010-2015年にかけて、ヒスパニック以外の人口推移が5.8%増に比べ、ヒスパニックは35.7%増の5,770万人、2050年までには1億3280万人に達し、全米の30%の人口を占めると予測され、米国最大の人種グループと言える。

その、ヒスパニック系の人達は、アパレル、靴、食料品や電話等の通信費に消費し、酒やタバコ、ヘルスケアや娯楽費、教育、保険にはあまりお金を使わない傾向にあるそう。ヒスパニック系の人達は、子だくさんで、良くお金を使うのは良く知られた話し。

信心深い、カトリック教徒が多く、避妊や中絶を禁止している為、1家庭での子供数が多く、貧しい社会なので、子供達は将来、重要な労働力となります。違法労働で、現金収入を得る人達も大勢います。違法労働者の数は、正確な数字は分り様もありませんが、1200万人をピークに、2008年のリーマンショックで減少傾向にあるといいます。

アメリカでは、低所得者層に対して、医療保険、出産費用、養育費、学費の免除、フードスタンプや、家賃の控除等、様々なベネフィットを提供しますので、多くのヒスパニックが受けていると思われますが、様々な生活諸経費がかからないとなると、アパレルや靴等への消費ができるのは納得がいきます。子供達は、自立し、自分達で生計をたてて行くのでしょうが、この、コミュニテイの消費パワーがアパレル商品やファッション雑貨に向けられ米国市場を支えているとは皮肉な話しです。

メイシーズ、ウオルマート、JCペニー、コールズ、Kマート、シアーズ等が積極的に、テレビやラジオ、DM等スペイン語での広告を拡大しています。

ヒスパニック市場向けに使用した広告費(2009年度)
●JCペニーでは広告費全体の16.4%に匹敵する$50M(約40億円)
●ウオルマートでは6.4%にあたる、$66.1M(約52億8千万円)
●メイシーズは4.6%の$38.8M(約31億円)

また、大衆向けデパートのコールズでは、ラテンアメリカ系代表とも言える、ジェニファーロペス&マークアンソニー夫妻と独占契約、Kマートでは、コロンビア出身のセクシー美女、ソフィア・ヴェルガラとの独占契約しています。

派手な色柄を好み、ブランド物も大好きな、ヒスパニック市場に向けて、各企業が、趣味趣向を考慮した戦略がたてられている様です。 
 2011/03/25 10:36  この記事のURL  / 

Believe
あの日以来、TVジャパン(アメリカ向けNHK放送)やインターネットを通して被災地の様子や、その他の日本の地区の状況を見ていますが、祖国の人々が苦しんでいる姿を見るのは、胸を締め付けられる様な思いでいます。日本人ですから、どこにいても同じ気持ちです。

久米宏さんのポッドキャストで、被災者の方々とは比べようもありませんが、被災者以外の日本の皆さんが、津波や被災地の様子を何度も何度も、映像で見る事によって、大変な心的ダメージを受けていると訴えられていました。穏やかな心を取り戻す事が重要だと。

同時テロ後のニューヨークは、街のダメージと共に、人的災害によって恐怖のどん底に陥りました。ソーホーの街もがらーんとして、生活を豊にする様な消費は控えられ、観光客は激減、大変な時間がかかりましたが、ニューヨークの人々は、心のケアをしながらも街の復興に務めました。 

穏やかな心を取り戻す事、現実を見つめながら簡単な事ではありませんが、経済復興に向けても、被災を受けてない私達が知恵をしぼって乗り越えなくてはなりません。 

原発の様な長期的問題も抱えていますが、ニュヨーカー以上に、私達日本人は底力を持っていると信じています。
 2011/03/24 09:28  この記事のURL  / 



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