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日本進出はアンソロポロジーが先になりそう

アーバンアウトフィッターズ社(以下、UO)の10月末締めの第三四半期の売り上げが発表されましたが、前年比13.4%アップの$573.6M。 既存店の売り上げは9.6%増、インターネットとカタログによる販売が32.5%増。 ブランド別の既存店の売り上げは、アーバンとアンソロポロジーは5%増、フリーピープルが29%アップと大健闘。 

今後のビジネス戦略として挙げている4つのポイント
- E-コマースビジネスの促進
- 海外進出による拡大
- 新しいコンセプトストア&ブランド
- 直営店の増加

プランどうり、ウエブとカタログによる売り上げは非常に伸びています。フリーピープルの場合、殆どがPBですが、アンソロ〜の方はセレクトショップですから、仕入れとウエブチームはフル稼働。同社のウエブをみていると、頻繁にデザインが変り、店頭にはない商品も多数あります。月ベースで投入商品が入れ替わるシステムで、ほぼ毎日、ウエブ限定の新商品が登場しています。ひとつのアイテムに対しての在庫数は30-50と少なめの多品種小ロット。一定期間で、売れ残った商品は、SALEのコーナーへと移動され、常に新鮮な物が並んでいます。携帯ショッピングをいち早く稼働した事、ツイッターや、フェースブックのファンクラブと連動して新商品の紹介や、セールの情報の共有が要因として挙げられます。

UOのストアは、今年は3ブランドのトータルで新規に45店舗オープン、2011年に11店舗、2012年は50-55店舗の出店を企画しており、ヨーロッパへの拡大の前に北米での基盤づくりに力をいれています。5番街43丁目に建設中の旗艦店(約888坪)は、ホリデイ商戦に入っていますので、大急ぎ! ウエデイングコンセプトのストアは『Beholden』は、2011年の第三四半期の頃、オープン予定だそう。

海外進出はヨーロッパが先に勧められていますが、前々から噂されている日本市場は、2012年にアジア市場の玄関口として進出を視野にいれている様です。どのブランドからかというのが問題ですが、アーバンは時期を逸した感もあり、日本ではアンソロポロジーが先に進出、アーバンアウトフィッターズは、その他のアジア地域で進出と考えている様です。 アンソロポロジーが、そのままの構成で進出したとして、現在のファーストファッションの流れとは異なる市場でのインパクトを与える可能性は十分にありえます。アメリカ市場でも、彼らの支持層は、景気にはあまり影響のない、”スイート・スポット”と言われており、日本市場においても、アーバンよりは、アンソロ〜が先に出るのは正しい判断と思えます。

当面、既存のブランドは国内の基盤を固めてから海外進出、その間に新しいコンセプトのストアをアメリカ国内にてテスト運営という形になりそうです。
 2010/11/17 12:34  この記事のURL  / 

インテリアが世界一のバナリパ

バナナ・リパブリックは昨年から、ラスベガス、アリゾナ、マンハッタンのソーホ店等を改装し、異なるタイプの内装でテストオープンしています。そして、ニュージャージ州、パラマスにあるモール の店舗が、ようやく改装オープン。随分かかっていました、このモールは東海岸地区の中でも最も集客力のあるモールとして知られていますが、同社曰く、この店舗は『The Best Banana Republic In The World』だそうで、見に行って来ました。 確かに他の店舗とはインテリアがかなり異なります。売り場面積は、13,000sqft (約360坪)で改装前のサイズに比べると縮小されていますが、超ワイドなストアフロントは高級感があり、デイスプレイがよく見えるガラス張り。写真右側の入り口を入ると長いフロアが続いています。



中央の廊下を挟んで左右に『Love Blue』『Monogram』『Military』『Petite』等、コンセプト事に別れた部屋が並んでいて、トータルでのコーデイネートが提案された個別のブテイック形式。展示会場みたい?発想としては、今年、閉鎖したアバクロの『Ruelh』の内装に似ています。右側がメンズ、左側がレデイースになっています。消費者に取っては、ライフスタイルが明確にアピールされ、商品のチョイスがしやすいのではと思えます。従業員さんは以前よりも増えた様子、各部屋に気を配らなければならない分、大変です。キャッシャーのある中央部分は、小部屋にはなっておらず、小物雑貨等がデイスプレイされ広々した空間になっています。その奥にはまた部屋が続いていますが、クリアランス・セール専用の部屋もあります。

アメリカの小売り店は季節を問わず、必ず最終セールのコーナーがあります。他のブランドでも固めて奥に置いたり、セール時期にはストアフロントに持って来たりという工夫をしますが、雑多な商品が並ぶ為、汚く見えがち。この店舗では、セールの部屋を作った事でスッキリとした印象。 アンソロポロジーのロッカフェラー店でも、セール部屋を設置していますが、ライフスタイルを強調したいブランドには有効な方法です。

また、大きく変わったのは、トータルコーデイネートのマネキンデイスプレイが増えた事。
競合店、J-CREWでも、アクセサリーや小物類までトータルコーデイネートされた、マネキンが多く置かれ、効果的に販売に繋がっています。以前のバナリパ、特に、メンズでは、平だたみされているセーター、ラックのパンツを合わせて想像するしかないものが多かった。
様々なコーデが立体的になった事は、商品の魅力がダイレクトに伝わり視覚効果として非常に大きいと思えます。競合店を意識しすぎたか、メンズはJ-CREWと非常に似た感じがしますが、、

バナリパのマーケテイング部門では、このストアを、プロトタイプとして未改装の店舗への使用をしていくようです。
 
 2010/11/04 03:28  この記事のURL  / 

wee people デビュ〜

アーバン・アウトフィッターズの『Free People』からキッズラインがデビュー♪その名も『wee people』ちびっこいピープルって感じでしょうか。姉妹ブランドのアンソロポロジーの方では、以前キッズとペットのラインを、ほんの少し展開していましたが、UOグループで、本格的なキッズのラインは今回が始めて。 

フリーピープルは自由奔放なボヘミアンチックなイメージのブランド、独特の感性のライフスタイルの中で、ファミリーやキッズには繋がりにくいと思っていましたが、デザインやテクニックから考えると、ハンドメイド感や素材等、十分にフィットしています。 

キュートなだけの、お嬢ちゃまファッションではない、ちょっとツイストしたフリーピープル・スピリットがプラスされたデザインです。


商品は、デザインデイレクターが自分の娘さんをイメージし、フリーピープルの世界観からキッズの商品へとデザインしたそうです。一番上のワンちゃんと一緒に写っているのが、お嬢さんだそうです。初のコレクションは秋からホリデイシーズンにかけて、遊び心いっぱいのコンフィーでガーリッッシュなドレスやニットアイテムが登場しています。サイズは、2T-6Tまで。 

価格帯は、商品の手の込み様によってまちまちですが、
ジーンズ:$68-88
レギンス:$28
ニット:$28-128
アウター:$78-168
ワンピース:$68-168
靴:$68-168


11月からフリーピープルのホームページと、カタログ上にて販売。当面、ウエブでの販売が中心になりそうですが、今後どのように展開していくのでしょうか。いずれは、キッズストアとして直営展開まで持っていくんでしょうね。
www.freepeople.com/wee-people/
 2010/11/02 23:16  この記事のURL  / 



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