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下着で並ぶと洋服がただで貰える!

スペイン発信のブランド『Desigual』が先週、ソーホー店で行ったイベントが大反響! その第2段として、今日は34丁目店にて、”先着100名様に限り下着で、お越しのお客様に、ただで2着の洋服を差し上げます”というイベント。 この100名に漏れても残っている人達には、どれでも50%オフで商品を販売という特典がついているそう。どちらにしても、何か買わないと帰れないですね。34丁目は地下鉄の乗り換えポイント、郊外行きのパストレイン、ポートオーソリテイが近く、Heavy Traffic エリア。

ブランドの宣伝にはなったと思いますが近隣のストアは大変! 面白半分の人達も大勢いると思いますが、お金の無い若い人達は、下着で並ぶだけで洋服が貰えるなら、ラッキー!ということでしょうか。。。

それにしてもニューヨークの今朝の気温は摂氏で15-16度。寒そう!
 2010/09/29 01:45  この記事のURL  / 

IN and OUT

前回、『米国のオフプライス市場』という内容で書きましたが、ニューヨークのビジネスニュースサイトで、関連する記事が出ていましたのでフォローアップをしておきます。

Amazon のキンドルや、IPADの需要の拡大で、書店やビデオショップが破産による閉店、またはここ数年、増店しすぎた銀行が一部の店舗を閉鎖しており、その後の、いずれもビッグスペースを、オフプライス店と食料品店が積極的に占拠していっているとの事。これらの店舗に必要な売り場面積は、通常555-1670坪程。

マンハッタンで、リース契約済みのスペース(オフプライス店)
●66丁目ブロードウエイ→センチュリー21が2011年秋オープン予定(約1700坪)
●東59丁目→T.J.Maxxが今年秋にオープン予定
●西57丁目→T.J.Maxx が今年秋にオープン予定
●ウオールストリート:T.J.Maxxが店舗リース交渉中
●530 5番街→SYMSオープン予定(約945坪)
●西80丁目→Filen's Basement オープン予定

マンハッタンで、リース契約済み若しくは今年オープンした食料品店:
●東86丁目→Fairway(西サイドの食料品店)来春オープン(約1670坪)
 (このスペースはデイスカウンターのLOEHMANSも検討していた)
●6番街チェルシー地区→Trader Joe's 既にオープン
●72丁目ブロードウエイ→Trader Joe's 既にオープン

食料品店の『Fairway』は、現在マンハッタンに2店舗、86丁目のメガストアをオープン後、クイーンズ、ブルックリン、コネチカット地区のロケーションを検討中。

ファッション雑誌等風にまとめると、、、
OUT : 書店、ビデオ店、電気屋チェーン
IN : 食料品店、デイスカウンター

未だ景気がぱっとしない中、外食が減り家で食事をする人がまだまだ多く、食料品店が好調、アパレル商品はプロパーよりも、デイスカウント商品の需要が増えているという図式が、しばらくの間、続きそうです。 
 2010/09/28 06:08  この記事のURL  / 

J.CREW FACTORY -週末だけのアウトレット

もう一つ、ユニークなアウトレットが登場しましたのでご紹介。好調のJ.CREW社がスタートしたのは、その名も『J.CREW FACTORY』週末限定(金曜日の深夜12時−日曜日のミッドナイト)のインターネット・アウトレット。商品を販売するのに、いつ売っても良さそうなのに週末限定にしたのは、ウッドベリーコモンの様なアウトレットの場合、車やバスを利用して時間をかけて行く為、一般の人達は週末に行く事が多い。その時間を中々取れない消費者が家に居ながらにして、オフプライス商品を買える、オンラインストア。24時間営業のオンラインを、週末限定というは、遊び心の発想?

販売される商品は店舗で売れ残った在庫消商品では無く、FACTORY LINEと呼ばれる、アウトレットストア専用に企画された通常よりベーシックで低価格帯に設定されたもの。商品に付けられるタグやデイテイルは通常ラインと差別化。

J-CREWは、2003年、退屈なクラッシック・アメリカンスタイルからMDを一新。”Design & Qualityをコンセプトに、価格帯を引き上げ、トレンドを取り入れたラグジュアリー路線へと軌道修正。それが30歳以上の大人の需要にばっちりとマッチし 売り上げを劇的に延ばして来ました。

今回のFACTORY LINEは、この大改革が起こる以前のクラッシックラインに近い物が、販売されるとの事。J-CREWファンの中には、最近の商品は、値段も高いし、ちょっとファッション性が高すぎて、オフィスに着ていくにはToo Muchだなあと思っている人達もいるのでしょう。ラグジュアリー路線になったが為に離れていった客層、未だ、そのラインを求める消費者を取り戻すのも目的の一つと思えます。

現在のJ-CREWの中で、全くベーシックラインが無い訳ではありませんが、素材の品質を上げた為、以前から比べると高額商品になっています。 ユニクロのベーシックを意識しての試みかもしれません。

www.jcrew.com/factory.jsp
 2010/09/28 04:47  この記事のURL  / 

米国オフプライス市場

オフプライス商品というと日本でもブームの アウトレットや、会員制のネットショップ、ギルト・グループ等が思いあたります。米国では、それ以外にも、デイスカウント価格でブランド商品を買う事ができる専門店が多くあり、一つのビジネス業態として成り立っています。日本でまだ育っていないマーケットがあるとしたら、この市場かもしれません。リセッションがスタートしてからというもの、少しでも安くブランド商品を求める消費者が多く、その需要は増々、拡大。オフプライス業者のバイイング・パワーには驚く物があります。

東海岸地区で思い出す限りざっと挙げると....
●Daffy's (ダッフィーズ) 国内&ヨーロッパのアパレルと雑貨(18店)
●Loehman's(ローマンズ)バーニーズNYを買収したドバイの投資会社が買収(60店)
●Century 21(センチュリー21) 国内&ヨーロッパのアパレルと雑貨(6店)
●SYMS( シムズ) アパレルに加えて、メンズのスーツを取り扱うのが特徴(50店)
          昨年、デイスカウンターの『Fillen's Basement』を買収
●TJX 社 (T.J.Maxxを筆頭に、Marshalls, A.J.Wright, Home Goods等)を運営。

それぞれ取り扱い商品に特徴はありますが、レデイース、メンズ、キッズ、ファッション雑貨等、いずれも通常価格の30-60%オフのデイスカウント。クリアランスを狙えば、それ以上、メンバー向けにクーポンを出すストアもあります。国内ブランドから、ヨーロッパの高級ブランドまで。 プレミアムジーンズのブーム以来、コンテンポラリーなブランドも多く取り揃え、若い人からミセスまで幅広い客層を得ています。

そして中でも最も勢いのある注目株が、TJX 社。国内ブランドを中心に販売していましたが、数年前から、“Runway at TJX” というコーナーを儲け、ヨーロッパの高級ブランドも販売をスタート。既存の客層には高級すぎると思われましたが、全体の%としては少なく、新たな客層を獲得する結果に。売れるので仕入れパワーが凄い! アパレルはもちろん、コスメテイックからホーム雑貨、健康器具や、電化製品まで、様々な商品を仕入れています。こんな仕入れてロスが出ないのか?と思いましたが、このグループの業態に、売り上げアップのヒントがありました。現在、以下のストアに別れて、トータルで2751店舗。株価は本日、終値で$43.20 売り上げはグループ全体で、1兆7245億円(1ドル85円で換算)


TJX, Marshalls, A.J.Wrightは、ほぼ同じ業態の商品を扱っており、商品によっては同時期に同じ商品を販売している事がありますが、基本的には、TJXの在庫商品が、更に安価でMarshalls, A.J.Wに流れ、低所得者層向けの店舗へと落とし込んでいるようです

Home Goods は、キッチン、リビング、インテリア、バス関連等の家庭雑貨を扱っていますので、他の姉妹店とは異なります。 マンハッタンには店舗がありませんので、ご存知無い方が多いと思いますが、グループの中でも、最も注目店!! ここ数年で店舗数も劇的に増えました。この店を知ってしまうと、Pottery& Barnや、Crate&Barrelでは買い物出来ないと言われる方も多いんじゃないでしょうか。殆どが女性客ですが、いついってもレジには人が並んでいますし、見るものも多いので時間をかけて、とにかくカートでがんがん買っています。あまりの時間のかけように、同伴の男性客がうんざりしている様子は、アンソロポロジーの光景に似ています。

そして、最近の傾向として、デパートのアウトレットが続々登場しています.

サックス・フィフィスアヴェニューの『Off 5th』ヤ、ニーマン・マーカスの『Last Call』は以前からありましたが、 ノード・ストロームの『RACK』が今年の5月にマンハッタン店をオープンし大変な話題になりました、9月にはブルーミングデールス初のアウトレットがマイアミと、ニュージャージ州にオープン。

ニュージャージ店はいわゆる、ロードサイドモール、先日、早速、見に行ってきました。このモールは元々、さびれたモールだったのですが、テナントもぼつぼつと出ていく状況下、既に入っていた『Off 5Th』『Marshalls』に加え、"VALUE"をコンセプトに大改造を行いました。その後、『Century 21』『RACK』『BASEMENT』や、アパレルのアウトレット等が続々とテナントとして入り、以前とは見違える集客力のアウトレット・モールに変りました。ここへ、ブルーミングデールズが参戦したわけです。

その他にもショッピングモール型のアウトレット(www.jerseygardens.com) 等もあり、Off Price Retailer というカテゴリーが存在しています。 競合店がひしめく中、もっとも難しく売り上げに左右するのが仕入れ。各アパレルは、リセッションを迎えてから、在庫コントロールをしている為、放出が少なくなっている様に思います。当然、売れる店、ビッグカンパニーが、バイイング・パワーを持っているわけですが。

以前から書こうと思っていたトピックなので、長くなってしまいました、、、、

しかし、この分野、今後、研究の価値があるのではと思っており、ビジネスの可能性はもちろんの事、アウトレットの様にわざわざ時間をかけて出かけるのではなく、毎日通える、地元のオフプライスストアがあっても良いのではないかと思うのです。
 2010/09/24 03:53  この記事のURL  / 

今度はナイキタウンが臨時休業
 

この夏、ホリスターカンパニーや、ヴィクトリア・シークレットでベッドバグ(床シラミ、南京虫)の問題が出ていましたが、今度は57丁目の、ナイキタウンで発生し臨時休業。

以前は、住宅レベルでの問題でしたが、小売り店、ホテル、オフィスにまで拡大している為、他のビジネスへの影響も危惧されています。

ベッド・バグは、49度以上の熱か殺虫剤でなければ死なず、ホテルで発生した場合、スチームとケミカルの両方でバグと卵の駆除作業を5日間行い、ベッドのマットレスは廃棄処分。周辺の部屋も同様の作業をしなければならないそう。この駆除にかかる費用は一部屋に付き$2,500。

バーグドルフ・グッドマンでは、バグを嗅ぎ付ける訓練を受けたビーグル犬を定期的にパトロールさせると発表していましたが、これにかかる費用は、1200sqft(約32坪)に対して$250、デパートのスペースでは、1万ドル! 訓練済みのビーグル犬は$9700だそうなので買った方が経済的。

今年7月、マンハッタンのHollisterやAbrecrombieの様なアパレルでも発生しましたが両店共、それぞれ5日間と4日間の臨時休業をして対処。この店舗を訪問した150人以上のお客さんが苦情を報告したそう。 駆除にかかる費用や閉店期間中のロスだけではなく、店内の衣料品は、全て廃棄処分しなければなりません。

ベッドバグでの被害を専門に扱う弁護士までいるそうですが、根こそぎ駆除する事は難しく、ノンストップの深刻な問題。今後のビジネスロスは計り知れませんが、将来は企業がバグ用のメンテナンス費用や保険を予算に入れる日が近いのかもしれません。
 2010/09/22 04:15  この記事のURL  / 

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