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アマゾン・メイシーズのアスレチックウエアPB開発

昨年、スーツ、ワンピース、シューズ、キッズ服などに加え、プライム会員限定で、72サイズを取り揃ええたメンズシャツ「Buttoned Down」のPB商品をスタートしたアマゾンが、今度は、ヨガウエアやランニング等のワークアウトアイテムを開発中だとの事。

専門的な知識や技術を必要とするので、一般のアパレルの様にはいかないと思いますが、現在、アデイダスやナイキ等のスポーツメーカーや、ヴィクトリアズシークレット等のアスレジャー商品と競合できる商品を開発すべく、アクテイブウエアのライフスタイルに精通し、顧客の趣味やショッピング傾向を熟知したブランドマネージャーを募集している様です。

「Cowen&Co」のレポートによると、アマゾンで販売されている衣料品とファッション雑貨は来年、30%(280億ドル)の成長が見込まれているのに対し、メイシーズは4%減の220億ドルと予想されており、アクテイブウエアへの参入でさらにシェアが奪われそうだ。


そのメイシーズはというと、アスレチックウエアのPBコレクション、Ideology(イデオロギー)を、レデイース、レデイースのビッグサイズ、ガールズですでに展開しており好調だそうで、先日、メンズ版のID Ideology(アイデイ・イデオロギー)へと拡大したばかり。(上の写真参照)平均小売価格25-75ドルと値ごろ感がありながら、4ウエイストレッチ、撥水、リフレクター、速乾、通気性、耐久性を備えた機能素材を使用した製品を展開しており250店舗のメイシーズとオンラインで販売されている。

先日もお伝えした通り、米国のアスレジャーブランドは既に飽和状態、ピークは過ぎたので時遅しと考える専門家もいるようですが、アマゾンの参入は業界にとってはその他のPB同様、衝撃的と言える。メイシーズでは、運動目的以外にも、カフェや病院、学校などで働く人々をターゲットにも展開しているといいます。

アスレジャー対応というと、ジムついでにカフェやショピングにといったイメージが先行しますが、職業的に機能素材を備えたスポーツウエアを必要としている人々もかなり存在する。ユニフォームを自前で準備しなければならないケースも多く、毎日使用する為、消耗が激しい。こういった職業に就く若年層や特に女性の間では、ファッション性を求める傾向もある。ワークウエアの業界は男性が多い為、女性に適したデザインが少ないのが現状。デイッキーズ等、そういった需要に応え、女性向けのワークウエアを拡大しているようですが、アスレジャーとして展開されているスポーツウエアもその代用とされているようです。

オンライン販売、配達面での利便性に有利なアマゾンや、縮小しつつも実店舗を持ち利幅の広いPBで差別化をはかりたいメイシーズの今後の展開と反応、非常に興味深いです。




 2017/01/27 09:07  この記事のURL  / 

ケートハドソンのフィットネスライン「ファブレテイックス」が急成長

先日のコラムでもお伝えした様に、米国のアスレジャーは$97B(970億ドル)の市場に膨れ上がり、2,000社以上のブランドが存在する過剰供給状態。昨年12月には、ニューヨークベースのフィットネス・アパレルブランド「ヨガスモガ」が連邦破産法第11条を申請するも、2週間で倒産という事態。

そんな状況下、ケートハドソンにより、2013年にスタートしたFabletics(ファブレテイックス)が急成長している。ファブレテイックスは、フィットネス・ヨガウエア等のスポーツウエアのオンラインサイトで、好みに関するクイズに答えると、購入者にあった商品を提案してくれる定期購入サイト。ゲストとして購入する事も可能ですが、VIP 会員になると、割引額での購入や、リワードプログラム等の特典がつくというもの。例えば49.95ドルのスポーツブラが、VIP会員は$29.95で購入が可能だ。

2016年は、そのVIP会員の増加もあり46%の成長。現在の会員数は100万人を超え、年商の75%がリピート購入によるものだそう。 フォーブスによると、2015年の年商は1億5,000万ドル,2016年は2億5,000万ドルに達する様です。

昨年は店舗の拡大を続けた事が、成長のポイントとなり、第4四半期のみで、既存店の売り上げは21%増。 現在の18店舗に加え、2017年は更に12店舗を拡大予定だとか。

店舗縮小の波が押し寄せる中、100万人以上のVIP会員を抱え、成長下というのは非常に興味深い。セレブ関連企業と言うだけでなく、フィッテイングの改善やスタイリッシュなデザイン性、タイムレスなシグネチャーラインが受けていると伝えられおり、確かにルルレモンに比べるとかなり割安・・

もちろんデザイン性や品質がそぐなわなければリピーターは生まれない。しかし、それに加え、サイト上でレギュラー価格とVIP会員向けの価格を2重表記しているのは、オフプライス店の手法と同様の効果で、スタイリッシュでハイクオリテイの商品をVIP会員向けのデイスカウント価格で買っているというお得感を創出し、実店舗を運営することで、更にブランドロイヤリテイも生まれているのではないでしょうか。

飽和状態にあるアスレジャーブランドの中で、セレブブランドのスタイリッシュ感とお得感をミックスさせたブランドポジショニングとなっている様です。


 2017/01/18 11:05  この記事のURL  / 



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