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洋服の宣伝ばかりでは消費者は振り向かない


昨日のブログは、クラフトショップ「ジョアン」の理にかなった買収の話題でしたが、アパレル業界でも学ぶべき点が大いにあるのではないかと思うのです。クラフト資材を販売しているだけでは消費者はインスピレーション不足で、モチベーションが上がらない。顧客に何が必要か提供する事で、商品が必要となり生きてくるのだと思います。 アパレル企業にも、同様のことが考えられるのではないでしょうか?

最近の米国ブランドのウエブ、ブログ、アプリを見ていると、洋服とは関係のない様々なコンテンツが増えています。例えば、アンソロポロジーのブログでは、スタイル・インテリア・ストア・DIY・トラベル・ミュージックの6つのコンテンツがあります。「DIY」のセクションでは、ヘルシーでおしゃれなカクテルドリンクやアイスキャンデイーの作り方、インデイゴ染めのカーテンの作り方などが紹介されています。「ミュージック」では、アンソロポロジーセレクトの音楽ジャケットが並んでいて、ストリーミングアプリの「SPOTIFY」のサンプル視聴できるようになっています。その他、インテリアやトラベルのアイデイア、ガイド等、以前はたった一つの”ブログ”だけだったものがカテゴリーが細分化しています。それだけ、消費者が洋服以外に興味を持っているトピックが増えているという事なのだと思います。 20代の若年層がターゲットの姉妹店「フリーピープル」のブログでは、この世代の顧客層が最もお金を使っている「フード」や「ビューテイ」のセクションが加わっています。

先日、アデイダスが、アナウンスした新アプリ「ALL DAY」も、昨今の消費者を象徴的に捉えているなあと感じるのですが、コンテンツには「日々の運動テク」「栄養と食事」「マインドセット」「休養」といったトピックに分かれており、スポーツをする人々のライフスタイルを365度から捉えたアプローチをしています。 洋服の情報だけでなく、スポーツを取り巻くテーマに凝縮された情報は毎日見たくなります。

企業ブログやツイッターを利用した宣伝が一般的になり、E-MAILでのお知らせも毎日の様に目にします。消費者に合わせたパーソナライズ化も問われていますが、入荷情報や値引きのお知らせばかりでは、ほんとにうんざり、ついついスルーしてしまいます。何か一つでも、商品と消費者を繋げる別のトピックを探してみてはどうでしょう。EC時代と言えど、必要無い時に毎日サイトを見に行く事はないのではと思うのです。

たくさんのカテゴリー商品を扱うライフスタイルブランドや大手企業でなければ、難しい面もありますが、それぞれの企業と顧客をエンゲージする為の何かヒントにつながれば良いなと思います。
この夏スタートする、アデイダスの新アプリ「ALL DAY」-
 2017/04/14 08:01  この記事のURL  / 




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