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アマゾンでハイブランドが売れる日が来るか⁉

中間価格ラインを中心にアマゾンで販売している、ケートスペード商品。

Cowen&Co社のレポートで、来年、アマゾンがメイシーズを抜き、米国の衣料品販売でナンバーワンの企業になるというニュースが話題になっています。 米国では高所得者がアマゾン・プライムメンバーのサービスを好んで利用している事が注目されており、それに伴い、アパレル衣料の購入も増加傾向にあります。

現在、マークジェイコブス、レベッカミンコフ、トミーフィルフィガー、ザックポーセン等のファッション企業が販売をしており、これらの著名ブランドがアマゾンの販売に貢献している事は明白。

しかし、ルイビトン等のラグジュアリーブランドとなると話しは別。ところが、プラダは今年の7月にネッタポルテマイテレサでの販売をスタート、シャネルも年末までにスタートする予定で、ECでの販売率アップを狙っている。

これらのラグジュアリーブランドが、サードパーテイによるオンライン販売を避けてきた理由は、ブランドイメージの保持と、誰でも買えるブランドになるのは危険であるという見解があるからです。

デパートやアウトレットで、割引価格商品が氾濫し、誰でも買えるブランドとなった最たる例がコーチやマイケルコース。こういった事態からブランドを守る為、現在、コーチがアマゾンで直接販売している商品は数点のみ、高額商品は取り扱っていない。ただ、その他、サードパーテイによる販売商品が大半を占めています。マイケルコースの場合も、ハンドバッグは数点のみで、時計、ジュエリー、ウエラブルアイテムを中心に販売していますが、コース以外の第三者ストアによる販売を禁止している。

アマゾンではブランド企業以外に中国の業者や小売店など、第三者による販売が行われている為、偽物商品が混じっているという問題が発生しているのです。 これが原因で、今年、ビルケンシュトックは、アマゾンでの販売を取りやめ、第三者による販売を固く禁止しました。ファッション企業は、アマゾンでの販売には、細心の注意を払っているのです。

実際、ブランド商品に限らず、注文した商品が中国から送られてきて、非常に粗悪な品質だったという話しはよく聞ききます。返品対応は非常に良いのですが、今後、アパレル商品の販売が増える中、返品率の問題も確実に出てくると思えます。

今の所、プラダなどのハイブランドが、アマゾンで販売する事は、ブランド側がNo Way!でしょうが、アマゾンが、高所得者層を含む顧客への、重要な窓口となりつつあるのです。 ネッタポルテなど、ラグジュアリーブランドを扱うEC大手企業を買収するとなったら、十分にあり得る話しです。





 2016/11/01 07:02  この記事のURL  / 




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