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米国展示会の衰退

弊社小林が、8月15日−17日まで、ラスベガスで開催されている米国最大の展示会に行っており、以下の様な状況報告がありましたのでシェアしたいと思います。

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アパレル展示会の衰退が叫ばれていますが、米国最大の展示会、MAGIC(マジック)を運営する、Advanstar社が人気の展示会を次々と買収したのはご存知の方も多いと思います。その後も、それぞれの展示会のテイストやターゲットにより、別々の会場での展示をしていたのですが、今回は、出展者数が減っている事から、一緒くたに同じ会場で開催されていました。

マンダレイベイ・ホテルの会場で開催されていた展示会、「MAGIC」「PROJECT」「POOL」に加え、今回から新たに「THE COLLECTIVE」「MRKET」「THE ACCESSORIES SHOW」「INTERMEZZO」「CURVE NV」「STITCH」等が加わり、一緒くた。

別々の運営会社、会場で開催されていた時は、多少なりとも、競合する雰囲気があったのですが、今や完全にAdvanstar社の独壇場。大きな会場で、簡単に区分けしただけで、ブランドや展示会の特徴がめっきり薄くなってしまいました。(唯一、サンズエキスポで開催されていた、別会社の運営による、メンズの展示会「AGENDA」「THE LIBERTY」「CAPSULE」は、以前の展示会の趣が残っている程度)

その最たる物が、本来のMagic(Men's Apparel Guild in California)の紳士アパレルエリア。 従来、主役であった、トラデイショナルメンズや、ヤングメンズが会場の隅に追いやられ、ブースは激減。一部の展示会で無料で提供されていた飲食のチケットもなくなり、衰退の一途をたどっているのが目に見える状況。 

新興ブランドや、新規参入社もほとんど見られず、今回は従来より1週間早いスケジュールでお盆休みと重なったせいか、日本からのバイヤーの姿は少ししか見られず。 20年近く見ていますが、これほど、日本人のバイヤーが少なかったのは初めてではないでしょうか。

先日、メイシーズが800店舗ある店舗の内、不採算店の100店舗を閉鎖すると言うショッキングなニュースがありました。(これで競争が減って、利益がでるのではとメイシーズは勿論、競合のコールズやノードストロームの株価は上がった様ですが)

ファッションビジネスは、10年程度のピッチで、好調・不調を繰り返す傾向にありますので、この辺りで、また以前の様な活況のある展示会を期待したい所です・・・

A.Kobayashi

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マジックと言えば、ブランド企業と各国からのバイヤー達、時には著名人が応戦したり、若いセールスマン達もフェスの様に活気に満ち溢れていたのですが、最近の展示会はどこも出展者が激減していますね。出展コストや出張費が削減できる、ネットで注文できる展示会サイト等の登場や、企業に属さない個人プレイヤーが増えている事が背景にあるのかもしれません。

 2016/08/18 04:42  この記事のURL  / 




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