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メイシーズ: ミニモールコンセプトを導入した新フォーマットのストアをオープン

5四半期連続の売り上げダウン、モールでの客足が落ち込み、34丁目の旗艦店でも、大幅なデイスカウント商品での集客を行っている、スランプのメイシーズですが、現在、以下の3つの戦略を進めている。

- オフプライス店、「バックステージ」の加速。
- ミレニアルズ対応のテスト・フロアを旗艦店の地下1階にオープン
- トップロケーションの店舗、150店をハイエンドイメージにモデルチェンジ

その3つ目の戦略となる第一弾のテスト店が、コロンバス・オハイオの「Easton Town center」にオープンしました。「ライフスタイル・デパート」と「リースビジネス」をコンセプトとして取り入れ、新たに117人の従業員(50人は臨時店員)を導入。顧客との接点を見いだす、カスタマーサービスにも注力していくようです。

- Connect @ Macy's Kiosk : マンツーマンでのサービスを提供
- My Stylist @ Macy's:特別な費用無しに、パーソナルなスタイリングサービス。

アスレジャーの売り場では、アスレチックフットウエア・チェーンの「フィニッシュライン」のショップ・イン・ショップや「Berry Blends」による、ジュースやスムージーショップの併設。 カスタマーサービスは、ヘルス&フィットネスをベースにしたライフスタイルのアンバサダーとしてサービスを行う。

需要増の化粧品売り場は特に力をいれていて、什器や内装など全面的にラグジュアリーなイメージに改装。昨年買収したスキンケア&スパチェーンの「ブルーマーキュリー」のインショップでは、ビューテイプロダクトの販売の他、マイクロ・ダーマブレーションなどのフェーストリートメントや、ヘアブローやワックスなどのサービス。 プレミア・サロンでの、ヘアケア、ネイル、マッサージなどのサービス。

「メンズウエアハウス」チェーンによるタキシード等の「Tux Shop」を併設したウエデイングショップの拡大。このエリアでは、ジュエリーやダイアモンドリングのカスタムデザインや、「My Stylist @Macy's」のプログラムから、無料のウエデイングスタイリング、ウエデイングパーテイやゲストドレス、ギフト、ハネムーンでの衣装などのアイデイアを提供。 家具売り場では、都心のライフスタイルにフィットする、コンパクトで機能的な家具の販売。


34丁目旗艦店の「フィニッシュライン」

「フィニッシュライン」は旗艦店や一部の店舗で既に導入しており、靴売り場の中でも、ひときわ混雑している成功例ともいえます。(写真参照) ショップ・イン・ショップの、ライフスタイルを意識したミニモールコンセプトの導入は、JCペニーの再建で、ロン・ジョンソン氏が掲げていたプランを彷彿させます。短期間での結果がだせず、退任となりましたが、当初のプラン通り、ジュースバーやネイルサロンなどを取入れた路面店風の店作りを目指していたら、新たな顧客体験を提供し、違った結果となっていたかもしれません。JCペニーが導入した「セフォラ」はメイクアップ好きの客層を取り込む結果となっているようです。

オフプライス店の売り上げが増加する一方、専門店やデパートも値下げによる集客をしており、消費者サイドにしてみればプロパーでものを買う理由が無いと言うのが現状。洋服だけでは集客は難しい、雑貨を置いたらライフスタイルかと言うとそうでもなく、消費者が店に足を運ぶ為の理由をどうアレンジして行くかが今後の課題となりそうです。

メイシーズは「Easton Town Center」店をプロトタイプとし、ハイエンドな立地にある150店舗にフォーカスした改装を行って行く様です。
 2016/07/06 07:20  この記事のURL  / 




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