« 米ショッピングモール・TOP10 | Main | 米国男性の25%が低身長!フィットする洋服に需要あり。 »
大型より小型店?ソーホーの3つのブランドから見えてくる事。


ソーホー地区のブロードウエイに、「Double Agent USA」というブランドのポップアップストアがオープンしたのですが、以前、コラムで紹介した人気ブランド「ブランデイメルヴィル」に雰囲気が似ている!? 

この通りには、「ブランデイメルヴィル」の店舗もあり、アメリカンイーグル社が、そのコンセプトをアレンジしたポップアップストア「Don't Ask Why」が、並んでいるので、3ブランド入り交じりの混戦。

3つのブランドを簡単に説明しますと。。

ブランデイ・メルヴィル
敢えて、ワンサイズのみしか作らず、スリムな消費者層に絞り込むという手法と、“イタリア製” が売りのブランド(最近はメキシコ製や中国製商品も混じっています)カリフォルニアのライフスタイルコンセプトで、僅か17店舗ながら、インスタグラムによるプロモーションがワークし、340万人のフォロワー数。サイズに関してはクレームを受けながらも、ポリシーは曲げず、この手法で特定の消費者層を掴むカリスマ的人気ブランド。

ドント・アスク・ホワイ by アメリカンイーグル:
アメリカンイーグル社が、ブランデイ・メルヴィルの人気にあやかり「ワンサイズ&イタリア製」を堂々と打ち出し、ニューヨークのライフスタイルをベースに展開している類似ブランド。アメリカンイーグルの店内では、インショップ展開、ウエブでも販売しています。期間限定ショップの予定が、テスト期間を引き延ばして運営している様です。

ダブルエージェントUSA
「ダブルエージェント」は、1991年カリフォルニアで創業、現在は、スペイン・バルセロナにHQを持つ、テイーンブランド。NYとロンドンにほぼ同時期に、6ヶ月限定のポップアップ店をオープン。ヨーロッパには、店舗がかなりある様です。 同様のインスタ戦略で、フォロワー数は14万人を超えています。他の2つのブランドと大きく異なるのはサイズ展開。 プチサイズからぽっちゃりさんまで、XXS−3XLまで展開しています、卸売りも行っており、幅広い客層を狙っている事が分かります。また、イタリア製ではないので、3ブランド中、最も低価格。

微妙に異なる3ブランドですが、いずれも、米国チェーン店が苦戦している10代-20代前半がターゲット。ブランデイ・メルヴィルは、移り気で一筋縄ではいかないその消費者から支持を得ている数少ないブランド。

アメリカンイーグルは、類似コンセプトで客層の奪却を諮り、ダブルエージェントは、似て非なりな面はありますが、問題となっているサイズ展開を完全にカバーした形で参戦。ポップアップ店で、消費者のリアクションをシビアにチェックして行く事になりそう。本格的にアメリカに進出してくるのでしょうか? 

ファッション性だけを見ると、ファストファションと大きな代わりがない様に思うのですが、ショッピングモールの大型店で育ってきた米国消費者層が、パーソナライズを好んだり、人と同じ物を着たく無くなってきたという心理を考えると、若い人達がこういったブランドを好む理由には、ビッグボックス店よりも、希少性の高い小型ブランドであるからではないかと思うのです。 エアロポステールやアバクロ等の米国企業が店舗を増やす事で売り上げをのばして来た縮図が崩れ、大量生産よりも少量生産、大型店よりも小型店、消費者もタイプ別にフォーカスした戦略が必要なのかもしれない。

ブランデイ・メルヴィルのソーホー店:


ドント・アスク・ホワイのソーホー店:


ダブルエージェントのソーホーポップアップ店:







 2016/06/07 09:40  この記事のURL  / 




ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
マックスリー・コーポレーション
英文名:Maxre Corporation

マックスリー・コーポレーション ( CHIZU NISHIDA )
米国ブランドの輸出及びビジネスコーディネート、マーケット調査などを承っています。

■ビジネス関連のお問い合わせ:小林まで

■市場調査レポートのお問い合わせ:西田まで

最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
2016年06月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30