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宋文洲さんのメルマガをご紹介させて頂きます ![]() 中国と日本との教育方針の違い....... ![]() 良い悪いではなく現実的なお話です !!! 負けてもいい・・・ 宋 文洲 ゴールデンウィーク期間中、妻と子供達が日本に戻って東京で仕事中の私と合 流しました。私は毎週のように北京、東京、上海の間を移動していますが、子 供達にとっては東京は3カ月ぶりでとても楽しみにしていました。 「北京に戻りたくない」。休暇が終わる前日から、息子が呟き始めました。親 としての自分は迷いがない訳ではありませんが、3年前からその迷いを振り切 って子供達を北京のインターナショナルスクールに入れました。 このことが共通の知人を通じて日立製作所の川村隆会長の耳に入ったので早速 「お会いして聞きたい」とのアポ依頼をいただきました。「宋さんはなぜお子 さんを北京の学校に入れたのでしょうか。やっぱり日本の教育はダメですか」 とのご質問をいただきました。 「日本の教育はダメではなく、私の教育方針に合わないからです」と答えるの が精いっぱいでした。その後のやり取りはここで公開する訳にもいかないので しませんが、要は日本の教育は強い人間を育てないと私が思った次第です。 優しさ、思いやり、平等、公正・・・一般論でいえば、日本の学校は中国の学 校よりはるかに良いと思います。しかし、日本の学校には競争およびこれに伴 う挫折の体験が少なく、当然その挫折から立ち直るための体験や教育もできません。 私の子供が中国の学校を嫌う理由の一つは先生の乱暴さです。子供の前で間違 った宿題をバリバリ破ったり、勉強できる子とできない子への態度が全然違っ たりします。最初に日本の学校を経験した息子にとってどれもショッキングな 話で、おまけに給食が不味いです。 一年に一度の運動会も競争に意欲満々の上、何らかの項目に勝てそうな生徒を 選んで入場式や試合に参加させますが、意欲がなく弱い子は席に座って応援す ることになります。どうしても嫌だったら学校に来なくてもいいと言われる始 末です。 読者の皆さんがどう思うかは想像できませんが、私にとって全然苦痛のことで はありません。昔、私も同様な環境下で育ったので運動会というのはそんなも んだと思ったからです。参加したい人、強い人が競争し合ってクラスや学級に メダルや優勝旗を勝ち取ります。意欲がない人、弱い人が応援してもいいです し、勝手に遊んでも先生に言われないので炎天下の席で我慢するよりましだと 思うのです。 私の子供が通う学校は外国籍の子供だけが通う中国語で授業するインターナシ ョナルスクールです。うちの子のような中国人と外国人の混血も多いのですが、 全くの外国人も半分以上居ます。彼らは中国の受験戦争に無縁であるため、中 国地元の学生よりはるかに宿題が少ないのですが、それでも日本よりずっと多 いのです。 先生達も外国の子供だということで国内の学校よりはるかに緩いのですが、そ れでも塾に通うことを前提とせず、宿題と練習を通じて日本の学校よりはるか に高い学力を子供達につけていると思います。 たとえば英語。小学生から毎日あって先生は全員ネイティブです。漢字の数も 半端ではなく、小5の教科書に私も読めない字が有ったりします(そもそも小 学生を文化大革命の中で過ごした私は基礎知識が悪すぎますが)。 子供がついていけない時や競争に負けた時、私はチャンスだと思っています。 頑張って挽回するのもいいですし、自信を失い苦しむのもいいです。だって大 人の世界はそればかりではありませんか。先生が乱暴だといっても私は気にし ません。なぜならば社会に出ると上司と顧客に乱暴な人が多いからです。 競争に勝つのは競争に参加する目的ではありません。競争に慣れること、負け てもやっていけることこそ、競争参加の目的です。 オンリーワンを通してもいいですし、個性的で好きなことをやってもいいです。 しかし、どんなことをやっても結果として競争に参加しなければならないこと は多いのです。負けるのが嫌で競争アレルギーを持つ人はオンリーワンも個性 も守り通すことができません。 「世界に一つだけの花」。SMAPのこの歌の中国語バージョンもあります。その 歌詞は微妙に違います。日本語の歌詞には「負けてもいい、俺がオンリーワン だから」に聞こえますが、中国語歌詞は「負けてもいい、立ち直って取り戻す から」に聞こえます。 |






















