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経済指標と実体経済
日経平均の動きなどを見ていると、株価は大幅に回復し¥10500をとなった。昨年の秋以降の回復スピードは速く、調整を繰り返しつつも上値を探っているといった状況である。一方、市況は相変わらず悪く、雇用も消費も低迷しているといわざるを得ない。結局、株価を押し上げているのは、輸出関連や中国関連の銘柄が中心で、そのような企業の業績好転に支えられているということだろう。

では、内需関連、特にファッションビジネス関連はいつになったら回復に向かうのだろうかと考えるが、当面その可能性は低いように思われる。背景には、いまだに先の見えない年金問題や少子高齢化などによる将来不安があり、このような構造上の抜本的な問題がある以上、多少景気がよくなって収入が増えても、その多くは貯蓄に回っていまい、消費が活発になるのはまだまだ先のことというか、本当に良くなることなどないのではないかとさえ思える。そうなると、縮小する国内市場では必然的に淘汰が発生する。残される道は、それでも国内でトップクラスのビジネスモデルを構築するか、海外に新たな市場を求めるかのいずれかになるのではないだろうか。そろそろ本腰を入れて動かないと、淘汰の生贄なってしまうと思うのである。
 2010/01/25 10:46  この記事のURL  / 


プロフィール
栗山 志明 (くりやま しあき)
1977年に(株)キングに入社。
基幹ブランド「ピノーレ」のデザイナー・チーフデザイナー・コーディネーターを経て1987年に独立。1988年に(株)プレールを設立して代表取締役に就任、現在に至る。
ファッション業界の様々な業態のクライアントに、質の高い情報と独自のマーケティング手法に基づくブランド開発、ディレクション、商品企画などの提案を行う。
1988年〜1994年までバンタンデザイン研究所・商品企画講師、1999年〜現在までIFIビジネススクール・マスターコース講座主任を担当。

株式会社プレールのホームページ

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