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酒々井プレミアム・アウトレットに行って来ました
千葉県酒々井町に複合商業施設「酒々井プレミアム・アウトレット」が19日、オープンした。10日に開通した東関東自動車道酒々井インターチェンジを使えば、成田空港から車で約10分という好立地。運営する三菱地所・サイモン(東京都)は、アジアを中心に外国人観光客の集客に期待している。

アウトレットとしては全国初となる外貨両替所があるほか、パスポートの提示で無線によるインターネット接続(Wi−Fi)サービスも無料となる。英語、中国語に対応できるスタッフも配置。約20万平方メートルの敷地に121店が出店した。
毎日新聞


オープンしたばかりの酒々井プレミアム・アウトレットに行って来ました。

「酒々井」は「しすい」と読む、千葉県屈指の難読地名です。(親孝行息子の井戸から酒が湧いたという伝説に由来するそうです。)

東関道に完成したばかりの「酒々井IC」を降りると、そのまますっとアウトレットに到着しました。



駐車場はかなりの混み具合でしたが、地元の成田ナンバーや千葉、水戸、習志野といった近隣ナンバーの車が目立ちました。



デベロッパーの三菱地所・サイモン株式会社(旧チェルシージャパン)は、大都市圏から100km以内の郊外のインターチェンジ付近で、かつ観光地や国際空港の近くにプレミアム・アウトレットを作る戦略で知られています。

また、都心立地の正規販売店に影響が出ないことを考慮してテナントを誘致しているともいわれます。



そういう視点で酒々井と御殿場プレミアムアウトレットと比較してみると、

@御殿場にあるのに酒々井にないブランド:

グッチ、
フェラガモ、
クロエ、
ブルガリ、
ドルチェ&ガッバーナ、
ボッテガ・ヴェネタ、
ディオール、
アレキサンダー・マックイーン、
アルマーニ、
ヒューゴボス、
エトロ、
ジルサンダー、
ダンヒル、
ヴァレンチノ

コーチがある以外、ラグジュアリー系のブランド群がすっぽりと抜け落ちています。

一方、

A御殿場になく、酒々井にあるブランド:

パル、
ポイント、
クロスカンパニー

といった、カジュアル系ブランド群。








こうしてみると、地元のお客さんが多い理由も、納得できます。



将来的には、成田空港まで10分という立地を考えると、外国人観光客が最終に立ち寄る商業施設として、国際的認知度が高まるのではないかと思われます。



今後は、

B外国人にリアルに人気のある、

ダイソー
マツモトキヨシ

とっいたお店も、誘致したらよいのではないかと思いました。
 2013/04/20 12:01  この記事のURL  / 
『オムニチャネル』の定義について
マーケティング業界で今年の重要キーワードともいわれている『オムニチャネル』。

メーシーズの 会長 兼 CEOテリー・ラングレン氏が「オムニチャネル企業を目指す」と発表したことからも注目が高まっています。

米国ではネット通販の比率が上がっていて、実店舗で商品を見てネットで買う、いわゆる「ショールーミング」が進行しているので、実店舗の強みを活かす手法は、企業の死活問題になりつつあるようです。

日本ではまだ、『オムニチャネル』に関する情報はあまり多くなく、ウィキペディアにも項目が立っていません。

バンタンの授業に使うのに必要だったこともあって、wikipedia(英語版)の”Omni-channel Retailing“の項を和訳してみました。

参考までに、当ブログにも掲載しますので、みなさまのご意見をお聞かせいただければ幸いです。



オムニチャネル

オムニチャネルは、マルチチャネル(複数の異なったチャネルを用いたマーケティング手法)に極めてよく似た概念で、その進化版といえる。

モバイル端末、PC、テレビ、カタログ、実店舗といったさまざまな購買チャネルを通じてアプローチしてくる顧客に対し、チャネルの継ぎ目を感じさせない体験を提供することに力を尽くしている点に特徴がある。

小売業者は、サプライチェーン戦略と連動した専用ソフトを組み込むことで、今まで気が付かなかった顧客ニーズを捉える事ができるようになる。



>顧客ニーズ

複数の購買チャネルを同時に使いたいというニーズを持つ顧客に対し、オムニチャネルを利用してアプローチをすることで、チャネルを横断した顧客の行動を捉えることができるようになる。

いままでは、同じブランドにさまざまな顧客との接点があることは、その一部分でしか認識してもらうことはできなかったが、オムニチャネルを使うことで、ブランド内の1チャネルだけでない、ブランド全体を消費者に体験してもらうことができるようになる。

商品やプロモーションもチャネルに合わせる必要はない。チャネル間の整合性を保つことが必要になる程度だ。

実店舗は、サプライチェーンの”出張所”のような役割を担うようになる。他のコミュニケーションチャネルを通して来店した顧客がリサーチをする場所だ。そして気が向けば店内で買い物も(!)できる。

オムニチャネルを使えば、マーケティングはとても効率的になる。独特な趣味趣向を持つ消費者の欲求は、購買履歴やソーシャルネットワーク、アフィリエイト、ウェブサイト閲覧履歴、ロイヤリティプログラムなどによるデータマイニングで紐づけることができるからだ。



>効用

オムニチャネル化は、物知りな消費者を生み出す。したがって販売スタッフはそれ以上の知識が求められることになる。たとえば商品の納期や製造工程に関する知識だ。

今日、オムニチャネルについては多くのことが語られているが、その基本にはこうした消費者にとっての体験的な変化が次々と起こるということがある。

結果として、小売業者やブランドは、こうした消費者ニーズのパラダイムシフトに適応するために、サプライチェーン戦略を組み直す必要に迫られるだろう。

IDCリテール・インサイトによれば、オムニチャネルを使ったショッピングは、「マニアックで上級者向けの体験。チャネル間の違いを意識させない仕掛けを求めるようになるだろう」という。

オムニチャネルを使う小売業者は、消費者の目線で、チャネルに依存しない商品を取り扱うことになる。

あるレポートによれば、オムニチャネルを利用する消費者は、購買金額が従来型の消費者よりも15%〜30%以上高く、強いブランドロイヤリティを示し、また贔屓のブランドを他人に勧めることがよくあるという。



>最新情報

オムニチャネルに着手する段階では、リアルタイムデータが必要になるかもしれない。しかし、いったんソーシャルに関連付けをされてしまうと、消費者は、あるチャネルから移動する際に、自分がどのような経路をたどって移動したかを記録されることを望むようになる。それは、元いた場所から離れて、違うチャネルを眺めたりショッピングした後に元いた場所にもどるのに便利だからだ。

オムニチャネル小売業者は、消費者に向けた一貫性があって使い勝手の良いブランドイメージを訴求することで、“トップオブマインド(最初に頭に浮かぶブランド)”を作ることができるようになる。

>大規模投資

オムニチャネルの準備には、時間も費用も大規模に投資することが必要となる。

システム部門、マーケティング部門、販売スタッフはできるだけスムーズに目標と戦略について意思決定するべきだ。

消費者(ターゲット市場)にとって、明快でわかりやすくいものにするために、チャネルの統合やユーザビリティをどうするかについて、適切な判断が必要となるだろう。

ネット検索による実店舗での売上の影響力は、eコマースの売上の4倍に及ぶと言われている。オムニチャネル小売業者は、親しみやすく、役に立ち、いつでも接続でき、そして透明性がある存在であることが求められるのだ。


(参考翻訳/栗田)



結局、『オムニチャネル』とは、

「顧客を中心に置いて、すべての販売チャネルを連携させる手法」のことなのだろうだと理解いたしました。

今まで言われてきた手法 (例えばO2Oなど)と比べて、どれほど斬新なのかはよくわかりません。

ただ響きがいいので、コトバとしては流行りそうな気がいたしました。



ちなみに”オムニ (omni)”とは、ラテン語の接頭辞で、"全部の(all)" とか "あらゆる(every)"の意味となります。

あ、これ、豆知識です。
 2013/04/16 21:27  この記事のURL  / 
プロフィール
栗田 亮(Makoto Kurita)
(株)テンカイジャパン代表
『Cool Japan! カッコイイ*かわいい*たのしい*おいしい*日本を世界に発信』をテーマに、トラベル、ファッション、ショップ、ブランド等の情報を英語で積極的に発信中。 クールジャパンの翻訳、通訳、海外マーケティングには定評がある。 英語WEBメディア「Tenkai-japan.com」企画・運営 海外向け電子書籍出版、翻訳、通訳、外国語運営サポート、訪日外国人プロモーション、海外マーケティング、JAPANブランドの海外展開支援
●潟Aーチ&コーチ代表取締役社長
●バンタンデザイン研究所 『eマーケティング』 『クリエイティブ・イングリッシュ』講師
●訳書『ユニクロ症候群』(小島健輔著)
連絡先:03-3662-4976
 (株)アパレルウェブ内テンカイジャパン(栗田)

・アーチ&コーチ「日本発の"Earthな"ライフスタイルストア」
http://www.arch-coach.com
・ Tenkai-japan.com「日本のトレンドを英語で発信」
http://www.tenkai-japan.com
・PROFILE
http://www.apalog.com/kurita/archive/172
・会社概要/ABOUT US
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