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最も記憶に残るファッション企業のメッセージは?
企業が発信しているメッセージの認知度、理解度、接触度、好感度などのイメージを一般消費者に聞く「企業メッセージ調査 2012」(日経BPコンサルティング)。

提示されたメッセージから企業名を解答する「企業名想起率」では、11年連続で「お口の恋人・・」のロッテ(73.9%)が第1位を獲得したそうです。

2位は「あなたと、コンビに・・・」、ファミリーマート(63.8%)。3位「ココロも満タンに・・・」コスモ石油(61.2%)。

企業名想起率の平均は4.2%で、同調査では「伝えるための工夫」がない企業のキャッチフレーズは記憶に残りにくいようだ、との総括をしています。

「企業メッセージ調査 2012」(日経BPコンサルティング)

アメリカでも同様の調査が行われていて、例えば ”Famous Company Slogans”には、400以上有名な企業メッセージが集められています。
その中でも、

“Have it your way.”バーガーキング

“Just do it.”ナイキ

“Put a tiger in your tank.” エクソン

“The king of beers.”バドワイザー

“Snap! Crackle! Pop!”ケロッグ

“Don’t leave home without it.”アメリカン・エキスプレス

“Think different.”アップル

などは、記憶に残る企業メッセージとして知られているようです。

Famous Company Slogans

ファッション企業で、最も記憶に残るのメッセージを放った企業はどこでしょうか。

私は、カルバン・クライン・ジーンズの

“Nothing comes between me and my Calvins.”

が有力候補だと思います。

Brooke Shields was a Calvin Klein model in the early 1980s who uttered the famous line “nothing comes between me and my Calvins”.

80年代のはじめ、美少女の代名詞と言われたブルック・シールズに、

“You wanna know what comes between me and my Calvin? … Nothing.”

「私とカルバンの間に、何があるかって?…何もないわ。」

というセリフを言わせたCMは評判を呼び、ジーンズの売上にも、本人の人気の向上にも貢献しました。



おかげでブルック・シールズは、

"Something comes between her and her Calvin: A split"

「彼女とカルバンの間に何かが? 破局」(N.Y. Post 1996/8/13)

などと、いつまでたってもカルバンと縁が切れず、ゴシップ記事の見出しで使われたりしています。

 2012/10/30 10:28  この記事のURL  / 
アマゾン・キンドルストア「既存ユーザーはご注意を」
10月25日にアマゾンにキンドルストア日本版がオープンし、日本語で電子書籍を読むことができるようになりました。

アマゾンから電子書籍リーダー「キンドルペーパーホワイト」(¥ 8,480、通常配送無料)は、新しい電子書籍の世界に誘ってくれます。(11/19発送開始)。
キンドルペーパーホワイトは日本語対応

一方で、既に米アマゾンのキンドルストアから洋書をダウンロードしていたような既存ユーザーには、不便が生じています。

ひとつは、日米2つのアカウントの統合問題です。

日本版開始にともない両アカウントを統合できるようなったのですが、統合後は、日米、どちらか一方からしか購入ができなくなってしまいました。アカウント統合しない場合は、デバイスの使いわけが必要です。

また、アカウントを統合した後、(日本で電子書籍を購入した段階で)、米アマゾンから購入したコンテンツが表示されないというトラブルも発生しています。


さらに、アイフォンなど他社デバイスに無料アプリをダウンロードする場合の、アカウント紐づけのトラブルも起きています。

アプリを起動し、メールアドレスとパスワードを入力して、日本語の電子書籍をダウンロードしようとすると、
「このコンテンツを利用するには、Kindle端末またはアプリをアカウントに登録する必要があります。」
とエラーメッセージが出ます。

私も、小一時間、再入力やアプリの再ダウンロードと格闘しましたが、無限ループに陥り肩が痛くなてきたので中断しました。
アイフォン5のキンドルアプリは無限ループ。日本語電子書籍購入できず。

何よりも一番の不便は、日本ユーザーに対する洋書の値上げが始まっていることです。

ベストセラー「Steve Jobs」キンドル版は、米アマゾンでは16.99ドルで販売されています。昨年私もこの価格で同書を購入したのですが、今、日本からログインすると22.04ドルという価格が表示されるのです。

キンドルストア日本版で同書は1748円で販売されているので、1ドル80円で換算するとほぼ同じ価格となります。

つまり、日本の権利者に対する、なんらかの配慮があって、値上げされたのだと考えてよいでしょう。

キンドルストアの日本語版がはじまり、喜ばしい限りなのですが、米アマゾンのキンドルストアにある洋書がかならずしも日本でも購入できるとは限らず、その上価格も同じではない、という事体になってしまった訳です。

旧型キンドルデバイスは日本語に対応せず。その上、洋書は値上げ!

既存ユーザーにとっては、なんだか面倒くさいことになってしまいました。

カスタマーサポートの情報も混乱しているので、落ち着くまでしばらく待つ方がよさそうです。


。。。という訳で、キンドルで日本語電子書籍を読む夢は、まだ、実現していません。


ベゾスさん、早急な対応を!!

 2012/10/28 12:50  この記事のURL  / 
キンドルストア日本語版開始〜本格的な電子書籍時代の幕開け
昨夜の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)が、来日中のアマゾンの創業者ジェフ・ベゾスCEOをインタビューしていました。
ワールドビジネスサテライト facebookより

小型タブレット端末「キンドル・ファイア」をちょっと得意げに見せてくれました。
きょうから予約を開始し12月19日に発売します。
薄くて軽い7インチの小型タブレットですが、価格は16GBで1万5800円と、アップルのiPad mini(2万8800円〜)、グーグルのネクサス7(1万9800円)などライバル各社と比べて安く設定しました。
ベゾスCEOは「端末では儲けなくてもいい、電子書籍やゲームで利益を出す」とコンテンツで稼ぐ戦略を強調しました。
競争激化の小型タブレット市場、どの陣営が勝つのか。

(ワールドビジネスサテライト facebookより)

アマゾンの日本法人が10月24日から、小型タブレット「キンドル・ペーパーホワイト」の日本語版(8480円)の販売予約を開始したというニュースです。

「ワールドビジネスサテライト」を始め、多くのメディアは、新しい小型タブレットに注目しているようです。しかし、本当に重要なことは、日本でもいよいよ本格的な電子書籍時代がはじまる、という点だと思います。

2年ほど前から噂になっては消えていた、アマゾンによる日本語の電子書籍販売。
本日(25日)の時点で、アマゾンのキンドルストアでは 日本の文庫や漫画、ベストセラーなど約5万点の日本語の電子書籍の販売が始まっています。

小型タブレットの動向がどうなるにせよ、電子書籍ビジネスでは、先行したアマゾンがコンテンツ売上げから利益を得るビジネスモデルを確立してしまった以上、その優位は揺るぎそうもありません。

同時にアマゾンは、どのデバイスでも電子書籍を読むことができる無料アプリを配布しています。小型タブレット間の競争が拡大するればするほど、アマゾンにとっての利益は大きくなりそうです。


スティーブ・ジョブズが、音楽をCDで聴くものからネットからダウンロードするものに替えてしまった様に、ベゾスは本の歴史を、言い換えれば、文字情報のパッケージ販売の歴史を、塗り替えようとしているのだと思います。

アメリカでは、アマゾンの自費出版サービス(キンドル・ダイレクト・パブリッシング・プラットフォーム)に自分の作品をアップして、1億円以上稼ぐ新人作家が何人も誕生しています。

How Steve Jobs and Jeff Bezos discuss a new business idea?

ベゾスはジョブズほど面白いことを言わないので地味な印象がありますが、後世の評価はベゾスの方が高くなるかもしれません。

「気むずかしいところもあり、大勢の前で部下をこきおろすという悪い癖もある」(ジェフ・ベゾスとは何者なのか――『ワンクリック』)

というベゾスですが、こんな発言もしています。


会議はそんなにシリアスに行うものではないと私は思っています。会議本来の目的が失われてしまって時間の無駄です。

最も使えるアイデアは脱線したり、行き先が見えない会議から生まれるものです。

だから会議はちょっとしたユーモアやジョークで始まり、元気よく終わりたいと考えています。

それが会議を良くすると思います。



2012年6月7日にテレビ東京「カンブリア宮殿」に出演したときのことばです。

ベゾスの人柄をよく表していると思います。
 2012/10/25 10:32  この記事のURL  / 
インドでタイムマシン経営−『巨人の星』のリメイク
アメリカで起きたことは将来日本でも起こる。だから、アメリカで成功したやり方を良く研究して持ち込めば日本でも成功できる。

こうした経営手法を「タイムマシン経営」というそうです。

孫正義氏が命名したと言われていますが、たしかにソフトバンクの成長戦略には、こうした経営手法によっているものが多いと感じます。

一方、かつて日本で起こったことが、将来外国(特に新興国)で起こる、という"タイムマシン"もあります。
インド版「巨人の星」 「スーラジ ザ・ライジングスター」 (C)梶原一騎・川崎のぼる/講談社・ライジングスター製作委員会

1960年代末から70年代初めにかけてテレビ放映された人気アニメ「巨人の星」をインド市場に向けリメークした「スーラジ ザ・ライジングスター」の現地放映が今年12月から始まる。野球をインドで人気のクリケットに置き換え、貧しい環境に生まれた少年が努力と根性を積み重ねながらスター選手に成長するという成功物語。日経新聞2012/10/19



1990年以降、インドは発展途上国の中における豊かな国の一つとなっています。
インドの一人あたりGDP

インドの特徴の一つはその巨大な人口に。現在、中国に続いて世界第二位の人口を抱えているますが、いずれ世界最大なることは間違いないと言われています。

インドの人口ピラミッド

今後も成長余力が期待されているのは、人口構成がきれいなピラミッド型になっていて、今後30年以上に渡って人口ボーナス期が続くと見られているからです。

2050年頃にはインドのGDPは日本を抜いて、中国・アメリカに次ぎ世界第三位にのし上がるだろうと言う試算もあります。(Brics辞典)


その頃のインドの人口は推計約16億人。経済成長で貧困層が減っていけば、人口が絶対的に多い分巨大な市場になる可能性が高いのです。


日本アニメのリメークは初めての試みだし、生活習慣や文化、商慣習が違うことも大変だった。ただ、中国のように外国アニメの放映に規制はない。法社会なので著作権への意識も決して低くない。市場は巨大だし、成長も期待できる。

クリケットを題材にしており、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、豪州、ニュージーランド、南アなどへの展開も可能。コンテンツ輸出のモデルケースになりうると思う。
とインドに『巨人の星』輸出した講談社国際事業局担当古賀部長は語っています。(日経新聞2012/10/19


A young boy plays with a cricket bat in Nagpur, India, Saturday, Feb. 19, 2011. Netherlands will play England in Nagpur in their first World Cup match on Tuesday, Feb. 22. (AP Photo/Kirsty Wigglesworth)


"タイムマシーン"に乗って新興国に市場を広げていけば成功できそうなビジネス。日本にはたくさん隠れてれているのではないでしょうか。

(注)人口ボーナス=生産年齢人口の比率が高く、高度経済成長が可能とされる状態
 2012/10/22 08:34  この記事のURL  / 
Vantan Cutting Edge 2012と渋谷駅
バンタンデザイン研究所主催のファッションショー「Vantan Cutting Edge 2012」を見てきました。学内審査に勝ち残った優秀作品のデビューイベントで、メルセデス・ベンツ ファッションウィーク トーキョーの一環として行われたものです。

「S-SEED COLLECTION」 「BRAND CONTEST」 「RUNWAY WAVE」 「KERAx春奈るな衣装製作プロジェクト」といった複数の企画がテンポよく盛りこまれた見応えのあるショウでした。

予想を上回る2000人近くの来場者が集まったそうですが、これも、昼夜問わず製作を行い、厳しいコンペを勝ち抜いた生徒たちの熱意の賜だと感じました。

同時に、今年から会場となった、渋谷ヒカリエのヒカリエホールの立地の良さを感じました。
渋谷駅から雨の中でも濡れずに行けるのはありがたいことです。


ヒカリエホールから見える工事現場に掲げられた「地図に残る仕事。」という大成建設のコーポレートコピーは、渋谷駅周辺がいま大変貌の渦中にあることを教えてくれます。


東急電鉄、JR東日本、東京メトロ3社による駅周辺の再開発では、現在の駅舎や東急百貨店東横店のある場所に、地上43階建て(高さ約230メートル)の高層ビルを中心とした3棟のビルが建設されます。

東横線の渋谷駅は廃止されて地下化。現在駅の南側に孤立している埼京線のホームが山手線と並びます。

すでに、東急ハンズ渋谷店の駅ビルへの移転が噂されているそうですが、地方都市で問題視されている、大形駅ビルの独り勝ち現象が、渋谷でも起きるかもしれません。

2013年3月16日には、東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転が始まります。東横線の利用者は乗り換えなしで新宿伊勢丹までいけるようになるわけで、渋谷パッシングが起こることも予想されます。


新全面開業は2027年(平成39年)の予定。
当面、渋谷は「サグラダ・ファミリア状態」になると予想されています。


ヒカリエホールの大きな窓から、3つのワターを持つ渋谷駅の姿を想像してみました。

その頃には、今日、賞を競った生徒たちの中から、業界のトップリーダーが生まれているかもしれません。


 2012/10/18 10:36  この記事のURL  / 
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プロフィール
栗田 亮(Makoto Kurita)
(株)テンカイジャパン代表
『Cool Japan! カッコイイ*かわいい*たのしい*おいしい*日本を世界に発信』をテーマに、トラベル、ファッション、ショップ、ブランド等の情報を英語で積極的に発信中。 クールジャパンの翻訳、通訳、海外マーケティングには定評がある。 英語WEBメディア「Tenkai-japan.com」企画・運営 海外向け電子書籍出版、翻訳、通訳、外国語運営サポート、訪日外国人プロモーション、海外マーケティング、JAPANブランドの海外展開支援
●潟Aーチ&コーチ代表取締役社長
●バンタンデザイン研究所 『eマーケティング』 『クリエイティブ・イングリッシュ』講師
●訳書『ユニクロ症候群』(小島健輔著)
連絡先:03-3662-4976
 (株)アパレルウェブ内テンカイジャパン(栗田)

・アーチ&コーチ「日本発の"Earthな"ライフスタイルストア」
http://www.arch-coach.com
・ Tenkai-japan.com「日本のトレンドを英語で発信」
http://www.tenkai-japan.com
・PROFILE
http://www.apalog.com/kurita/archive/172
・会社概要/ABOUT US
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