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東映アニメーションを見学しました
通訳案内士さんの勉強会、「日本文化と歴史探訪会」。
午後はみんなで東映アニメーション大泉スタジオを見学しました。

このスタジオの歴史は、1950年代に日本初のカラー長編アニメ「白蛇伝」を作ったところから始まります。

70年代後半にヨーロッパで大ヒットした「UFOロボ・グレンダイザー」「キャンディ・キャンディ」もここから生まれました。
その後も、「ドラゴンボール」「セーラームーン」「デジモンアドベンチャー」など、世界の子供たちに影響を与えるアニメを送り出してきたこのスタジオは、
クールジャパン発祥の地ともいえそうです。


廊下には、東映アニメーションが生み出した歴代の作品が飾れていました。
1960年代のモノクロ作品「狼少年ケン」から始まって、「少年忍者風のフジ丸」「レインボー戦隊ロビン」「魔法使いサリー」「ゲゲゲの鬼太郎」「サイボーグ009」「ひみつのアッコちゃん」「もーれつア太郎」「タイガーマスク」・・・。


1970年代の「魔法のマコちゃん」「デビルマン」「マジンガーZ」「キューティーハニー」「ゲッターロボ」・・・。


みなさん、自分が子供の頃好きだったアニメの前でつい立ち止まってしまい、列がなかなか進みません。
年代によって、立ち止まる箇所が微妙に違うのも面白くて、みんな一気に子供に戻ってしまいます。
「回りは仕事中ですから、お静かに。」 係りの方から注意をうける始末でした。

試写室でビデオを見た後、実際に動画、デジタル彩色、特殊効果の工程を見学しました。
(残念ながら、これから放送されるアニメを作っている現場なので撮影は不可です。)

驚いたのは、デジタル化がすすんでいることでした。
手書きで描かれた原画(アニメの動きの要所となる絵)をスキャナーで取り込んだ後は、サーバー上のデータを共有しながら作業が進んでいきます。

ペンタブレットを使って、動画を描いたり修正したりする工程では、「ワンピース」の主人公ルフィの顔が変わっていくところが面白く、ちょっとやってみたくなりました。

デジタル彩色の工程も、デジタル化された動画にPC上で色を塗って行きます。
手作業時代と比較すると早く塗れるようになったおかげで、たとえばキャラの髪の影の塗り分けも、昔より複雑になったそうです。

ここのサーバーはフィリピンの子会社とネットでつながっていて、動画や背景や仕上げ工程など、全作業量の70%はフィリピンで行われています。
世界に冠たる東映アニメは、160名のフィリピン人スタッフによって支えられているのです。

「デジタル化」「ネットワーク化」「グローバル化」の波に乗り、世界に広がる日本アニメ。
実は、生まれる前から、ネットの上を行き来していたのでした。


大泉スタジオ内には、「東映アニメーションギャラリー」があります。
近所の小学生が大勢遊びに来ていました。
(こちらは撮影もOKです)


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We have explored TOEI animation.

We had “A meeting to explore Japanese culture and history” - a study meeting of interpreter-guides.. And in the afternoon we have visited Oizumi Studio of TOEI Animation.

The history of this studio traces back to the ‘50s, when an animated feature “Hakujaden (White snake story)”was produced.

Also “UFO Robo Grendizer” and “Candy Candy”, animation series, that won a big success in Europe, were produced here. Ever since “Dragon Ball”, “Sailor Moon”, “Digimon Adventure” and others, all anime pieces with big influence to children in the world, were born here, making this studio big cradle of Cool Japan.

Along the corridor there were exhibited successive pieces of works of Toei Animation.
From the monochromatic pieces “Wolf Boy Ken” of 1960s, “Boy ninja Kaze no Fujimaru”, “Rainbow Squadron Robin”, “Mahou Tsukai Sally”, “Gegege no Kitaro”, “Cyborg 009”, “Himitsu no Akko Chan”, “Mouretsu A Taro”, “Tiger Mask”...
In 1970s “Mahou no Mako Chan”, “Devil Man”, “MazingaZ”, “Cuty Honey”, “Getter Robo”...

Everybody stops in front of the piece, which he/she loves in his/her childhood, to make the queue standstill. It was interesting, that the places they stop are different a little according to the generation. they belong. “Please be quiet ,the staff are at work!” they were even cautioned. ,

After the TV watching, we saw the operations of animations, digital colorings and special effects. (Regrettably we cannot take a picture of it, for it was the work to be on air.)
The progressed digitalization surprised us. Original hand worked pictures (key pictures for important points of an animation) are loaded in by scanners before they are cooked up, as common data on a server.

It was so interesting to see the staff draw and modify animated pictures with pen tablet that I wanted to do it myself.

In the process of digital coloring they color digitalized pictures on PC. Compared to the old way of hand coloring, it is much more speedy now and more delicate to color. For instance they can make more delicate grade of hair shade of characters.

The server here are connected with the server of affiliated company in Philippines, and 70% of all process are undertaken there. World preeminent Toei Animation is supported by 160 members of Philippine staff

Japanese animation is on the tide of “digitalization”, “networking” and “globalization.” But actually it was trafficking on the Net even before the birth.

In the Oizumi Studio there are “Toei Animation Gallery”. We happened to see many primary school children there. (And in this place we are permitted to take a photo.)


Map: Toei Animation


 2009/07/31 14:17  この記事のURL  / 
セミナー「クールジャパンの現状と課題」やりました
7月28日。通訳案内士さんの勉強会、「日本文化と歴史探訪会」で講演をさせていただきました。

テーマは「パリ・ジャパンエキスポに見るクールジャパンの現状と課題」。

日本にいると、クールジャパンや日本ブームが世界中で起きていると言われても、実感をもって感じることはあまりありません。

しかし、今年7月パリで開かれたジャパンエキスポには、4日間で16万4千人が集りました。
「日本」のポップカルチャーを中心としたイベントに、これだけ多くのフランスの若者が集まってくるのです。この4年で4倍に急増しています。

また、ジャパンエキスポとよく似た雰囲気のイベントが、欧米やアジアの各都市で開かれています。

これらのイベントは連携しているわけではなく、いわば自己増殖的に増えています。
そして、残念ながら、日本人はほとんど積極的な関与をしていません。


一口にクールジャパンといっても、日本のものなら何でも受けいれているわけでもありません。
受けいれられるものと受け入れられないものがあり、それらには共通点があります。

クールジャパンの謎。。。

答えを探るためには、
ジャパンマニアと呼ばれる日本好き少年少女たちの視点を知ることが重要です。

彼、彼女たちが、
こんなに日本が好きなのはなぜなんでしょう。
なぜ世界中でこんなに増えているのでしょう。
そして、見ている日本は、どんな日本なのでしょう。

最新のデータと、ジャパンエキスポに出店した体験を踏まえて、私なりに辿り着いた回答をお話しました。

終わった後、多くの参加者の方から
「分かりやすかった」「面白かった」と声をかけていただきました。

とても嬉しかったです。

日本人が、このクールジャパン現象に、もっと積極的に関わっていくためのヒントになれば幸いです。

自分自身でもやっていて楽しいセミナーでした。
みなさん、ありがとうございました。

より多くの方にお伝えしたいと考えております。
セミナーにご興味ある方はお気軽にご相談下さい。

テンカイジャパン(アパレルウェブ内)
連絡先:03−3523−2404
(担当栗田)

 2009/07/29 12:37  この記事のURL  / 
ケラー通りのお茶会〜アンジェリックプリティ
そのケラー通りに、ロリータファッションの少女たちが集まってきました。
ジャパンエキスポが終わった次の日のことです。
2階に住んでいる人が不思議そうに見下ろしています。

アンジェリックプリティ(Angelic Pritty)のお茶会が始まるのです。
ラフォーレ原宿に出店している、ロリータブランド、アンジェリックプリティが顧客を集めたパーティです。

全員がお気に入りのアンジェリックプリティのファッションに身を包んでいます。
開始が予定よりも遅れたので、ロリータさんたちが外で待機。
おしゃべりをしながら、まったりと時間をすごす彼女たちの雰囲気は、日本のロリータと良く似ています。

「ロリータはライフスタイル、という話をアンジェリックプリティの本多社長から伺ったことがあります。特別な場だけでなく、いつでもどんなときでも着て欲しいと考えているのです。

パーティが始まりました。
デザイナーのmakiさんとasukaさんが登場。
フランス語の挨拶に大拍手。
彼女たち憧れの存在なのです。
<二人のブログです。>

キティのキャンディ

イチゴのケーキ

ハートのケーキ

みんなが大好きなものがよく分かっています。
さすがに、ツボを心得たおもてなし



ケラー通りにあるお店では、アンジェリックプリティのドレスが300ユーロ以上で売られていました。お小遣いで買うには、なかなかの高額品です。日本からの輸送費や関税などが加わるので、小売価格はどうしても高くなってしまうのです。

それでもアンジェリックプリティを選んで着てくれるファンがいる。
お茶会には、そんな顧客への感謝の気持ちが込められているのだと感じました。

 2009/07/25 11:03  この記事のURL  / 
パリ市内:ケラー通り(rue Keller)〜ジャパンエキスポのルーツ
パリ市内。バスチーユ広場から歩いて5分。

ケラー通り(rue Keller)は、200メートルほどしかない通りです。
しかし、パリのジャパンマニアの間では知らない人はいない有名なスポットなのです。

この小さな通りに、日本マンガ専門店が4店あります。



店内では、コミック、イラスト集、DVD、キャラクターグッズ、フィギュアなどが所狭しと並べられていていて、まるで、秋葉原にいるようです。



老舗のトンカム(tonkam)も店を構えています。
パリで最も古いマンガ専門店で、1994年に日本マンガを初めて翻訳・出版した栄誉ある出版社でもあります。

しかし、トンカムのその後の足取りは順調とはいえませんでした。
「変態マンガ」を出版して法律問題を抱えたり、韓国マンガを取り扱って直ぐに止めるなど、脱線が続きました。
現在は大手マンガ出版社デルクール社(Delcourt)との傘下に入っています。

今年のジャパンエキスポ09の出展者リストにはトンカムの名前はありません。
代わってカナ(KANA)、デルクール(Delcourt)、グレナ(Glenat)、ピカ(Pika)、アスカ(Asuka)といった大手マンガ出版社が大きなブースを出していました。

しかし現在のフランスでマンガビジネスに携わっている人は、このトンカムから巣立った人が多いのです。
ジャパンエキスポ09のデルクール(Delcourt)ブース


また、ゴシックアンドロリータやパンク系ファッションのお店も集まっています。




こちらは、原宿の竹下通りに雰囲気が似ています。


秋葉原と原宿が混在したような雰囲気は、ジャパンエキスポと相通ずるものがあります。
このケラー通りに、ジャパンエキスポのルーツを見たように思いました。
 2009/07/21 12:41  この記事のURL  / 
ジャパンエキスポ09〜来場者数(2)
ジャパンエキスポ09の来場者数。
主催者(SEFA−EVENT)から入手した詳しい数字です。


第10回ジャパンエクスポ 2009年7月2日(木)〜5日(日)
パリ・ノール・ヴィルパント展示会
来場客:16万4千人
出展者:525組
ゲスト出演者:60組(アテンド、スタッフ:500人)
メディア関係者:1200人
会場面積:95,000平方メートル;
スペシャルゲスト: CLAMP、AKB48

メインステージ収容規模:15,000人
・ラフォーレ原宿ファッションショー
・CLAMPコスプレショー
・CLAMP トークショー
・NARUTO FESTA 等

ライブ会場収容規模:8,000人
・AKB48
・AOI
・明日香
・GARI
・牧野ゆい
・Mozaic.wav
・Puffy AmiYumi
・Ra:IN
・school food punishement
・SUNS OWL
・Trill-dan
・vistlip
・分島花音
・Zamza n’ Banshee

それぞれのライブの来場客
(個別にカウントはしていないのでおおよその人数です)
木曜日
school food punishment : 2000
Zamza N’Banshee : 2500
Vistlip : 3500
MOZAIC.WAV : 2000
金曜日
AKB48 : 5500
Trill-Dan : 3000
GARI : 3000
Ra:IN : 3000
土曜日
Yui Makino : 3000
Puffy AmiYumi : 5500
AKB48 : 7000
school food punishment : 3500
日曜日Suns Owl : 3000
Aoi : 3000
明日香 : 2500
分島花音: 6500



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Number of visitors to Japan Expo 09 (2)

The following is a new precise number obtained from its organizer SEFA EVEVT

The 10th Japan Expo 2009 July, 2nd (Thursday) -5th (Sunday) in Paris - Nord Villepinte

Number of visitors: 164,000
Number of exhibitors: 525
Guest performers : 60 groups (with attendants and staff - 500)
Journalists : 1200
The site area : 95,000m2
Special guests: CLAMP, AKB48
Capacity of the main stage: 15,000 persons
Fashion show of Laforet Harajuku・CLAMP Cosplay show
・CLAMP Talk show
・NARUTO FESTA ect.

Capacity of live site : 8,000 persons
・AKB48
・AOI
・Asuka
・GARI
・Yui Makino
・Mozaic.wav
・Puffy AmiYumi
・Ra:IN
・school food punishement
・SUNS OWL
・Trill-dan
・vistlip
・Kanon Wakeshima
・Zamza n’ Banshee

The visitors of live shows respectivly
(Respective numbers are not accurate.)

Thursday
school food punishment : 2000
Zamza N’Banshee : 2500
Vistlip : 3500
MOZAIC.WAV : 2000

Friday
AKB48 : 5500
Trill-Dan : 3000
GARI : 3000
Ra:IN : 3000

Saturday
Yui Makino : 3000
Puffy AmiYumi : 5500
AKB48 : 7000
school food punishment : 3500

Sunday
Suns Owl : 3000
Aoi : 3000
Asuka : 2500
Kanon Wakeshima: 6500
 2009/07/15 06:53  この記事のURL  / 
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プロフィール
栗田 亮(Makoto Kurita)
(株)テンカイジャパン代表
『Cool Japan! カッコイイ*かわいい*たのしい*おいしい*日本を世界に発信』をテーマに、トラベル、ファッション、ショップ、ブランド等の情報を英語で積極的に発信中。 クールジャパンの翻訳、通訳、海外マーケティングには定評がある。 英語WEBメディア「Tenkai-japan.com」企画・運営 海外向け電子書籍出版、翻訳、通訳、外国語運営サポート、訪日外国人プロモーション、海外マーケティング、JAPANブランドの海外展開支援
●潟Aーチ&コーチ代表取締役社長
●バンタンデザイン研究所 『eマーケティング』 『クリエイティブ・イングリッシュ』講師
●訳書『ユニクロ症候群』(小島健輔著)
連絡先:03-3662-4976
 (株)アパレルウェブ内テンカイジャパン(栗田)

・アーチ&コーチ「日本発の"Earthな"ライフスタイルストア」
http://www.arch-coach.com
・ Tenkai-japan.com「日本のトレンドを英語で発信」
http://www.tenkai-japan.com
・PROFILE
http://www.apalog.com/kurita/archive/172
・会社概要/ABOUT US
http://www.tenkai-japan.com/about-us

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