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SEFA社シボ紗江さんにご来社いただきました
パリ・ジャパンエキスポを主催しているSEFA社のシボ紗江(Sae CIBOT)さんが事務所にいらっしゃいました。アパレルウェブの千金楽社長、和田さんといっしょにお目にかかりました。
千金楽社長(後)シボ紗江さん(右)栗田(左)

シボ紗江さんは、フランスで日本のポップカルチャーを広めるコーディネーターの仕事をしてきた方です。
フランスの出版社DELCOURTの漫画コレクションを立ち上げたAkata社で働き、現在はCASTERMAN社の漫画コレクションの担当者です。マンガ「NANA」の仏語訳も手がけたそうです。
映像関係では、TF1ビデオとLes Films Du Paradoxeのコンサルティングを行いました。
さらに、soundliciousという自分のレーベルも持っていて、日本のバンド、SUIKA、MUCC、GARIとLM.CのCDのリリースやヨーロッパツアーのコーディネーションをしています

そんなマルチなキャリアを買われて、2008年9月に日本関係担当としてSEFA社に入社した訳です。
社内で、日本語が話せるスタッフは、彼女だけ。そして、偶然にも、藤田さんのフィアンセであるヴァレリさんは友人でした。


マルセイユのチビジャパンエキスポについて。

南フランスでは、かつてカートゥンニストというマンガイベントがあったのだそうです。(今はない。)
パリのジャパンエキスポがこれだけ拡大した中、南フランスにもイベントが欲しいという話がネットで盛り上がり、チビジャパンエキスポのマルセイユ進出が決まったそうです。
前売り券は、(2ヶ月前の時点で)秋にパリでやったチビジャパンの3倍売れているとか。 

チビジャパンエキスポの来場者は、本家のジャパンエキスポよりも、女性客・ティーンエイジャーが多いそうです。
そして売れる商品は、「カワイイ」もの。
例えば、ウサギの耳のぼうし、アクセサリー、カラータイツ、サングラス、ベルト、Tシャツ・・・。
だから、SEFA社としては、ファッションはゴスロリ系だけでなく他のファッションカテゴリー、例えばストリート系なども欲しいし、音楽も、ヴィジュアル系以外のものも欲しいと考えています。

日本からの出展数が少ないため、海外のコピーやニセモノ商品が多く売られていることも問題です。
日本からホンモノに出展してもって、お客さんに、海賊版は何なのかなどもっと詳しく知って欲しい。そういった日本企業の商品をとりまとめて出展してくれるブースがあると望ましい、というのがSEFA社の考え方だそうです。

そこで、私たちクールジャパンエキスポが、千金楽社長のアパレルウェブさんなどのお力を借りながら、お手伝いをしてゆけないか、という話になりました。

参画企業さんからお預かりした商品を販売代行しながら、現地プロモーションやリサーチを行う。終わった後、商品反応レポートや全体現地レポートをフィードバックする。
そんなビジネスモデルを考えています。

今後詳しくお知らせしてまいります。
みなさまのご参画を、心よりお待ちしております。


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A Visit of Ms. Sae Cibot of SEFA Co. to our Company

Sae CIBOT of Societe d’Exploitation des Festivals Asiatique (SEFA), the company which organizes Japan Expo, has visited our office. CHIGIRA, head of the company Apparel Web, and WADA, besides me, welcomed her.

Hitherto Sae Cibot was a coordinator to promulgate Japanese pop culture in France. She worked in DELCOURT, special publishing firms of Japanese mangas, and has concerned herself in the French translation of the manga “NANA”.

She has engaged in the consulting of the TF1 Video and Les Films du Paradoxe in the imaging field. What’s more, she has her own label “soundicious” and had a hand in the production of MUCC.
Appreciated her multifaceted career, she has join the company SEFA in charge of Japanese-related fields.


On Chibi Japan Expo in Marseille:

Once in Southern France were manga events with the name of “Cartoonist”. The scaling up of Japan Expo in Paris influenced the Southern France and the voices were boiled over in the network to invite a similar event there, and Chibi Japan Expo was projected.

The advance tickets of this event are sold (at the time of two months ago) three times as much as those of the Chibi Japan Expo which took place in Paris last autumn. (Chibi Japan Expo in Paris gathered 23,000 visitors in three days.)

And more women and teenagers are seen, she said, among visitors to Chibi Japan Expo than those to the original Japan Expo. And kawaii things are well sold, such as headgears with rabbit ears, accessories, colored tights, sunglasses, belts, T-shirts and so on.
So, SEFA wants to prepare, besides Gothic-Lolita things, also STREET things and the like. For music it wants to have also others besides Visual-Kei.

A problem is that insufficiency of the authentic articles from Japan causes a flourish of fake articles. It hopes many participations of Japanese businesses exclude fake articles.
SERA expects there will be a booth, which will sell articles of Japanese businesses put together.

It is concluded, that we Cool Japan Expo have to help SEFA, asking a help of CHIGIRA’s Apparel Web.

It is in our prospect, that we will sell articles on behalf of the businesses, which confided them to us, performing on-the-spot promotions and researches. And after the event we will feedback to them reports of sales reactions and general on-the-spot reports.

We will send you more information from now on. We welcome your participations.
 2008/12/30 13:39  この記事のURL  / 
アメリカの「Kawaii」〜Rinaさんの切り抜きより
New York MixのRinaさんからエアメールが届きました。

中身は、クリスマスカードと「NYジャピオン」という、ニューヨークで発行されている週刊日本語フリーマガジンの切抜きでした。

「ワタシタチ、ニホンモノガ、スキデス」
「日本から遠く離れたニューヨークで、日本にサブカルチャーに夢中になっている人たちがいる。彼らの目に映る日本とは?その答えを探るべく、彼らの夢中になっている活動をのぞいてみた。」
という特集記事を送っていただいたのです。

その中から「カワイイ小物アーティスト」という記事をご紹介します。

ハローキティーに代表される、日本発の「カワイイ文化」は米国にすっかり定着し、「kawaii」も英語として通じるようになってきた。
ぬいぐるみやアクセサリー、グリーティーングカードなどを制作しているアーティスト、イスモヨ・グリーンさんは、日本の「カワイイ文化」から大きな影響を受けた一人。

昨年7月、アムステルダムから念願だったニューヨークに移住を果たした。自身の名前を冠した「イスモヨ」ブランドを早速立ち上げて、作品を販売し、来月には初の手芸ハウツー本「100 Applique Motifs」を刊行するという、新進気鋭のアーティストだ。
新刊の中では、手芸の基本テクニックや、100種類以上のアップリケ・デザインのアイデアなどを紹介している。和風柄の布を使ったり、こけしやスシなどをあしらった、日本的なデザインも多い。

イスモヨさんの自宅兼仕事場には、物や動物を擬人化したキャラクターや、色使いなどから、「日本的カワイイ」を感じさせる小物がずらりと並ぶ。よく知られたキャラクターグッズ以外でも、日本の物が多い。「『カワイイ』と思って買ったものが、日本製であることに後から気がつくことも多いの」。
また、彼女の作品である「カップケーキ」シリーズのように、日本発のキャラクターと同列に並んでも、まったく違和感のないものも多数ある。

日本を訪れたことはないが、日本を旅行した友人などから「どこに行ってもカワイイものがある」と聞かされている。
イスモヨさんにとっては、日本とはカワイイもので溢れた夢の国。
近年状況は変わりつつあるが、西洋ではまだまだ「カワイイ小物は子供向け」という考えが主流。
「日本では大人の女性がそういうものを身に着けていても許されるでしょ?うらやましいわ」。



記事には、「日本発の『カワイイ文化』は米国にすっかり定着し、『kawaii』」も英語として通じるようになってきた」とあります。
本当でしょうか。

ためしに、いくつかの英文サイトで「Kawaii」を調べてみました。

比較的詳しく解説してあったwww.chinatownconnection.comには、こんな説明が・・・。

「Kawaii」 は「キュート」を意味する日本語です。

「Kawaii」は、日本社会、特にポップカルチャーの世界では、特別に価値が高い美意識だと考えられ、幼稚化という誹りも乗り越え、さまざまなカルチャーに影響を与える勢いを持っているようです。

「Kawaii」は「カ・ワ・イ・イ」と発音されます。「コ・ワ・イ」と混同しないように。 「恐しい」の意味になってしまいますので。

「Kawaii」は、動物や人間を描写するときに用いられるのですが、魅力的な女性の場合、大人でも頻繁に「Kawaii」といわれます。

若い男性の場合は、「kakko-ii」("good looking" or "cool".)と形容されることの方が多いのですが、キュートな個性をもった男性の場合には、「Kawaii」が使われる場合もあります。

以下は、日本の「Kawaii」の2大シンボルです:
・ドラエモン
・ハローキティ
(栗田訳)


心配していたよりも、ちゃんとした説明がされていると感じました。(ちょっと安心しました。)

日本発の「Kawaii」が、本当にアメリカの市民権を得始めている証なのかもしれません。

Rinaさん、貴重な情報をありがとうございました!


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From clips of “kawaii” Rina from America

An airmail has arrived from Rina in New York Mix.
The contents were a Christmas card and clips of a Japanese language free weekly “NY Japion” published in New York

What she sent me is a feature article as follows:
“We like Japanese things.”
“There are people who are fascinated by the Japanese subcultures in New York long way from Japan. What is Japan look like in their eyes. In order to find out the answer of it, we investigated their activities.”

From it I will present to you an article “An artist of Kawaii small articles”.

A “kawaii culture” of Japanese origin, represented by Hallo Kitty, is already firmly rooted here in U.S.A. and the word “kawaii” are understood as an English word. An artist Ismoyo Green is one of those, who are influenced by Japanese “kawaii culture.”
In last July she has made true a long dreamt migration from Amsterdam to New York. Without delay she, being an up and coming artist, set up “Ismoyo” brand after her own name,. sold her own works and published a how-to book “100 Applique Motifs”, in which she demonstrated a basic techniques of fancyworks and more than 100 applique designs, among them many Japanesque designs with traditional Japanese patterns of kokeshi-dolls and others..

In the home and working place of Ismoyo there are arrays of characters of personated objects and animals, and small articles with the feeling of ”Japan-like kawaii”. Besides well known character goods, there are many Japanese things. She says, “Picked up to buy something kawaii, and I often found out afterwards, that it was made in Japan.” Many objects of her work, as those of “cupcake” series, sit comfortably among things from Japan.

I have never been in Japan, but I hear from my friends, who have traveled to Japan, that there are many kawaii thing everywhere.”
For Ismoyo Japan is a dream land full of kawaii things. Despite recent gradual change, kawaii things are considered to be things for children in western countries. It is enviable that in Japan adult women can wear kawaii things.”


The article goes:
A “kawaii culture” of Japanese origin is already firmly rooted here in U.S.A. and the word “kawaii” are understood as an English word.
Is it true?

To make sure I have searched “Kawaii” in English websites.
Relatively detailed explanation in www.chinatownconnection.com goes as follows:

Kawaii is a Japanese term which means "cute". Cuteness seems to be a highly valued aesthetic quality in Japanese society and particularly Japanese pop culture, and overpowering cuteness seems to carry less of the stigma of infantilization as it does in many other cultures. Kawaii is pronounced /ka.wa.ii/ (not to be confused with "kowai", /ko.wa.i/ the Japanese term for "scary"). "Kawaii" can be used to describe animals and people, including fully grown adults; while attractive women are usually described as "kawaii," young men are more likely to be described as kakkō-ii, meaning "good looking" or "cool". "Kawaii" is also used to describe some men who are considered to have "cute" personalities. Below are two symbols in Japan that are "Kawaii":

Doraemon
Hello Kitty


My concern is quieted for its good explanation.
It may be an evidence that “kawaii” is beginning to get citizenship in U.S.A.

Thank you for valuable information, Rina!
 2008/12/29 16:46  この記事のURL  / 
東京ミッドタウンのイルミネーション
クリスマスイブの夕方、六本木・東京ミッドタウンのイルミネーションを見てきました。
ここのイルミネーションは「世界一美しい」といわれるパリ・シャンゼリゼ通りと同じものを、日本に初上陸させたのだそうです。
プラタナスの木を下から包むように光源が配置されていて、まるでシャンパングラスの並木を歩いているような気分に浸れます。
このことは、フランス大使館のリュシー・ブルトメさんに教えてもらいました。

ブルトメさんは、ディスカッションのときはヒラリー・クリントンを彷彿とさせる切れ味のよい議論をする方ですが、シャンゼリゼのイルミネーションの話しをしたときには、女子高生のように嬉しそうでした。
彼女は、雑誌「TOKYO Walker (No.25)」にも登場していて、
「パリのシャンゼリゼでは、恋人たちが夜更けまで散歩を楽しんでいますよ。」と、フランスの宣伝をしています。

今年の7月、パリのシャンゼリゼに行ったときのことを思い出しました。
シャンゼリゼ通りの長い坂を上りきると、凱旋門があります。
パリの観光客なら一度は必ず行くお約束スポットなので、記念写真を撮るためのやぐらが組んであります。
そこに座って休んでいると、外国人観光客カップルから記念写真を撮って欲しいと頼まれたので、撮ってあげました。

ひとりで座っていたのが自分だけだったせいでしょうか、その後もいろんな国から来た観光客から、次々とデジカメを手渡されては撮影を頼まれ、彼らの幸せな瞬間を記録に残すお手伝いをすることになってしまいました。
何国人であっても、一旦観光客になってしまうと、みごとに同じ行動をとるものです。
そのうちこちらもだんだん手際がよくなってきて、凱旋門と人物を上手に配するコツもつかめてきたので、立ち位置の指示などもしながら、かなりな枚数の写真を撮ってあげました。(ちょっとした写真屋さんでした。)

その時思ったこと。
家族や友人や恋人と、夏休みに、パリに旅行に来て、凱旋門の前で記念写真を撮っているこの人たちは、世界中でも、かなり「幸せ度」が高い人たちではないか。
同時に、彼らの人生の中でも、今はかなり「幸せ度」が高い瞬間なのではないか。

世界には不幸が満ち溢れていても、幸せは、集るところに集中しているようだ。
もし「幸せ度」を数値化する機械が発明されて、アメダスの天気図のようにグラフ化することができたなら、この凱旋門周辺は、集中豪雨的な幸せが観測されるのではないか。

写真を撮りながら、そんなおかしなことを考えました。
一人で旅行するのは、いろんな出会いがあって楽しいのですが、こういう時に話し相手がいないのは、ちょっと寂しいですね。

さて、2008年12月24日、クリスマスイブ。
東京・六本木に押し寄せるカップルの波。
ここに集中する「幸せ度」も、かなり高そうだと思いました。

今回は用心深く、カップルさんたちの幸せ確認のお手伝いをさせられる前に、そそくさと退散することにします。

それではみなさん、メリークリスマス!


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The Tokyo Midtown Illumination

On Christmas Eve I saw Tokyo Midtown Illumination in Roppongi, Tokyo.
This illumination was set up in the same form as those on Champs d’Elysees Street, Paris, which is said to be a world most beautiful illumination. Wrapping up platanus trees upwards the illuminations effect as if you were walking between champagne glasses. I have learned of these illuminations from Ms. Lucie Brethome in the French Embassy.

Ms. Brethome is a lady of incisive argument like Hillery Clinton, but when she spoke of the illuminations of Champs d’Elysee Street, she was as cheerful as a highschool girl. She was on the periodical “TOKYO Walker (No. 25)”, too, saying “Lovers are enjoying promenade in Champs d’Elysee overnight.”

I have brought back the time, when I was in Champs d’Elysee last July. At the up end of the long sloping road was the Arch of Triumph. For every tourist in Paris it is the must-see landmark and there is a stage ready for photo. When I was reposing there, I was asked by foreign tourists to photo them.

Probably because no other person was there except me, tourists with camera came to me one after another.
Regardless of nationality every tourist does the same thing.

In course of time I was getting skillful how to arrange the objects with the Arc of Triumph, I even recommended the standing position for them to make pictures as a sudden photo shop service.

In doing so I thought:
“Those people who are standing now for a picture in front of the Arc of Triumph with their families are happier ones in the world, and at the same time it is happier time now for them in their life.”
“Misery is superfluous in the world but happiness is gathered in certain places”.
“If a machine were invented to measure the grade of happiness to make a happiness chart like a meteorological chart, you would see, that happiness is concentrated around Arc of Triumph like a concentrated downpour.”

So I thought, while I was taking pictures.
Happenings make a lonely travel happier, but I am sorry I had not a companion.

Today is Christmas Eve - December the 24th, 2008.
Couples are flooded in Roppongi. It may mark high enough happiness index here in Roppong, too.

This time I will retreat before I measure a happiness index of these couples.
Merry Charismas, everybody!

 2008/12/25 15:55  この記事のURL  / 
2009年の業界予測〜アパレル業界へのメッセージ
2009年の業界予測が今回のテーマです。

予測の達人といえば、ジョージ・ソロス(George Soros)が挙げられます。
2008年春に出版した著書「The New Paradigm for Financial Markets」で、世界経済の現状を見事に言い当てています。

ソロスは、資産1.3兆円とも言われるほど成功した投資家です。(一昨年の彼のボーナスは、約949億円だとか)
また、投機家としてまだゲームが有利なうちに手を引くことで、その名を知られています。
これだけ世の中を見通すことができるのだから、さぞかし大儲けできるのでしょう。

ソロスの市場感は、再帰性(reflexivity)をベースにしているそうです。
予測というのは、人間が予測し市場取引に関わると言うこと自体が、市場に影響を与える。
だから、自然科学の手法を応用して、どれだけ膨大なデータと精緻な数学モデルを駆使しても決定的に市場予測をするのは不可能だ。最終的には人間観察が左右する、という訳です。

このヘッジファンドの巨魁は、ハンガリーのユダヤ系の家庭に生まれました。ファシズムに迫害を受けたエスペラント作家の父を持つ苦労人です。だから、ウォールストリートのエリートたちが持ちわせていない、類稀な人間観察の目を持っているのかもしれません。

21世紀には、世界人口の半分が中産階級化するといわれています。
そうなると、資源に対する負荷が根本的に違ってくる。
元大蔵官僚・ミスター円の榊原英資氏によると、すでに、資源が稀少化し、ハイテク商品のコモディティ化が始まっている。
今後は、ハイテク製品の価格は下落し、資源価格は上昇が続くと予測しています。

それでは、日本のアパレルやファッションなどの文化面はどうでしょうか。
パリのコレット(Colette )は、2008年の11月、日本のゴシックアンドロリータの特集を組みました。コレットは、デザイン、アート、コスメなど、パリで今、最も新しい最も注目したいものが集まるセレクトショップ、トレンド発信源です。

実は、大衆消費社会や大衆文化という点では、日本は世界の先頭を走っているのです。
文化は、簡単にまねできるものではありませんから、日本は文化資源大国だということになります。
世界は、日本人が想像している以上に、日本の文化に注目しているのです。

ところが、日本では正反対の現象が続いてきました。
アメリカ以上の、過剰なアメリカ化です。
スーパーやファストフードやコンビニの出店で、地域社会が崩壊しかけているという現象は、ヨーロッパはみかけません。(もちろんアメリカでも)
自らの文化的背景を持って、アメリカ的なものの拡大をチェックすることなく、手放しで日本の伝統的コミュニティを壊してきた。この反省が、2009年には始まるだろう、と思います。

同時に、ヨーロッパのラグジュアリーブランドに対する価値観も、変わってくると思います。階級社会の象徴であるラグジュアリーブランドを、大衆消費文化大国・日本でどのように取り入れるか。そろそろ考え直した方がいい時期です。
ルイ・ヴィトンがコモディティとして扱われ、満員電車でもみくちゃにされている国は、世界でもあまり例がないのです。

日本は、いままでのように内側ばかり見ていたのでは、先行きはありません。
「開国」が必要なことは間違いないことでしょう。
今世界で起きているクールジャパン現象に、日本人自身はほとんど積極的に関わっていません。
だからそれは、鹿鳴館的な「開国」ではなくて、日本人が自らの文化を発信する、双方向・インタラクティブ(interactive)な「開国」でなければならないと思います。

このことは、ソロスの言う、「再帰性」にも繋がってくるはずです。

2009年には、こんな動きも始まるのではないか、と予測します。



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Business forecast in 2009 - a message to the apparel business

Our theme is “Business forecast in 2009”.

We can point out George Soros as a maven of outlook. He has excellently guessed the actual state of the world economy, in his book “The New Paradigm for Financial Markets”.

Soros is a successful investor, and his property is said to mark 13 trillion yen. (His bonus the year before last was about 94.9 billion yen.)
As a speculator he is well known for his habit that he withdraws while the game is yet advantageous.
It is understandable that without his clairvoyant sight he could not make so much money.

His market sense is said to be based on “reflexivity”. A man forecasts to get involved in market dealings, but his forecast itself influences the market. So, a full application of scientific means to take advantage of numerical model effectively powerless for a market forecast. An observation on humanity is ultimately necessary.

This hedge fund giant was born in Hungary as a child of a Jewish family. His father was an Esperanto writer and was badly persecuted by Nazism. So he might have a keen observation eye on humanity which Wall Street elites doesn’t have.

It is considered that in 21 century a half of the world population moves into the middle class. That will result in a fundamentally different burden on the natural resource. According to Eisuke Sakakibara, ex-financial official nicknamed Mr. Yen, the natural resources is already going scarce and beginning commoditization. He predicts that the prices of high tech product drop and the prices of resources roll-up.

Then, how about the cultural front as apparel and fashion?
Colette in Paris publicized special topics of Japanese Gothic and Lolita in November 2008. Colette is a propaganda center of a newest and most popular trend in Paris in the field of designs, arts and cosmetics.

As a matter of fact Japan is running at the top in the field of mass consumption societies and mass cultures.
Because a culture can not be easily transplanted, so Japan is a big power of cultural resources. The world is going to pay more attention to Japan than Japan itself expects.

However the adverse phenomena had been going on in Japan. It’s an Americanization more extensive than in America itself. This is not seen in Europe nor even in America, that local society are going to be destroyed because of the advance of super markets and convenience stores. In 2009 a reflection will begin over the fact, that Japan has destroyed its own traditional community without a check on the expansion of what is American with its own cultural background.

At the same time an estimation of European luxury brand will change here. It’s about the time to reconsider how to bring the brands symbolized in luxury brand into Japan, a mass, consuming, cultural power.

Japan has no future as long as it looks only inward. It is necessary to open the country. So far Japanese didn’t concern itself in the phenomena Cool Japan which is taking place worldwide.
So it must not be a country opening like “Rokumeikan” but one in which Japan itself send message worldwide. It must be an interactive one.

This may have connection with Soros’ “reflexivity”.

I expect these movements in 2009.
 2008/12/21 11:44  この記事のURL  / 
チビ・ジャパンエキスポ・シュード(Chibi Japan Expo Sud )2009 
ジャパンエキスポの主催者・フランスSEFA社から、チビ・ジャパンエキスポ・シュード(Chibi Japan Expo Sud) 2009の企業ブース出展申込書がとどきました。

チビジャパンエキスポは、ジャパンエキスポの弟分的イベントです。
今年は10月31日〜11月2日にかけて、パリ東部モントルイユ(MONTREUIL)で開催されました。(兄貴分のジャパンエキスポは毎年7月開催)
ネーミングをプティ(Petit)やミニ(Mini)ではなくて、チビ(Chibi)としたところに、日本オタクの心意気を感じます。

アンシャントマンの松山さんによると、その名の通り規模は小さいものの、ノリはジャパンエキスポとまったく同じだとの事でした。(アンシャントマン:写真いろいろ

そのチビジャパンエキスポがこんどは、フランス南部の都市マルセイユ(Marseille)で開催されます。

期間は、2009年2月20日から2月22日
会場は、パーク・シャノ(Parc Chanot)展示会会場

マルセイユは、フランス第二の都市です。地中海に接する大きな港があり、4万5千人の学生が学ぶ学際都市でもあります。チビジャパンエキスポを南仏で開催するには、最適の都市なのでしょう。
また、会場になるパーク・シャノ見本市会場は、市の中心に位置しているのですが、海からも近く、5分で地中海に出ることができるそうです。
南仏のみならず、地中海エリアをカバーしている会場だと言えそうです。

申込書を読んでみると、出展料は1平方メートル当たり123ユーロです。
最低面積の5平方メートルで申し込むとすると、615ユーロ。それにTVA(19.6%)などを加えると779.27ユーロ、日本円にして9万5千円程度が企業ブース出展のミニマム‐アクセスだと考えればよさそうです。
その他に、テーブルや備品、ニュースレターなどの広告宣伝を申し込むことができます。
(申込み締切り:2009年1月31日)

出展に関してご興味のある方は、ご案内いたします。こちらにお問い合わせ下さい。(英文フォームですが日本語記入OKです)

パリの大イベントをミニ化して、フランスの地方都市で開催するという試み。
おそらく、マルセイユのイベントが上手くいけば、次は、ドイツ、イタリア、スペインなどヨーロッパ各都市を巡ろうと算段しているはずです。

チビジャパンエキスポは、SEFA社の“飛び道具”になるかもしれません。


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Chibi Japan Expo Sud 2009 

From Societe d’Exploitation des festivals Asiatiques (SEFA), the organizer of Japan Expo in Paris,.we have received an application form for business booths in Chibi Japan Expo Sud

Chibi Japan Expo is a younger brother of Japan Expo. This year it has been held from October the 31st to November the 2nd in Montreuil eastward of Paris. (Japan Expo, its elder brother, is held in July every year.)
I can feel their ambition in the naming of this event with the word “chibi”, but not “mini” nor “petti”.
According to Mr. Matsuyama of the Enchantement Co., this event, though smaller in size, no less in warmth than the Japan Expo.

And next time Chibi Japan Expo will be held in Marseille in southern France, during the period from February the 2nd to the 22nd, with its exhibition site in Parc Chanot.

Marseille is a secondly largest city in France. It has a big port looking to the Mediterranean Sea, and is also an university city with 45 thousand students, the best city for Chibi Japan Expo in the southern France. The exhibition site Parc Chanot is situated in the center of the city, and at the same time is near to the sea. In five minutes you can get to the Mediterranean Sea from there.
The background of the exhibition covers not only southern France, but also the Mediterranean Aria.

In the application form you find, that booth fee costs 123 Euros for one square meter.
If you subscribe a minimum space of 5 m2, it makes 615 Euros. And with 19.6% of TVA the total money for a business booth is 9.27 Euros, or 95 thousand Japanese yen, as a minimum access to it..

Additionally, you can apply for tables and other fixtures, and for advertisement like news letters.

- The deadline is January, the 31st, 2009. -

If you are interested in this, make use of this form. (Though it’s pressed in English, you can fill it in Japanese, too.)

This is an experiment to downsize the event in Paris to hold in a local city.
The organizer of this event must have a next plan to go to Germany, Italy, Spain and so on, if this experiment succeeded.

Chibi Japan Expo would be a projectile weapon of SEFA.
 2008/12/13 13:50  この記事のURL  / 
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プロフィール
栗田 亮(Makoto Kurita)
(株)テンカイジャパン代表
『Cool Japan! カッコイイ*かわいい*たのしい*おいしい*日本を世界に発信』をテーマに、トラベル、ファッション、ショップ、ブランド等の情報を英語で積極的に発信中。 クールジャパンの翻訳、通訳、海外マーケティングには定評がある。 英語WEBメディア「Tenkai-japan.com」企画・運営 海外向け電子書籍出版、翻訳、通訳、外国語運営サポート、訪日外国人プロモーション、海外マーケティング、JAPANブランドの海外展開支援
●潟Aーチ&コーチ代表取締役社長
●バンタンデザイン研究所 『eマーケティング』 『クリエイティブ・イングリッシュ』講師
●訳書『ユニクロ症候群』(小島健輔著)
連絡先:03-3662-4976
 (株)アパレルウェブ内テンカイジャパン(栗田)

・アーチ&コーチ「日本発の"Earthな"ライフスタイルストア」
http://www.arch-coach.com
・ Tenkai-japan.com「日本のトレンドを英語で発信」
http://www.tenkai-japan.com
・PROFILE
http://www.apalog.com/kurita/archive/172
・会社概要/ABOUT US
http://www.tenkai-japan.com/about-us

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