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「黒執事」 - オタク系女子の人気者
インディヴィジュアルファッションエキスポでは、「黒執事」とのコラボショーもありました。

「黒執事」は2006年10月号から「月刊Gファンタジー」に連載されているマンガです。


物語の舞台は19世紀イギリス。ファントムハイヴ家の当主シエル・ファントムハイヴに仕える黒執事セバスチャン・ミカエリスが主人公です。
ファントムハイヴ家は、表向きは大手玩具メーカーを経営しているのですが、裏では女王陛下のために汚れ仕事を手がける「悪の貴族」でもあります。

「黒執事」は、執事としての能力がすごいだけでなく、異常な戦闘能力を持ち合わせています。
凄まじい戦闘ぶりで敵を撃退する「黒執事」は、次の瞬間には何事もなかったかのように、また執事の役目に戻ります。

スーパー執事のありえない活躍ぶり!

耽美的な絵柄とは裏腹に、ギャグマンガとしても楽しめる、独特の面白さを持っています。

そして、モチロン、この「黒執事」には、とんでもない秘密があるのです・・・。

もともと「執事」は、オタク系女子の間では人気者です。
執事喫茶「スワロウテイル」では、イケメン執事が「お帰りなさいませ、お嬢様」と迎えてくれます。
完全予約制で、キャンセル待ちが続いているそうです。(1回80分、2600円)


「執事」は、ゴスロリともコスプレともヴィジュアル系とも相性がよさそうなので、さらに人気が拡大しそうです。

そんな「執事」人気を背景にして、「黒執事」は早くもテレビアニメ化されることになりました。
2008年年10月よりMBS系・TBS系で放送されます。

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“Black Butler” a golden boy for otaku-kei girls

“Black Butler” was presented among others in Individual Fashion Expo. The “Black Butler” is a manga published serially in Monthly G Phantasy from October, 2006 issue.

The scene behind the story is England in 19th century. The hero is Sebastian Michaelis, or the black butler, who serves to Shell Phantomhive, head of the family Phantomhive.

The Phantomhive family ostensibly enterprises’ big toy maker, but behind the scene they are an evil don performing dirty business for the queen.

The black butler not only have terrible ability as a butler, but also have abnormal ability to fight.
Repulsing an enemy in a terrible battle, he returns to his duty as a butler again as if nothing has happened.

Imaginable activities of a super butler!
It has a unique relish as a gag mannga, behind its estheticistic pictures.
And, of course, this black butler has a secret.

The black butler has been always very popular among otaku girls.
In a coffee shop “Swallowtail” nice looking butlers accept girls saying “Good evening, ladies!”
All seats are for reservation and many guests are on the waiting list. (80 minutes for one time, 2600 yen)

The “black butler” will get along well with Gothic-Lolita, cos-play and visual-kei, as well.

On the background of its popularity the “black butler” will become an animated cartoon.

 2008/09/29 18:57  この記事のURL  / 
インキュベーションのプロ
日本人にも、インキュベーション(起業支援)のプロはいます。
ベンチャーキャピタル、デフタ・パートナーズ(DEFTA PARTNERS)の会長、 原丈人(George Hara)さんはその一人です。

1952年生まれ。29歳でシリコンバレーに光ファイバーのディスプレイメーカーを設立し成功。その会社を売って、ベンチャーキャピタルを創業しました。以来、いくつものベンチャー企業の創業に参画し、世界的企業に仕上げています。


その原さんが、著書「21世紀の国富論」で、今のアメリカ流経営を批判しています。

今、アメリカでは企業価値(時価総額)を大きく経営した経営者がもてはやされますが、それは人間が本来求める幸せとは無縁のものです。

良い製品を作るとか、優れたサービスを行うといった企業目的は、ROE(株主資本利益率)をはじめとする効率を優先した目標の後ろに隠れて、お題目化しています。

よい製品をつくることよりも、時価総額を上げることに気を使わなければならないような株価偏重の考え方には、すでに中長期の視点に立つ多くの経営者が違和感を抱いています。

製造業がすべきことは、優れた製品をつくることであって、見せかけの財務指標をよくすることなどではありません。当たり前のことですが、財務は経営の主役ではないのです。

実際のところそのようなゲームに踊らされた現在のアメリカは、かつてのように新しい基幹産業を生み出すだけの力をうしなってしまったのです。

それなのに日本は今、会計基準や資本のグローバル化とともに、アメリカを手本にしようとしています。


また、「知的工業品」を作る新しい産業分野での、中小企業の優位性を強調しています。

ベートーベンやピカソといった芸術家が成し遂げた革新的な芸術の流れは、たとえ一人ひとりが優秀な人材であっても、決して集団では創造することができません。

過去の偉大な芸術作品を見れば、ピラミッド型の巨大組織から生まれたものは皆無といっていいはずです。

アメリカでは、移民を積極的に受け入れるという伝統がプラスに働いたことも指摘しておくべきでしょう。

本当に新しいものは、ただ賢い人たちが集ったからといってできるものではありません。

たとえば日本の大企業のように同じ文化的背景をもつ均質な集団では、イノベーション(技術改良)はできても、インベンション(発明)は起きにくいのです。

同じように賢い人たちが集った集団でも、アメリカのベンチャー企業は文化的背景の異なるさまざまな人間が集ることで、次元の異なるクリエイティビティを発揮することができたのです。

優秀な人材を多く集め、過去の延長線上で改良を重ねるだけの大企業では、「知的工業製品」の世界で求められる技術の突破口を見いだすことはできなかった。

それはむしろ、芸術家のようなユニークで豊かな発想をもつ個人や小集団の周囲で生まれるのです。
「知的工業製品」をつくる産業において中小企業がもつ大きなアドバンテージは、ここにあります。




そして、日本については、次のように説いています。

優れた製品を生み出し、お金儲けをするだけではない。新しい時代に合った価値観を同時に発信していく。
そのようなことができて、はじめて日本が本当の意味で「世界から必要とされる国」になるのです。


原さんの主張は、必ずしも耳新しいものではないかもしれません。
しかし、シリコンバレー出身のキャピタリストが言っている、というところに大きな意味があると思います。資本主義のカッティングエッジも、変わりつつあるのです。

原さんの経歴は、少し変わっています。
アメリカに渡ったのは、中央アメリカの遺跡に魅せられて、考古学を勉強するためでした。しかし発掘にはお金がかかる。それならビジネスで成功を収めて、自分の金で発掘をしよう。こう思い立って、ビジネススクールに再入学したそうです。

この発想には、ハインリッヒ・シュリーマン(Heinrich Schliemann)の影響があったことは間違いないでしょう。
シュリーマンは、ギリシャ神話に出てくる伝説の都市トロイアが実在したことを、発掘によって証明したドイツのビジネスマンです。

しかし、原さんが遺跡の発掘をはじめたと言う話は、まだ聞きません。

もしかしたら、過去を発掘することよりも、未来を創造することの方に興味が移ったのかもしれません。


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A Professional Incubator

Business incubation (i.e., company support) professionals exist in Japan as well as in the USA.
Here, I introduce one of them – George Hara, the president of venture capital firm Defta Partners.

Born in 1952, Hara succeeded at the age of 29 in establishing an optical fiber display maker in Silicon Valley. He then sold the company and founded a venture capital enterprise. He was subsequently instrumental in establishing a business involving many venture capital companies, which he grew into a global corporation.

Mr. Hara criticizes the current American style of management in his book "The Wealth of Nations in the 21st Century."


In the U.S.A., managers who have greatly increased corporate value (i.e., aggregate market value) are highly praised, but this tendency bears no relation to the happiness that human beings experience.

A company’s primary purpose of supplying quality products and providing the best service possible becomes lost behind the target of prioritizing efficient profitability, including return on equity (ROE), thus making it spiritually empty.

Many managers who keep an eye on their mid- to long-term results feel uncomfortable about a way of thinking that attaches more importance to aggregate market value than to making good products.

The manufacturing industry should focus on providing quality products rather than improving the appearance of financial indicators. It goes without saying that financial affairs are not major players in management.

However, the U.S.A. today is spoiled by this game, and has lost its former ability to create new key industries.
Despite this, Japan plans to use the U.S.A. as a model in revising accounting standards and globalizing its capital.


In addition, he emphasizes the superiority of the medium and small-sized business in the field of new industry to make "intellectual industry product".

Even if each person in a group has outstanding talent, they cannot perform in group situations to the standards of excellence that artists such as Beethoven and Picasso accomplished.

It can be said that no great historical work of art has ever emerged from a large pyramid-type hierarchy.

It is noteworthy that the tradition of accepting immigrants has had a positive influence in the U.S.A.

It is not possible to create new things simply by bringing talented people together.
In more concrete terms, among homogeneous groups of people with similar cultural backgrounds – as found in large Japanese businesses – it is hard to foster invention, although innovation (i.e., technical improvement) may be possible.

However, American venture capital companies, which are also groups of talented people, are able to show creativity on a variety of levels because they are made up of a range of individuals from different backgrounds. In the world of big enterprise, which gathers lots of talented people only to repeat improvements by extending along previous lines, it has not been possible to make the technical breakthroughs necessary for intellectual industry products.
Rather, this kind of breakthrough comes from individuals who have unique, rich ideas such as artists.
This is a great advantage for medium- and small-sized businesses in the field of intellectual industrial products.


On the subject of Japan, Hara writes as follows:

If Japan can produce superior products not only to make money but also to achieve the worldwide spread of values that match modern times, the nation will be recognized as a country that the world needs in the true sense of the term.

Mr. Hara’s claim may not seem unusual, but there is significance in the fact that a capitalist from Silicon Valley is saying it. The cutting edge of capitalism is changing.

The career of Mr. Hara has been a little different.
What made him go over to the U.S.A. was the attraction of the archeological remains found in Central America. He wanted to study archeology, but due to the costs of excavation, he resolved to be successful in business first and then to self-finance his digs. To achieve this, he entered a business school. His plans must have been influenced by Heinrich Schliemann, a German businessman who used excavation to prove the existence of the legendary city of Troy from Greek myth.

However, I have not yet heard news that Mr. Hara has started excavating; maybe his interest has moved toward creating the future rather than digging up the past.
 2008/09/28 10:15  この記事のURL  / 
アジアのショーウインドウ
ニューヨークコレクションのデザイナーたちが、海外出店に本腰を入れてきました。

ウォールストリートジャーナルによると、
「80年代から90年代には、ニューヨークで上手くいかないときは日本があるさ、という雰囲気があった。今は、日本の高級品市場も行き詰まりを見せている。それにもかかわらず、極東のお客さんへ商品を早く届けるために、彼らは香港に商品センターを借り始めた。」
と伝えています。(WALL STREET JOURNAL SEPTEMBER 5, 2008)

それだけアメリカの景気の見通しが悪いのです。
成長戦略を描くには海外しかない。その行き先は、ヨーロッパ、中東、ロシア、そして日本です。

景気が芳しくない日本でも、アメリカと比べればまだましだ、と考えているようです。


2008年4月、東京・青山に「3.1 Phillip Lim スリーワン フィリップ リム」がオープンしました。
2007年7月にオープンしたニューヨーク・ソーホー店に次ぐ旗艦店です。


デザイナーのフィリップ・リム(Phillip Lim)は、タイで生まれた中国系アメリカ人です。
このフィリップ・リムに限らず、今、ニューヨークコレクションでは、アジア系のデザイナーの活躍が目立ちます。

Doo.Ri(ドゥー リー)」を立ち上げたドゥー・リー・チャン(Doo-Ri Chung) は韓国生まれです。4歳でアメリカに渡り、2003年にコレクションデビューを果たしました。

ブランド「THAKOON(サクーン)」は08─09年秋冬コレクションで最も高い評価を受けたブランドの1つですが、デザイナーのサクーン・パニクガル(Thakoon Panichgul)はタイ北部の生まれのタイ人です。

ヴィヴィアン・タム(Vivienne Tam)は、中国広東省生まれで香港出身。

ピーター・ソム(Peter Som)は、中国移民の子でサンフランシスコ生まれ。

リチャード・チャイ(Richard Chai)は、韓国移民の子でニューヨーク生まれ。

アナ・スイ(Anna Sui)は中国移民の子でデトロイト生まれ。


ニューヨークには、インキュベーションの機能があります。アジア中から若い才能を集めて、育成して、事業化をしています。

これが、トーキョーでないことが残念です。しかし、日本のようなムラ社会では、余所者は、才能を開花させる以前に、別のことで消耗してしまうのかもしれません。

私たちは、インキュベーションはあまり得意ではないのです。得意を見つけるべきでしょう。

例えば、トーキョーは、ショーウインドウの役割ならお手の物です。
サービスレベルは世界屈指です。ニューヨークの本店よりも、質のいいサービスを提供することすらあります。だから、ニューヨークのデザイナーがアジアにショップを作るときに、トーキョーが選ばれることが多いのです。
ニューヨークのお墨付きさえあれば、トーキョーは快く門を開いてくれます。目抜き通りに、一軒店を作るくらいは、気持ちよく助けてくれるはずです。

アジアの若い才能が、ニューヨークで開花して、トーキョーに店をつくる。
この流れは、しばらく続きそうです。


トーキョーは、アジアのショーウインドウになるかもしれません。


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The Asian show window

The designers of the New York Collection are making genuine effort to open shops overseas.

Wall Street Journal say in its September 5, 2008 issue:
“When things weren't working in New York in the '80s and '90s, people would say, 'well, there's a good business in Japan,' But then the luxury market in Japan stalled. Still, earlier this year Ms. Wang began leasing a warehouse outside Hong Kong to speed shipments to Far East customers.

The prospect of American economy is so bad. For growth strategy it has to target at foreign countries. Its destination is Europe, Middle East, Russia and Japan. It is considered that the economy of Japan, though it is weakening, is yet better than that of the U.S.

In April, 2008, "3.1 Phillip Lim " opened in Aoyama, Tokyo. It is a flagship shop next to the New York Soho shop which opened in July, 2007. The designer Phillip Lim is a Chinese American born in Thailand. He is only one of these Asian American designers, who are remarkable now in their activities in New York collection.

Doo-Ri Chung, who launched Doo.Ri is born in Korea. He went to the U.S when he was 4 years old, and made a debut in the collection in 2003.

Brand "THAKOON" is one of the brands which received the highest evaluation in the autumn/winter collection and its designer Thakoon Panichgul was born in the northern part of Thailand.

Vivienne Tam is from Hong Kong, China, and was born in Guandong.
Peter Som was born in San Francisco as a child of an immigrant from China.
Richard Chai was born in New York as a child of an immigrant from Korea.
Anna Sui was born in Detroit as a child of an immigrant from China.

New York has a function of incubation. It collects young talents from all over Asia and bring it up to entrepreneurs.
I am chagrined that this happens not in Tokyo. In the Japan society with closed community are overwhelming, immigrants may worn out before their talent flowers. We are not so good at incubation.

For instance, playing the role of a show window is Tokyo’s favorite line. The service level is one of the world’s best. It may offer even a better quality service than New York. Therefore Tokyo is often chosen when a designer of New York is going to make a shop in Asia. If New York endorses it, Tokyo will be willing to open its door. It will be willing to help him open a shop even on its main street.

An Asian young talent flowers in New York and makes a shop in Tokyo.
This pattern seems to continue for a while.
Tokyo may become the Asian show window.


 2008/09/26 15:18  この記事のURL  / 
インディヴィジュアルファッションエキスポに行ってきました
インディヴィジュアルファッションエキスポ4に行ってきました。ゴシック、ロリータ、パンクなどのファッションのイベントです
会場のJCBホールは、2008年3月にオープンしたばかりの、コンパクトで綺麗なホールでした。3100席。

見たところ、お客さんの90%以上が女性です。ロリータ系、ゴシック系のファッションに身を包んだ、大きなリボンやボンネットが目立ちます。
(映画「下妻物語」の深田恭子さんのような娘が、たくさん集っているとお考えください。)
男性は、その連れで来たパンク系かヴィジュアル系の男子。

ゴスロリを着た外国人の一団もいました。

(映画「下妻物語」より)

ショーは、ロリータ系人気ブランド
・ベイビー ザ スターズ シャイン ブライト(BABY,THE STARS SHINE BRIGHT)
からスタート。

可愛い・・・。うっとりと、あこがれの眼差しのお客さんたち。
静かなショーです。

・アリスアンドザパイレーツ(ALICE and the PIRATES)
・アンジェリックプリティ(Angelic Pretty)
・メタモルフォーゼ(Metamorphose)
・プリンセスドール(Princess doll)
・ヴィクトリアンメイデン(Victorian maiden)

一口にゴスロリといっても、
ロリータ系、パンク系、ゴシック系とバラエティがあります。
また、それぞれのブランドごとに、“物語性”があります。

・ナイルパーチ(Nile Perch)
・アトリエボス(ATELIERBOZ)
・アルセラピー(artherapie)
・ハングリー&アングリー(HANGRY & ANGRY)

ぬいぐるみや動物キャラの、バッグ、帽子、マフラー、手袋、ブーツ、日傘など・・・。
小物、アクセがかわいいです。

・エミリーテンプルキュート(Emily Temple cute)
・ハイパーコア(HYPERCORE)
・キューティーフラッシュ(Qutie Frash)
・ヒデロック(HIDE ROCK)
・リッスンフレーバー(LISTEN FLAVOR)
・スーパーラヴァーズ(SUPER LOVERS)

・シックス(Sixh.)
・オッズ クローチェ(Ozz Croce)
・ピースナウ(PEACE NOW)
・ブラックピースナウ(BLACK PEACE NOW)
・セクシーダイナマイトロンドン(SEXY DYNAMITE LONDON)
・アルゴンキン(ALGONQUINS)


ショーの間に行われたゲストライブは・・・。

・分島花音(わけしま かのん)
ゴスロリのカリスマMana様プロデュースです。チェロを弾きながら歌いました。客席は静に聞いていました。

・jealkb(ジュアルケービー)
ロンブーの淳が率いる、吉本興業のヴィジュアル系ロックバンドです。
「前説」担当のお願いにより、始まる前に全員総立ちに。演奏よりMCに力点が置かれたライブでした。

・Plastic Tree(プラスティック トゥリー)
1997年にメジャーデビューしたヴィジュアル系ロックバンドです。
ボーカルの有村竜太朗は、ピースナウのブランド「GADGET GROW」のモデルを務めているほか、KERA誌上で、「五十音式」というエッセイを連載し、単行本も出しています。

熱狂的なファンが張り切っています。曲ごとに、お約束の振り付けが決まっているようです。
隣の席でずっと静か見ていた品のいいお嬢さんが、突然立ち上がって、トランス状態で髪の毛を振り乱した時には、本当に驚きました。

一方、そんなバンド名初めて聞いたという風に、座ったままボーっと見ている一群もいます。
同じイベントに参加しているのだから、盛り上げに協力しようというなどという気持ちは、さらさらありません。

みんな、他人の目にどう映るかには、ほとんど関心がないようです。

自分の世界に浸るのが好きで、自己の価値観に忠実に生きている。
“不思議ちゃんワールド”です。


ここでは、耽美的・幻想的・神秘的・退廃的・反社会的・・・といった、ゴシック、ロリータ、パンクの価値観が、
日本ファッションを象徴する価値観“カワイイ(Kawaii)”と、不思議な融合を見せています。

“健康的なデカダンス”。

この微妙なさじ加減に、ゴスロリ人気の秘密があると感じました。



一緒に観た、大人の女性たちの感想は、

・インパクトがある。
・値段はそんなに高くない。
・着る人の体型はあまり問わない。
・世界の他に見られない日本オリジナルのファッション。

「これは海外で売れると思う!」
というものでした。


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I have visited INDIVIDUAL FASHION EXPO 4

I have visited INDIVIDUAL FASHION EXPO 4, an event of the fashions such as Gothic, Lolita and Punk. The EXPO took place in JCB hall, a clean and compact one, newly opened in march, 2008, with 3100 seats.

I looked around and found that 90% of the audience were women, who were in costumes of Lolita and Gothic fashions. Big ribbons and bonnets were outstanding. Please imagine a scene with many Kyoko Fukuda in the film Kamikaze Girls. There were also boy companions in punk or “visual-kei”. There were groups of non-Japanese in Gothic-Lolita.

The show began with BABY, THE STARS SHINE BRIGHT, a Lolita related brand.

How kawaii (pretty)! ... The audience expression showed a fantastic and yeaning emotion.
It was a quiet show.

*ALICE and the PIRATES
*Angelic Pretty
*Metamorphose
*Princess doll
*Victorian maiden

Gothic-Lolita fashion is divided into Lolita related, Punk related and Gothic related brands. And each brand has its own characteristic story.

*Nile Perch
*ATELIERBOZ
*Artherapie
*HANGRY & ANGRY

There are articles such as stuffed toys and bags of animal characters, hats, a mufflers, gloves, boots and parasols...Minor figures and other accessories are pretty and cute.

* Emily Temple cute
* HYPERCORE
* Qutie Frash
* HIDE ROCK
* LISTEN FLAVOR
* SUPER LOVERS

* Sixh.
* Ozz Croce
* PEACE NOW
* BLACK PEACE NOW
* SEXY DYNAMITE LONDON
* ALGONQUINS

There were some live shows between attractions: namely:
* Kanon Wakeshima

This was produced by Mana, the charisma of Gothic-Lolita. He sang it with the guitar. Audience was listening it quietly.

*jealkb
It is a visual rock band belonging to the Yoshimoto Kogyo (a comedy production).
Asked by the emcee the all audience stood stood up to warm up the atmosphere. This live performance put more emphasis on speaking than music.

* Plastic Tree
It is a visual rock band, which made its major debut in 1997.
Ryutaro Arimura is a vocalist who works as a model of "GADGET GROW", a sisters brand of PEACE NOW, and publishes an essay serially in the magazine "KERA" and writes his books, too.

The fans are enthusiastic. Every music seems to have its own fixed choreography.

I was taken aback when I saw a decent young girl, who had been viewing the theater quietly so far, abruptly stood up in a trance with tangled hair.

On the other hand, there were number of people who sat absentminded, as if saying “Such a band name is quite new for us.” Participating in the same event, however, they scarcely are ready to cooperate to warm it up. They seem to be hardly interested in other’s business. They like to be submerge themselves in their own world, and are living single-mindedly on their own value.

It was "a wonder world".

Here, the Gothic, Lolita, and Punk values such as aestheticism, fantasy, mystery, decadence, antisociality ...shows marvelous fusion with the value of “Kawaii”, that symbolizes Japanese fashion, and form what may be called "healthy decadence.
I felt that this delicate tuning is a secret of the Gothic Lolita popularity.

The impression of the adult women who watched it together are:
* It was impactful.
* The price is not so high.
* The body size matters little to wear them.
* They are Japanese original fashions not seen abroad.

These must be sold well overseas!
 2008/09/24 11:59  この記事のURL  / 
ガラパゴスの絵文字
「ガラパゴス化」という言葉をご存知ですか?
ガラパゴスは、南米エクアドルの西約900kmの太平洋上にある諸島です。
ここには、巨大なゾウガメやウミイグアナなど、独自の進化をとげた生物が数多く存在しています。
大陸からは隔絶されていて、天敵になる大型哺乳類がいなかったからだと言われています。



「ガラパゴス化」というのは、日本の技術やサービスが、世界標準からかけ離れてしまう現象の例えです。
「日本のケータイはガラパゴス化している」という様に使います。

実際、世界最高水準の技術を持ち、海外企業では真似のできない機能を盛り込んでいるのに、日本のケータイは世界市場のシェアをほとんど握れていません。
それは、国内に1億人超の市場があり、特有の商慣行や独自機能にこだわりのある消費者がいるので、海外とは異なる独特の市場が作られてきたからです。

同じような事例は、数多く見られます。
そして、人口減少の始まった日本で、この「ガラパゴス化」を心配する声が増えてきました。



一方、「ガラパゴス化」社会では、独自の文化が作られます。

例えば、ケータイの絵文字。

ケータイ各社は、顧客の囲い込みのために、独自仕様の絵文字を大量に供給してきました。
その結果、短い文章でも、絵文字を使うことは“礼儀”となり、絵文字が入っていないメールを受取ると、手抜きをされたように感じる女性が多くなりました。
だから、日本では社会的地位のある年配の男性でも、絵文字を上手に使いこなす人がたくさんいます。
(私が知っているある社長の口癖は「がんばれ親指クン」です。)

日本でiPhoneの売れ行きが芳しくないのは、絵文字が使えないからだとも言われています。

日本では、ケータイでメールを送るとき、自分のセンスや誠実さを絵文字で表現する“文化”が成立している、と言えそうです。



これからの日本では、国内市場だけを考えていたのでは、成長はもはや望めません。
世界標準を狙うのは当然のことでしょう。

一方、この「ガラパゴス化」文化を、売り物にするしたたかさも持つべきだと思います。

世界のどこでも見つけられない文化がここにあります。
外国人に目には、これが“クール”に映ることが良くあるのです。




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The Galapagos model and emoticons

Do you know the term the Galapagos model?
The Galapagos Islands form an archipelago in the Pacific about 900 km west of Ecuador, South America.
The islands are home to many creatures that have evolved undisturbed, such as the huge elephant tortoise and the marine iguana. The archipelago is separated from the continent, and the reason for this evolution is thought to be the absence of natural enemies in the form of large mammals.

The Galapagos model is representative of the phenomenon whereby Japanese technology and services tend to be far removed from those in the rest of the world. One example of this is the Japanese mobile phone scene.

Currently, although Japanese cellular phones are based on the world’s highest standards of technology and cannot be imitated by overseas firms, they have made little headway in cornering world market share. This is because the domestic market of more than 100 million consumers tends to follow characteristic business customs, which creates specific market conditions that are quite different from those found overseas.

Many similar examples of removal from global standards are seen, and there is increasing concern over the Galapagos model phenomenon in Japan, where the population is shrinking.

On the other hand, original cultural elements are also born from this Galapagos model society. One example of this is the emoticon characters used when texting from cellular phones.

Cellphone companies provide their own emoticons in large numbers as a measure to keep customers.

As a result, it has become etiquette to use emoticon characters even in short texts. Increasingly, women might feel that something is wrong if they receive a text mail without emoticons. The skilled use of these characters is widespread even among elderly men. (The favorite phrase of a certain company president is "Make good use of your thumb!" referring to the much-used “thumbs up” emoticon.)

It is considered that a lack of emoticons is behind the poor sales of the iPhone in Japan.

It can be said that a culture has become established here whereby meaning and sincerity are expressed by emoticons when texting.

In the future in Japan, the domestic market alone will not be enough to sustain current levels of growth. Naturally, we must aim to meet global standards.

We need to be tough enough to make Galapagos-model culture marketable.

Ours is a culture that is not found anywhere else in the world; this often seems cool to foreigners.

 2008/09/21 09:42  この記事のURL  / 
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プロフィール
栗田 亮(Makoto Kurita)
(株)テンカイジャパン代表
『Cool Japan! カッコイイ*かわいい*たのしい*おいしい*日本を世界に発信』をテーマに、トラベル、ファッション、ショップ、ブランド等の情報を英語で積極的に発信中。 クールジャパンの翻訳、通訳、海外マーケティングには定評がある。 英語WEBメディア「Tenkai-japan.com」企画・運営 海外向け電子書籍出版、翻訳、通訳、外国語運営サポート、訪日外国人プロモーション、海外マーケティング、JAPANブランドの海外展開支援
●潟Aーチ&コーチ代表取締役社長
●バンタンデザイン研究所 『eマーケティング』 『クリエイティブ・イングリッシュ』講師
●訳書『ユニクロ症候群』(小島健輔著)
連絡先:03-3662-4976
 (株)アパレルウェブ内テンカイジャパン(栗田)

・アーチ&コーチ「日本発の"Earthな"ライフスタイルストア」
http://www.arch-coach.com
・ Tenkai-japan.com「日本のトレンドを英語で発信」
http://www.tenkai-japan.com
・PROFILE
http://www.apalog.com/kurita/archive/172
・会社概要/ABOUT US
http://www.tenkai-japan.com/about-us

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