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プレミアム牡蠣、食して震災復興


新橋を中心に33店舗の居酒屋を展開するジェイ・ダブリュウ・エイはこのほど、宮城県と宮城県漁業協同組合・宮城県酒造協同組合の協力のもと、3月31日までの期間限定で、牡蠣料理店「MIYAGIオイスターダイニング」を新橋の「プラチナフィッシュEX」にオープンした。
東日本大震災以降、牡蠣の生産基盤は順調に回復しているとはいえ生産量は、4000トンから1700トンへと減少。風評被害などもあり、販路開拓の面では苦戦を強いられているという。同時に深刻な問題として牡蠣を剥いて取り出す作業員の「剥き子(むきこ)」が減少している点が挙げられた。主に浜の主婦たちの生業だったのだが、住宅の高台移転で就業者数が減ってしまったことに起因しているそうだ。こうした中で現在、剥き子を必要としない殻付き牡蠣の出荷振興を進めている。
今回の試みは、沿岸部のリアス式海岸により、海と山の豊富な栄養素が含まれたプレミアムな牡蠣を食べられる情報発信拠点として組合と県の協力体制のもと、取り組まれることになった。



11月30日に開かれたオープニングイベントでは、元ムエタイ世界チャンピオンの横瀬いつかさんがMCを務め、「唐桑もまれ牡蠣」「志津川湾牡蠣」「長面浦牡蠣」「万石浦牡蠣」「鮮かき鳴瀬」のプレミアム牡蠣が「ほや」や「平目のカルパッチョ」など宮城県の新鮮素材や郷土料理とともに供された。特に興味を引いたのは、牡蠣を宮城県産のウイスキー「ニッカウヰスキー・伊達」に付けて食べる意外な食し方だ。ウイスキー独特の苦みとアロマが牡蠣の風味と相まって、何とも言えない絶妙な味わいだった。



本イベントでは、期間中5万個を販売目標に掲げ、宮城県産のプレミアム牡蠣を広く普及していく考えだ。
生牡蠣3種で1500円、1個540円。この他、牡蠣グラタン(650円)、アヒージョ(900円)などオイスターメニューのほか、刺身の盛り合わせ、金華さば一夜干し、ムール貝のバケツ盛り、蔵王チーズ盛り合わせなどの宮城食材も楽しめる。
店に足を運ぶことも震災復興支援のひとつ。是非、ふくよかで芳醇な味のプレミアム牡蠣を試していただきたい。
 2016/12/05 20:08  この記事のURL  / 


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名前:久保 雅裕
Masahiro KUBO

アナログフィルター『ジュルナル・クボッチ』編集長

ファッションジャーナリスト・ファッションビジネスコンサルタント。繊研新聞社に22年間在籍。『senken h』を立ち上げ、アッシュ編集室長・パリ支局長を務めるとともに、子供服団体の事務局長、IFF・プラグインなど展示会事業も担当し、2012年に退社。

大手セレクトショップのマーケティングディレクターを経て、2013年からウェブメディア『Journal Cubocci』を運営。共同通信やFashionsnap.comなどにも執筆・寄稿している。杉野服飾大学特任准教授の傍ら、コンサルティングや講演活動を行っている。また別会社で、パリに出展するブランドのサポートや日本ブランドの合同ポップアップストアなども実施し、日本のクリエーター支援をライフワークとして活動している。
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