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この夏のバカンスは、何処へ1

星付きレストラン「ミシェル・ブラス」から見渡す限りの高原台地

昨夏、取材で訪れた魅惑の南仏アヴェロン県で、いくつか素敵なツーリスト・スポットに出会った。
このエリアでは何といってもミシュランの星付きレストラン「Michel Bras(ミシェル・ブラス)」が頭に浮かぶ。残念ながら、この時は予約していなかったのと別件の用事が入っていたため、前で写真を撮るに留めて店をあとにしたが、アヴェロン県の美しい高原台地が眼前に広がり、ゆったりと寛げそうな環境であることが分かった。次回は是非とも味わってみたいものだ。


全面ガラス張りのミシェル・ブラス

さて、オーブラック牛でも有名な当地の村、ST.URCIZE(サンウルシズ)に立ち寄った。村の小さなレストラン「REMISE(ロミーズ)」にて、ランチに。ホロホロ鶏をメインに選んで、濃厚なブラウンソースを堪能。



すぐ近くには奇妙だが興味深いシャンブルドット(民宿)「La Fontaine de Gregoire(ラ・フォンテーヌ・ド・グレゴワール)」を見つけた。大きな屋根裏部屋を持ち、エキシビションが開かれており、古い厨房や重厚なリビングで寛げる。奇妙さの真骨頂は部屋にある独房。檻があり、なんとも奇怪な部屋ばかりだ。もちろん新たに作り付けたものではなく元々この館に備わっていたものらしい。




アヴェロン県の中でのちょっとした観光地と言えば、Belcastel(ベルカステル)城だ。小さな川のほとりに立つ、中世の城でしばし浮世を忘れるのも良い。



晩には、宿泊先の近くの町、Entraygues-sur-Truyere(アントエギュ・シュル・トリュイエール)のピザ屋で、当地の名物、アリゴを添えたお肉料理を戴いた。このアリゴ、マッシュポテトにチーズをたっぷり練り込んだもので、コクとまろやかさが相まって肉とのハーモニーも素晴らしい。エスペラック村に住む友人宅でも郷土料理としてこのアリゴを付け合わせにしていた。


左はピザ屋のアリゴ、中央と右はエスペラック村に住む友人宅で供されたステーキとアリゴ

パリからは車で約6時間と行きづらいエリアだが、それだけに素朴な自然と美しい村々、独特の食文化も楽しめる。飛行機だとトゥルーズまで飛んで、そこから車で2時間半の旅となる。
今夏のバカンス、こんな田舎町でのんびりと過ごしてみるのは、いかがだろうか。
 2017/07/18 02:57  この記事のURL  / 


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名前:久保 雅裕
Masahiro KUBO

アナログフィルター『ジュルナル・クボッチ』編集長

ファッションジャーナリスト・ファッションビジネスコンサルタント。繊研新聞社に22年間在籍。『senken h』を立ち上げ、アッシュ編集室長・パリ支局長を務めるとともに、子供服団体の事務局長、IFF・プラグインなど展示会事業も担当し、2012年に退社。

大手セレクトショップのマーケティングディレクターを経て、2013年からウェブメディア『Journal Cubocci』を運営。共同通信やFashionsnap.comなどにも執筆・寄稿している。杉野服飾大学特任准教授の傍ら、コンサルティングや講演活動を行っている。また別会社で、パリに出展するブランドのサポートや日本ブランドの合同ポップアップストアなども実施し、日本のクリエーター支援をライフワークとして活動している。
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