« 前へ | Main | 次へ »
永遠に残したい植物の美 ニコライ・バーグマンのジュエリー


フローリストのニコライ・バーグマンが2017 年5 月26 日、東京・南青山の本店向かいに初のジュエリーブランド旗艦店「NATUR & NICOLAI BERGMANN(ナチュア & ニコライ バーグマン)」をオープンした。3 階建ての132 uに「カジュアル」「ファイン」「ブライダル」の 3 コレクション、各約20〜50 アイテムを揃える。



記者会見に登場したバーグマン氏は、流暢な日本語で経緯を語った。
そもそも、植物は日持ちしないという条件の中での美の追求だが、それを半永久的なものに落とし込みたいという衝動からの発想だったという。そうなるとドライフラワー、プリザーブドフラワーとなっていくが、もっと取って置けるものとしてジュエリーにという結論に至ったそうだ。「花の世界に携わってきた25 年間、自分が手掛けた作品の美しさが失われない方法について常に考えてきました。花の命ははかないものですが、ジュエリーには植物の美しさと自分の自然に対する愛と情熱を封じ込めることができ、身に着ける人も自分が美しいと感じるかけがえのない芸術品です。ジュエリー業界への進出は、フラワーアーティストとしての仕事が自然に延長されたものだと考えています。これからも花とジュエリーの世界を結び付けていきたいと思っています」と想いを語った。
そして日本の独自品種の植物からも多くのインスピレーションを受けたという。
またモチーフとなるものが花の形という単純なものではなく、ヒヤシンスの球根やクリスマスローズの雄しべ・雌しべ、ゼンマイのようなつるものや枝もの、果実の中身などディテールや部分からの着想も多いようだ。



カジュアルコレクションでは、シルバーを使った日常使いのジュエリーで、重ね着けができる指輪やチャームを着け替えられるブレスレットなども展開。マグノリアの花やスイレンの葉、アリウムの花にインスピレーションを得たジュエリーを展開する。



ファインコレクションでは、18K のゴールドを使って仕上げたジュエリーに、厳選したパールやダイヤモンドの装飾を施し、シンプルでエレガントな自然界の流れがテーマとなった「ツイスト」と見え隠れするパールを施した鮮やかでフェミニンな「ペタル」という2つのラインで構成する。



またブライダルコレクションは、職人がカップルのために作るオーダーメイドで指輪を製作し、クラシックなデザインの中に自然のぬくもりが感じられるジュエリーだ。
日本に根付いて19年、デンマーク王国親善大使も務める同氏は、日本国内に11 店舗のフラワーブティック、2 つのプライベートアトリエ、3つのフラワーカフェ、そしてニコライ・バーグマン・インターナショナル・スクール・オブ・フロリストリーを展開し、韓国・ソウルにフラワーブティックもオープンしている。

 2017/06/01 23:00  この記事のURL  / 


« 前へ | Main | 次へ »
名前:久保 雅裕
Masahiro KUBO

アナログフィルター『ジュルナル・クボッチ』編集長

ファッションジャーナリスト・ファッションビジネスコンサルタント。繊研新聞社に22年間在籍。『senken h』を立ち上げ、アッシュ編集室長・パリ支局長を務めるとともに、子供服団体の事務局長、IFF・プラグインなど展示会事業も担当し、2012年に退社。

大手セレクトショップのマーケティングディレクターを経て、2013年からウェブメディア『Journal Cubocci』を運営。共同通信やFashionsnap.comなどにも執筆・寄稿している。杉野服飾大学特任准教授の傍ら、コンサルティングや講演活動を行っている。また別会社で、パリに出展するブランドのサポートや日本ブランドの合同ポップアップストアなども実施し、日本のクリエーター支援をライフワークとして活動している。
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ