« 前へ | Main | 次へ »
古舘伊知郎の実況中継と篠原ともえとの掛け合いに笑い


以前、このコーナーでCtoCハンドメイドマーケットの拡大について書いたことがある。また今月発行の『Fashion力』も、サスティナビリティーを底流に編集してきた中で、たまたまこのテーマを持ってきたところだった。そんな折、芸能分野の古館プロジェクトが北参道にファッションFAB「andMade(アンドメイド)」を開設するというので記者会見に赴いた。オープン日は4月28日。



待たされること30分、やっと古舘伊知郎さんが実況中継風に入場。カメラが1〜2階へと古館さんを追いかけながら一通り施設を紹介してくれた。簡単なキッチンと大型冷蔵庫も備え、都内の有名スイーツを定価で購入して、そのまま買えるようにしたり、女性用トイレは大きいなど痒い所に手が届く施設との解説に好感が持てた。



さて、この施設には服作りの様々な機械が用意されており、オリジナルのプリントテキスタイルやボタンも作れる。JUKIのサポートを受け、工業用ミシンからフリーハンドで使用できるキルトミシンまで揃え、革小物やアクセサリーなどの副資材制作が可能となるUVプリンター、アクリルなど布以外の素材加工も可能なレーザーカッターや3Dプリンターなど様々なデジタルファブリケーションマシンも導入している。
施設の利用料は、1時間600円から日、月、年間までプランがあり、オプションや機器によっては別料金が必要となる。例えばレーザーカッターやUVプリンターは1時間1000円、テキスタイルプリンターは1時間4000円など。



また古館さんとのトークショーに登壇した今やハンドメイド界のカリスマといっても過言ではない篠原ともえさんも、ワークショップを行う予定だ。トークショーでは、ここでは書けない「ピー」トークが炸裂。それに引っ掛けて、古館さんのピーコートを作るという「ピーコート・リデザイン・コンテスト」も開かれる。
ややBに寄っているデザイナーのFAB兼支援施設の「コロモザ」(これも『Fashion力』2017年2月号で取材)とは一味違って、シノラーイベントがある点などから、どちらかというとC向けのようにも見えるが、結構プロ仕様の機器が揃っており、インディペンデントなデザイナーにとっては使える施設となってくるかもしれない。
折しも東京ビッグサイトでホビーショーが開かれている時期だったが、あの凄まじい賑わいを考えるとハンドメイド人口の広がりを容易に想像できる。地方や海外にまで、この施設を出していきたいとの意向もあるようで、まずはこの北参道がその試金石となる。
 2017/05/01 16:36  この記事のURL  / 


« 前へ | Main | 次へ »
名前:久保 雅裕
Masahiro KUBO

アナログフィルター『ジュルナル・クボッチ』編集長

ファッションジャーナリスト・ファッションビジネスコンサルタント。繊研新聞社に22年間在籍。『senken h』を立ち上げ、アッシュ編集室長・パリ支局長を務めるとともに、子供服団体の事務局長、IFF・プラグインなど展示会事業も担当し、2012年に退社。

大手セレクトショップのマーケティングディレクターを経て、2013年からウェブメディア『Journal Cubocci』を運営。共同通信やFashionsnap.comなどにも執筆・寄稿している。杉野服飾大学特任准教授の傍ら、コンサルティングや講演活動を行っている。また別会社で、パリに出展するブランドのサポートや日本ブランドの合同ポップアップストアなども実施し、日本のクリエーター支援をライフワークとして活動している。
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリアーカイブ