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新手ローカルチェーンをチェック
 木曜朝一で新幹線に乗って(もちマスク装備です)イオンモールのmozoワンダーシティに行って来ました。クライアントのMD点検とVMDセッティングが目的でしたが、平日にもかかわらず開店直後からお客様が引きも切らず、編集組み換えとルック組みの指示だけしてお昼で客足が退くのを待つしかありませんでした。イオンモールもいろいろあるけど、ここほど客の勢いがあるSCはレイクタウンのKAZEぐらいでしょう。
 先月、オープン前のセッティングに行った時はまだ陳列が終わっていないお店がほとんどでしたが、今度はバッチリ見れました。最近の新設SC(mozoは全面建て替えで新設みたいなもの)の御多分に漏れず、ここも新手ローカルチェーンのオンパレードで、イズ・ファームの“ジィーゼ”やジェイエイシートレーディングの“ブージュルード”、ジンの“ガルボ”など、しっかりチェックしておきました。
 ここ半年ほど新設/リモデルSCで新手ローカルチェーンをチェックし続けており、ようやく40社ほどの注目企業リストが揃って来ました。店舗展開や調達手法、業績推移などを調べ上げ、育ちそうな企業をマークしていくつもりです。彼等の中から全国チェーンに飛躍する企業が出て来るのかも知れませんよ。ユニクロだってポイントだって皆、元はローカルチェーンから出発したんですからネ。
 2009/05/29 09:16  この記事のURL  /  コメント(0)

手を替え品を替え
 yahooを開いてもバラエティ番組を見てもやたらつばさちゃんが出て来て‘何なの?’と思ってしまいますが、恵理ちゃん、絵里ちゃん、綾野ちゃん、桃子ちゃん、さやかちゃん・・・・最近はギャルプロデューサーのオンパレードですよネ。彼女たちのオリジンはだいたい読モだったりカリ販だったりですが、等身大の顧客目線と親近感が売物のようで、専門的ノウハウがあるようには見えません。
 振り返って見ればギャルプロデューサーの前はカリスマ販売員、その前はカリスマバイヤー、うんと以前はデザイナーと、業界の玄人からだんだん素人に企画の主導権が移って行った事が実感されます。ギャルプロもカリ販も、その時々の時流に乗って享けたにしても所詮は出たとこ勝負のラッキークイーンであり、ファッション商売のギャンブル性は何も変わっていません。手を替え品を替え時代のラッキークイーンを探し求める業界の本能には苦笑するしかありませんが、属人性に左右されない科学的ビジネスモデルなんてファッション業界には必要無いのでしょうか。デルやアップルみたいなサクセスストーリーはユニクロだけで終わって欲しくありませんから、ビジネスエンジニアたる私は今日もスーパービジネスモデルの芽吹きを求めてローカルにグローバルに彷徨うのです・・・・・
 2009/05/28 09:35  この記事のURL  /  コメント(0)

お勉強しないと落伍してしまいますよ!
 今週金曜日に開催するSPAC月例研究会『ロジスティクスVMD総研究』(ご案内はこちら)の発表原稿をまとめていると、あまりにも精緻なプロセス分析に煮詰まってしまいそう。何でこんなにややこしい仕事をしてんだろうと一瞬、考え込んでしまいました。
 多数のお店に商品を効率的に配分・補給し、店間移動と再編集運用によって消化を促進していくスキルとプロセス、運営体制を、SPACメンバーのアンケート回答をベースに数値検証して行くのですが、その作業はあまりに精緻で‘勘と度胸のギャンブルビジネス’たるファッション商売とは次元が異なります。こんな地道な研究を積み重ねているのは世界で当社だけなのではないでしょうか。
 精緻でややこしいと言っても多店舗運営の実務では生命線たるノウハウですから、メンバー企業の技術革新を担うべく、年に一度は取り上げざるを得ないのです。今回の参加申し込みも既に会場の定員をかなり超過しており、メンバー企業には重要不可欠な課題であるという認識が浸透しているようですが、一般のファッション業界では「何やらめんどうくさい事やってる」という程度の認識でしょう。これでは業績の格差が開いて行くのも仕方ありませんネ。お勉強しないと戦列から落伍してしまいますよ!
※SPAC研究会のご紹介はこちら
 2009/05/27 09:19  この記事のURL  /  コメント(0)

可愛くないんだよ!
 直近の店頭を見ていると、ヤングや109系は安々合戦や‘セット販売’‘プレゼント付き’などのキャンペーン販売の氾濫で値崩れが激しいものの、毎月なにかしら新鮮なルックが出てきて「頑張ってますネ」という感じがしますが、駅ビルやSCのお値頃SPAはどこも似たような売れ筋の深追いばかりで、こんなのだったら外資劇安SPAへ行った方がうんとましでしょう。目を百貨店のOLフロアに転じれば、売れ筋の深追いどころか去年の売れ残りにしか見えない旧態依然な商品ばかりが法外なプライスで並んでおり、いったい誰が買うんだろうと訝ってしまいます。それでも前比は80%前後を確保しているようですから、駅ビルやファッションビルに行くに行けないお客さん達もいるのでしょう。その実態はミッシー/ミセスフロアから降りて来た方々で、肝心のOL層はとっくに脱出済みのようです。
 氾濫気味で効果も薄れて来たとは言え、109なんか各ブランドが‘セット販売’‘プレゼント付き’などのキャンペーン販売を必死で仕掛けて前比を取っているのに、法外に高いだけでそんな努力に汗をかく事もなくズルズルと売上を落としている百貨店は自業自得と言うしかありませんネ。少しはキャンペーン販売を仕掛けて汗かいていれば可愛げもあるのでしょうが、お高く止まったままでは可愛くないんだよ!
 2009/05/26 09:13  この記事のURL  /  コメント(0)

百貨店の葬列
 百貨店の閉店が相次ぐ中、大手百貨店や百貨店アパレルの戦略展開を見ていると、ここまで追い詰められてなお時代ずれした色眼鏡でしかマーケットを見ていない事に驚かされます。さすがに現場の方々は実情が身に凍みておられますが、役員クラスから上になるとバブル時代の化石のような発言ばかりが目立ちます。法外な歩率を誇るような発言には百貨店凋落の責任を問いたくなりますし、今さらバブルな構想を打ち上げられても貪引きするしかありません。
 溝に大金を捨てるような経営を続ける会社もひとつふたつではありませんし、真摯にドメイン転換やロジスティクス革新を追求する会社もありません。そんな百貨店業界に投資しても元は取れそうもありませんから、誰もが手を退いていくのでしょう。百貨店はもともとプライドが高く不勉強でノウハウに金を払う意志もありませんから(当社のセミナー参加比率は累計で1%未満)、当社としてもこの分野に研究投資を続ける意味はないと考えざるを得ません。かつては米欧百貨店のMD戦略やロジスティクスを随分研究したものですが、10年間で有償の依頼は2件しかなく、投資回収は全然出来ませんでした。
 百貨店や百貨店アパレルを救済する方法はまだ残されているのかも知れませんが、学ぶ意志もノウハウに金を払う意志もない相手に研究投資する訳もいかず、‘既に死んだ業界’と割り切るしかないのでしょう。何社かの大手百貨店アパレルの中枢を歴任した戦友のお別れ会に参列して集まった業界お歴々の顔ぶれを見ながら、そんな事を考えていました。
 2009/05/25 09:15  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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