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大きく近くなったアウトレットモール
 3月27日開催のSPAC月例研究会「アウトレットモール活用総研究」では全国のアウトレットモールを検証して格付けし、並行して佐野/御殿場のプレミアムアウトレットを実地検証しました。まず目が行くのはラグジュアリー系ですが、昨シーズンの売れ残りばかりで買いたい商品は限られます。それに対してセレクト系は昨シーズンも今シーズンも大差なく(アウトレット用の企画商品もあって品揃えが良く)、プロパー店舗のようにショッピング出来ます。ラグジュアリー系の方がアウトレット本来の姿だと思いますが、セレクト系の品揃えの充実も魅力でしょう。
 近年、アウトレットモールは大型化と都市圏接近が顕著で、4月10日に開業する三井アウトレットパーク入間など圏央道入間IC側に最初から204店(アウトレットは181店)を集積して開業します。同社のジャズドリーム長島と並んで、近い大きいアウトレットの代表例と言えるでしょう。三井アウトレットパーク入間は全天候型の店舗配置や駐車場のレイアウトなど最近の大型モールのように洗練されており、大勢が押し掛けても混乱は最低限に抑えられると期待されます。4月8日のプレスディに出掛けますので、また報告します。
 個人的には、軽井沢の避暑生活の中でゴルフやテニスを楽しむのと同じようにアウトレットショッピングを位置付けています。リゾートやアウトドアに必須のウェアや雑貨ははほぼ100%、プリンスアウトレットで済ませています。これで家具/インテリア系のアウトレットストアが揃えばリゾートライフは完璧でしょう。定価で買うのはトップトレンド商品だけで十分で(それでも百貨店では10%引きが当たり前だが)、実用商品はアウトレットで済ませるのが賢明でしょう。
 2008/03/31 11:41  この記事のURL  /  コメント(0)

真摯ではいけませんか!
 先週は春分の日を挟んで水曜日には「出店案件審査会」とレディスの「月例販売情報交換会」、金曜日には「SPA戦略ゼミ」とメンズの「月例販売情報交換会」を開催し、その間を縫って某カジュアルアパレルの評価レポートをクローズし、某109系アパレルの評価レポートもほぼまとめ上げました。
 「SPA戦略ゼミ」は私の20年に渡るSPA研究を集大成して最新のビジネスモデルを提示するという総力もののゼミでしたが、DMの「真摯な経営者の参加を」という一文がそうではない方々の不興を買ったようで、SPACメンバーばかりが目立つ顔ぶれとなりました(予算はクリアしましたが)。自主売場のSPA化が必須のはずの百貨店は一社も参加せず(他ゼミもそうですが)、いつもながら真摯でない百貨店の不勉強ぶりに気分を害しました。膨大なデータを検証して真実をはっきり提示して行くという私の姿勢を不快に思う方々も多いようで、肩身の狭い思いをしております。そんな中でも、何十億円〜何百億円を投資するファンドやリートの方々が当社を評価しているのはリスクの大きさを自覚しておられるからでしょう。
 何時もリアルなニーズに真摯に応えるというのが私の姿勢ですから、27日開催のSPAC月例会「アウトレットモール活用総研究」も徹底した検証の上にすべてのアウトレットモールを格付けするとともに、今後の適確な活用法を提示致します。真摯な方々は乞う御期待です!!
 自宅周辺の桜の蕾みもようやくほころび、デッキの薔薇達も一気に芽吹いて来ました。今週末はお花見日和になるといいですね。我が家の薔薇達もGW頃には一斉に花開くでしょう。
 2008/03/24 09:49  この記事のURL  /  コメント(0)

109神話は不滅です
 カリスマ販売員からスターディレクターに変身してセレブの仲間入りした森本容子。創業わずか7年で109のトップ企業に伸し上がり、若干35才で数百億円の創業者利益を手にした河瀬義昭(バロック・ジャパンの創業オーナー)など、109神話には暇がありません。そして今も第2第3の森本容子、河瀬義昭が次々と羽撃きつつ在るのです。先週も第2の河瀬と評される若干28才の新手経営者と接する機会がありましたが、その生産背景に通じた手堅いキャリアと適確な売れ筋開発力、自己の能力分野への割り切った認識に圧倒され、109神話は今も刻々と塗り替えられつつ在る事を実感させられました。そんなリアルな戦線と比較すれば、大手アパレルや百貨店の経営陣の発想は市場から遠く離れた絵空事にしか映りません。
 109は様々な異才と多様なビジネスモデルが交錯し、押し寄せる顧客のシビアな選択で新たな成功者が次々と台頭して行く最前線です。それに較べれば、パルコは過去の成功体験の博物館にしか見えませんし、百貨店は古典芸能の国立劇場のようです。市場の回答は客数と売上にはっきりと現れているのではありませんか。
 これを書いている卓上には109でつい買ってしまったクリスタルに覆われたガジェットなアクセサリーウォッチがキラキラと輝いています。ブルガリやジェイコブのジュエリーウォッチの間でカワイイ!!と自己主張する娘を無視出来ない自分のミーハーさには苦笑するしかありません。これからも109通いが続きそうです。
 2008/03/17 11:11  この記事のURL  /  コメント(0)

蘇ったエストネーション
 しばらく前から「エストネーションが良くなった」という声が周辺から入っていて、そのうち行かなくてはと思っていましたが、バブルの残滓が狂い咲きする悪評高い六本木ヒルズに出かけるのは相当の覚悟が必要で(クライアントが在るので仕事ではよく行くが駐車場から直行直帰)、なかなか決行出来ないでいました。週末に妻が突然、「エストネーションに行ってみたい」と言い出したので、ようやく重い腰を上げ、すがりつくスヌーピーをバッグに押し込んで二人と一匹で出掛けました。
 妻が指定したヒルズのP2駐車場はフェラーリやマセラティ、AMGといった人目を惹くケバイ車ばかりで、私の320E4MATICワゴンのような小市民車は皆無。場違いな雰囲気にもう腰が引けました。妻に励まされてなんとか辿り着いたエストネーションは予想を超えた刷新ぶりで、モードなフォーカスでセレクトしたブランド商品や別注商品が小気味好く揃っており、一発で気に入りました。利益追求の安っぽいオリジナルが巾を利かせるセレクトショップが多い昨今、真摯にセレクトの本質を追求する品揃えに惹かれました(絶対儲からないと思うけど)。
 日曜日にも拘わらず客層も目を惹くほど洗練された大人カップルが多く、これなら気合いの入った品揃えも空転しないと見えました。バラエティも豊富で意外に手頃な商品も多く(細身に片寄っているが)、販売員のレヴェルも高く伊勢丹のように混雑しておらず気分よくショッピング出来る環境で、いっぱい買いたいものがありましたが、7kgのスヌーピーを抱えては体力がもたず妻の数点で力尽きました。今度はスヌ抜きで出掛け徹底して買うぞと決意してヒルズを後にしたのでした。
 2008/03/10 10:31  この記事のURL  /  コメント(0)

スーツカンパニーで買いました

 40カ所近い商業施設の商圏分析・格付け業務はようやく完了しましたが、まだ3月の「出店案件審査会」にかける新設・増床物件の分析・格付けが8件残っており、今週中には片さないといけません。大量の案件を処理する過程でテクニカルな精度が一段と向上し、4月のSPAC研究会で予定している「新設予定大型SC総検証」に向けて確信を深める事が出来ました。数千万円以上を要するSC出店、数百億円を要するSC買収はリスクが大きく、正確な検証と格付けが不可欠なのです。これまで二百近いSCの検証を積み上げて来た当社の技術精度は比類のない水準に達しており、5%以内の誤差で売上を予測できる所まで来ています。デベロッパーの大本営発表的売上予算は極めて疑わしく、当社の予測と大差が出る事もありますが、結果はほぼ当社の予測通りとなっています。
 日曜日には高校を卒業して進学する一人息子の初スーツなどを買うべく、妻とともに意を決して伊勢丹本店に出掛けました。混雑に加えて独特のテンションがある伊勢丹本店は目一杯気を張らないと疲れ果ててしまうので、シーズンに一度が買い物の限界です(リサーチでは毎月のように出掛けていますが)。メンズ館を一周しましたがガリガリの息子向きの初スーツは○○ブラックレーベルぐらいしかなく、私向きの商品もまったく見つからず(ファッションビクティム向けの気負った商品か凡庸なNBしかない、中抜けの構成が指摘される)、やむなく東口のスーツカンパニーに向かいました。
 上質なイタリア素材使いのスタイリッシュなスーツが身長別に豊富に揃うスーツカンパニーは価格も合理的で(ほとんどが29,800円と39,800円)、かつてのセレクトショップ・コンプレックスむき出しの過剰なディテイール使いもすっかり消えて顧客の巾も拡がり、店内は若いカップルで混み合っていました。広い店内を制服のパンツ姿のお嬢さん達が忙しく駆け抜ける様は(本当に走っている!)リズミカルなミュージカルのようで、時流を得たビジネスの活力を実感させられました。息子のスーツもジャケットも○○ブラックレーベルとセンス的に遜色ない(品質はむしろ上かも)商品が見つかり、シャツやネクタイ、コート、パンツ、ベルト、シューズなど12点を一気に購入。それでも十万円ちょっとで済みました。伊勢丹で買っていたらこの倍か3倍についていたでしょう。イタリア素材とスタイリッシュなフィットにこだわる私のスーツ(ISAIAが好みです)も、もはや青山商事やアオキで買う時代なのかも知れません。
 2008/03/03 09:21  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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