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ららぽーと柏の葉に行って来ました
 先週月曜日につくばエキスプレスに乗り、三井不動産の「ららぽーと柏の葉」の内覧会に行ってきました。研究学園都市「柏の葉キャンパス」の駅前という事でロハスをテーマにした開発が行われ、クライミングウォールや屋上農園、太陽光発電/風力発電等、確かに普通のSCとは毛色の変わった施設が目立っていました。モールでもスポーツ&アウトドア系、ロハスなナチュラルカジュアル系、キッズ&ファミリーカジュアル、健康テーマのHBCなどが主力で、一部の都市感覚OLショップは場違いなほど浮き上がっていました。お勧めはクイックシルバーストアやローカルモーション、エーグルやマンシングウェアといったスポーツ&アウトドア系テナント。これだけ揃ったSCは柏近辺では他にないでしょう。来春、お隣の「流山おおたかの森」駅前に東神開発が開業するSCはターミナル立地(つくばエクスプレス×東武野田線)を活かして郊外ターミナル感覚のファッション性を訴求すると聞きますから、「ららぽーと柏の葉」とは上手く補完しあうのでは。
 郊外SCもお定まりの大型テナントを中核にした定番型は過去のものとなり、それぞれ立地特性に応じた個性的な構成が行われるようになりました。来春も次々と開発されるSCから目が離せませんから、出来るだけ訪問して印象をお伝えしましょう。
 今週も幾つかの「VMDクリニック」があり、29日には月例SPAC研究会を開催します。今月は「ターミナル〜郊外SCの注目業態/ブランド総検証」をテーマに最近の好調業態/ブランドや新業態/ブランドの販売数字とコンセプトを検証し、今後の有望ポジションや開発手法を提示するというものです。この機会にSPAC研究会への御参加を検討されては如何でしょうか。
※SPAC研究会の御案内はこちら
 2006/11/27 09:55  この記事のURL  /  コメント(0)

売上は創るもの
 先週は幾つかの店頭クリニックがあり、秋のセミナーシリーズを締めくくる『ブランディングVMDゼミ』を終えてほっとしたと思ったら、土曜日朝からIFIマネジメントコースの講議があって、週末はグッタリしてしまいました。今週もVMDクリニックが三つあり、IFIプロフェッショナルコースの講議も入っています。23日の勤労感謝の日も休めず、金曜日夜には都内百貨店バイヤーが一堂に会する情報交換サロンがあって、土曜日も仕事するというしんどい週になりそう。
 毎月、20日前から月末にかけて集中するVMDクリニックですが、そのポイントは現実のMD展開を今売れるMD展開に編集して見せる事に尽きます。今売れるアイテム/カラー/ルックを如何に強調して訴求するかで販売数字は大きく動くからです。MD展開は部分的には2〜3週射程で修正されるにしても総体は何ヶ月か前に仕組まれたもので、どうしても現実の販売進行とはズレが生じてしまいます。手持ち在庫を最適に編集してこのギャップを埋め、現実の販売進行に近付けないと販売予算の達成は望めないのです。
 具体的なテクニックは店頭のグルーピングと配置、アイテム/カラー/ルックの意図的強調訴求ですが、最新の販売動向やスタイリング傾向に精通していないと判断を誤りますし、配色や造形の美術的研鑽を積まないと洗練された陳列は組めません。加えて、店頭在庫と店ストック在庫/後方在庫を意図的に操作し、より鮮度の高い構成に見せる必要があります。情況にもよりますが、上手くやれば翌日から即、売上が2〜3割高まります。細かいテクニックは山ほどあり『即時売上向上VMD運用ショップ運営ゼミ』で公開していますが、売場で実際にやって見せないと会得は困難でしょう。
 
 2006/11/20 14:12  この記事のURL  /  コメント(0)

ダイヤモンドシティ・ミューに行って来ました
 先週は当社主催の『出店戦略ゼミ』『マーチャンダイジング技術革新ゼミ』が続き、ちょっと話し疲れました。人前で講演するのは慣れているとは言え、相当にエネルギーを消費する行為で、いつも終わるとグッタリしてしまいます。二つのゼミをこなして週末のゴングに救われたのも束の間、日曜日にはイオンモールの高崎SCをチェックに行き、月曜日には武蔵村山ダイヤモンドシティ・ミューの内覧会に出掛けました。高崎SCは行きも帰りもドアツードアで90分ピッタシとスムースでしたが、武蔵村山SCは中央高速側からアクセスすると渋滞がきつく、行きも帰りもちょっとうんざり。まだ開店もしていないのにSC周辺も渋滞が多く、開店したらいったいどうなるのかと不安になりました。
 ジャスコと三越、フラクサスの2.5核大型SCとして注目されるミューですが、一周した印象は『えっ、こんなものなの』。全館くまなく回って捜したものの、三越内の“エクレクティカ”とモール3Fの“ピンク ラテ”ぐらいしか目を惹くストアは見つかりませんでした。どちらもワールドの開発したもので、フラクサス(もちろんワールド)とこの両店を除けば高崎のイオンモールと似たり寄ったり。ワールドが協力してくれないと目新しいSCは創れないというのが現実なのです。
 ここのフラクサスは約630坪と従来より小振りで、“エクレクティカ”に百貨店ブランドを割いた為に手頃なSPA商財ばかりになり、買い易いけどグレード感のないストアに終わっています(大きな“オペークドットクリップ”みたい)。その分、“エクレクティカ”はワールドの百貨店ブランド群にインポートのセレクトや洗練されたギフト雑貨なども加わり、三越の格を保つ役割を果たしていました。三越の格と言えば、化粧品売場の正面にドーンと大きな“シャネル”が鎮座していたのが目立ちましたネ。
 追伸)イタトラ好きの男性なら“エクレクティカ”のメンズは必見。こんな上質なセレクト品がこんな手頃価格で売られて良いのかと義憤にかられるほど。銀座や丸の内にあればピッタリだけど、ここではネコに小判かも。
 
 2006/11/13 19:32  この記事のURL  /  コメント(2)

COOがCEOに化ける時
 近年、COO達の移籍が目立っている。ついこの間までA社で専務/常務執行役員として飛び回っていた人が、数カ月音信が途絶えたと思ったら、B社の社長になったと業界紙の人事欄に乗ったり挨拶状が届いたりする。やはりと思う事もあるが、ほとんどは意外な身の振り方に驚かされる。オーナーCEOと反りが合わなかったりライバルとの社長レースに破れたりと理由を推察出来るケースもあるが、多くはCEOへのキャリアアップ、あるいはキャピタルゲインを求めての転身のようだ。
 COOとして幾ら頑張っても数千万円の課税報酬(手取りは6掛け)を得られるだけで、先の保証は何もない。何処かで株式公開のキャピタルゲインに預かったりオーナーCEOに転身出来なければ、ましなサラリーマンで終わってしまう。実力あるビジネスマンならチャンスを虎視眈々と狙っているはずだ。それを証明するように、株式公開直後の企業で幹部の退職が目立つ。キャピタルゲインで潤おう役員達とそれを得られなかった中堅幹部の間に溝が出来、キャピタルゲインが見込める新手企業へ転職してしまうのだ。そんなドラマを私は何回も見て来た。最近も某社の雇われ社長を辞してC社子会社の社長に転じた某氏と話す機会があったが、キャピタルゲインを得てオーナーCEOにという夢を語っていた。彼を慕って集まって来た中堅幹部達もキャピタルゲインを夢見ているのだろう。
 事業を組み立て離陸させる力量のあるビジネスマンにとって報酬の高さは過渡的な満足でしかない。雇われCOOからキャピタルゲインを握るCEOへの転身は必然のシナリオなのだと思う。
 2006/11/06 10:31  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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