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表参道が「おばあちゃんの原宿」になった
 私のオフィスは表参道ヒルズから一本入った裏通りに在るが、仕事やランチで表通りに出る度、ゾロゾロ連れ歩く大量の中年おばさんや老人に阻まれ、まともに歩けない。私にとってここはずっとビジネスの街であったから、スタスタと早足で歩くのが当然と思って来たが、今や老人集団と子連れに配慮して牛歩せざるを得なくなった。表参道を歩けばおばさんと老人の集団が溢れ、バスガイドが旗振って何十人も引き連れている姿さえ見られる。これでは正しく「おばあちゃんの原宿」だ。それは巣鴨商店街を指したキャッチフレーズのはずだったのに、今や本家原宿を指すに至ってしまった。 
 表参道ヒルズがそれだけ老若男女の関心を呼んだという事なのであろうが、「若者の街」「ファッション屋の村」という伝統が、表参道に大挙進出したデラックスブランドと表参道ヒルズによって完膚なきまでに吹き消されてしまった事は悲しすぎる。地価高騰で次々と去って行くファッション屋たちを見送る日々は辛いものがある。青春の記憶も感傷もすべては時とともに移ろっていくものなのか。真っ赤なギヤのクーペで表参道を疾走した70年代が懐かしい。
 2006/06/29 19:39  この記事のURL  /  コメント(0)

今時の男の子はギャル張りでキモい
 今朝の業界紙に“サロンボーイ”とかいう裏原風俗がフォーカスされていたが、「スタイリッシュできれいめカジュアル」との説明に思わずゲロってしまった。なるほど、かつてのやさぐれダルい裏原風俗よりはニートでこギレイだが、上半身のモード味コンパクトなテーラードアイテムに下半身はゆる細い加工物カジュアルパンツというスタイルで、フェミ男に変じたロック系お兄というキモさは否めない。
 近年はレディスのギャル系張りに“お兄アメカジ系”“お兄モード系”“ギャル男系”などとヤング男性の服装も風俗化しており、“チャラ男”とか“オレ様”とか対異性スタンスも盛り込まれている。いずれも去勢系か過剰な艶系かで風俗味が強く、恐竜支配下の矮性哺乳動物のようでキモいことこのうえない。女の子がギャル風俗を卒業して「○○ちゃん」「××ちゃん」へと進化を遂げたのと較べると、随分と幼稚に見える。
70年代の洗練されたモード味の若者風俗からは退化が著しく、「消費者進化論」に疑問符をつけたくなる。“ギャング系おじさま”の方がよほど洗練されたモード味があると思うのだが(おっと、「今時の若い者は」がつい出てしまった。我ながら爺いネ)。
 2006/06/05 14:07  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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