« 前へ | Main | 次へ »
お台場の無国籍空間
 昨日は朝からダイバーシティ東京のプレス内覧会に行って来ました。ここは商業施設と言うより無国籍な遊園地。いきなり巨大ガンダムに迎えられ(7Fにはガンダムフロント東京が常設)、ボウリング、カラオケ、エンターテイメントはもちろん、トーキョーお土産物街まである。周辺居住者ではなく外国人観光客や地方からの観光客を主体とする無国籍エンターテイメント施設ゆえ、テナント構成にも常識を逸脱した面白さやいい加減さがあって、同床異夢な期待が行き違うサテライト空間のような目眩がする。
 ファッションテナントの目玉は東急プラザ表参道原宿とほぼ同時に開業する日本初上陸の「アメリカンイーグル」、夏以降に遅れるがギャップ社の低価格ファミリーカジュアル大型ストア「オールドネイビー」。あとはクロスカンパニーのファミリーカジュアル新業態「セブンデイズ・サンディ」やバロックジャパンがタレントの木下優樹奈プロデュースで開発した「アヴァンリリイ」の一号店ぐらい。グローバルSPA勢が勢揃いする一方、何故かマルキュー系や駅ビルOL系のブランドもチラホラ並び、クリエイター発掘を謳う「東京トレンドプロデュースゾーン」の職人芸、冗談丸出しのお土産物街など、噛み合いようのないテナント構成が無国籍感覚な目眩をもたらしている。
 生活圏に立脚して地域の消費に対応する一般の商業施設はともかく、観光客主体となるとテナント構成の常識はまったく通用しない。非常識な試みやいい加減な冗談も加わって熱気ある無国籍空間が出来て行くメカニズムは想像もつかないが、ダイバーシティ東京は無国籍エンターテイメント施設としてイケそうな予感がする。東京かシンガポールか錯覚してしまうような無国籍空間がお台場に出来るなんて、東京スカイツリーのソラマチと相まって東京が再び面白くなりそうだ。

 2012/04/18 09:12  この記事のURL  /  コメント(0)

コメントする
名前:
Email:
URL:
クッキーに保存
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク


コメント


« 前へ | Main | 次へ »


ブログ内検索
Web 検索
プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

リンク集
更新順ブログ一覧
最新記事

http://apalog.com/kojima/index1_0.rdf
QRコード
アパレル業界の情報満載の「アパレル携帯版」
右のQRコードで読み取ってアクセスしてください。こちらからも自分の携帯URLを送れます。 QRコード
月別アーカイブ