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乖離する男女のフィット
 コーディネーターの報告するスタイリング動向イラストを見ていると、今春はメンズとレディスのフィットが乖離しているように感じられる。メンズでは緩く腰履いたり落とし履くスタイリングが広がる一方、レディスでは過去数年続いた緩いレイヤードが減少してボディに沿ったニートなスタイリングが増えている。今AWのレディスでは緩レイヤードからボディコンシャスへというトレンドが明確な一方、メンズではAWへ向けて正反対の弛崩しが深まる(現実にはモードなフィットと二極化する)というトレンドで、今春の店頭はそれを先取りしてメンズとレディスのフィットが乖離しているのだ。
 フィットの変化はデザイン的には大きな変化に見えなくても実際の物作りではパターンを悉く引き直す必要があり、開発スケジュールが半月はずれ込んでしまう。在りパターンで誤摩化して来たODM依存ブランドなど、直近になってパニクるのではないか。
 フィットの変化はVMDにも及ぶ。ボディやマネキンに上も下もMサイズを着せるとは限らず、フィットのトレンドによってはボトムはL/LLサイズを落とし履かせ、トップはSサイズをピチピチに着せるなどという技が求められる(「ホリスター」のボディ着付けを見てご覧)。本部が品番や色しか指示しないと店舗では上下ともMサイズを着せてしまうから、スタイリング訴求力は期待すべくもない。そんなシーズンでは着付けするトップ/ボトムのサイズまで本部が指示してあげましょうね。
 2012/02/23 09:08  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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