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コレクションに背を向けて
 毎シーズン、コレクションが始まる頃になると当社スタッフはそれに背を向け、各ブランドの店頭を何周もして「ブランドツリー」の作成に入る。ブランドミックスにせよテナントミックスにせよ、テイストのみならず開発手法や物作りのスタンス、MD手法や編集手法まで反映した「ブランドツリー」をきちんと詰めておかないと実務に耐えないからだ。
 80年代にはコレクションと店頭MDにほぼ等量の時間を割いていたように思うが、今では1対10以上に開いてしまったのではないか。それだけコレクションブランドの存在がマイナーになり、世の主流がMDブランドになってしまったと言う事なのだろう。あるいは業界が忙しく世知辛くなり、時間を取られる割りに(自己満足以外の)メリットの薄いコレクション見物が疎まれるようになったのかも知れない。
 コレクションを見ればブランドのカルチャーやテイストは位置づけられるが、展示会や店頭を見ないとMDの組み方やシーズン展開は解らない(MDを組まない事がコレクションブランドの特質と言われた時代もかつてはあったが・・・)。評論家にとってはカルチャーやクリエイションが判ればよいのかも知れないが、MDのプロはそうは行かない。変にクリエイション信仰にのめり込むバイヤーもいるが、第一線のバイヤーこそブランドのMDを見極めて欲しいものだ。
 2012/01/26 09:07  この記事のURL  /  コメント(0)

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プロフィール
小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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