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FCの色々
 数日前の日経にワールドが地方スーパー向けに「シューラルー」のFC展開を広げるという記事が載っていた。元々「シューラルー」は小商圏の小型SCに適した自社ブランド編集低価格ママ子カジュアル業態で、単価や販売効率と運営費のバランスから見れば直営店の拡大には限界があった。
 そんなワールドと低価格ママ子カジュアル商材の入手に苦労する地方スーパーの利害が一致して、FC展開を拡大するという機運になったと思われる。
 FC展開(以下、FC契約と言う)はジー側が店舗投資してザー側が商品や運営ノウハウを提供するもので、ザー側が店舗投資してジー側に運営を委託する販売代行とは区別されて来たが、曖昧な言い方をする企業もままある。FC契約は資金力はあるがノウハウを欠くローカル企業が選択するもの、販売代行契約は運営ノウハウ/人材はあるが資金力を欠く企業が選択するものと考えられる。
 FCの一種にバーチャルSPAという概念があるが、これは直営店と同じ商品補給管理下で(当然、同じVMD運用下で)直営店と同じサービスを提供せんとするもので、本社の在庫補給管理下で同一水準の運営が行われる限り、FCか販売代行かは問われない。ただし、買い取り型FCはこの概念を満たさない。
 ワールドは70年代のオンリーショップ当時から買い取り型のFCで卸し事業を拡大したが、DCブランドブーム以降は直営店展開にシフト。90年代に入ってはバーチャルFCを初め様々なFCモデルを模索して来たが、直営店主導体制が崩れる事がなかった。今回のFC拡大もローカル小商圏業態に限っての部分的な取り組みになるのだろう。
 2012/01/25 09:15  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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