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教えて下さい
 新年第1週は業界もまだ休み明けで動きが鈍く、アクセルを踏み込めないまま1週間が過ぎてしまいました。経済も消費も冷え込みが深まる中、派手に動こうという企業は少数派で、出店やブランド開発の抑制はもちろん、事業整理やリストラという声も大手中心に拡がりつつあります。逼迫していた企画/MD系人材の流動性も回復しそうで、ここは人材不足を解消するチャンスかも。
 昨年春来の百貨店のリモデルは悉く惨澹たる結果に終わりましたが(浮ついた高級化が空振った)、等身大のコンビニエンスを狙った東京駅大丸のメンズ(レディスは何を狙ったのか理解に苦しむ酷い構成とレイアウトでしたが)、地域の需給ギャップを埋めた有楽町のマルイだけは上手くいったようです。有楽町のマルイが順調に離陸した分、周辺百貨店の競合フロアは軒並み二桁減が続いており、割高なNB揃えを一歩も出られない百貨店OL/ヤングアダルト売場の限界を露呈しました。マルイは価格も歩率も百貨店と駅ビル/ファッションビルの中間に位置付けられ、外部の商業施設にも出店できる自主MD売場のバラエティは百貨店にも駅ビル/ファッションビルにもない魅力です。自主MD売場が実力をつけていけば日本のノードストロムに化けるかも知れませんね。
 当社はこれら実り無き百貨店のリモデルには一切、関わっておらず、郊外大型SCの格付け調査と構成企画に注力しています。年明けからは埼玉最後の空白市場を制圧する某RSCの構成企画に取り掛かっていますが、郊外SCとしては異例に団塊世代が厚い市場で百貨店核が希求されるのですが元気な百貨店が見当たらず、どうしたものかと苦慮しております。米国の例を見ても、郊外RSCで百貨店が成立するには自主MD売場中心の構成で買取り商品を店間移動して消化する体制が不可欠で、リージョナル毎に4〜6店舗を布陣する出店政策を採っています。日本の百貨店がそんな姿に進化して郊外RSCに多店化していく日が来るとは、現状を見る限り想像もつきません。サティあたりが編集精度を高めてお手頃NBを取り込んでいった方が遥かに現実的でしょう。とりあえず、おじさんおばさんが泣いて喜ぶテナントのリストアップに注力するしかありません。いいお店/ブランドがあったら是非、教えて下さい
 2008/01/15 10:46  この記事のURL  /  コメント(0)

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小島健輔(こじまけんすけ)
小島ファッションマーケティング代表
感性に依存しがちなファッション業界にあって、客観的なデータに基づくマネジメントを提唱し、現場の技術革新を起点とした経営戦略を訴え続けてきたビジネス・エンジニアである。ファッションビジネス、流通業から外資SPAまで及ぶ多彩なコンサルティング、ブランド/小売業態から商業施設までのプロデュース活動の一方、経済紙誌、業界紙誌にも寄稿。
2016年 経済産業省アパレル・サプライチェーン研究会委員。

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